1995年の開業以来、地域に溶け込んだ医療を提供している「福井耳鼻咽喉科」。
耳・鼻・喉の不調やアレルギー症状など、一人ひとりの困りごとの原因を確かめることに重きをおきつつ、その上で的確な治療を提案することを大切にされています。
今回は、同院が特に注力している“めまい”の検査をえぷり編集部が体験してきました!
福井耳鼻咽喉科クリニックの福井 康二院長に独自取材!(頼れるドクター)
専門性の高いカウンセリング
めまいの検査は、まずは福井康二院長によるカウンセリングからスタート。生活の中でめまいを自覚する場面や、めまいの症状があるときのものの見え方についてヒアリングを受けます。一見、めまいは耳鼻咽喉科と関係が薄いように思いますが、実は一般的なめまいの約半数は耳が原因だと言われているそうです。頭痛やおう吐などその他の自覚症状があればこのタイミングで伝えると良いかもしれません。
様々な検査から総合的に原因を判断
次は聴力検査。耳の中で、体の平衡を保つ働きの部位ときこえに必要な器官はすぐ近くにあり、内耳の病気が原因でめまいが起こっている場合はきこえかたにも変化が出るからだそうです。聴力検査は、音が聞こえている間ボタンを押す方式のものです。少し緊張しましたが説明も含め3分程度で終わりました。
体重計のような三角形の台に乗る検査。こちらは、重心動揺計検査といって体の平衡がわかる検査だそうです。目を開けたパターンと目を閉じたパターンで実施しました。台の上に立っている間の重心の動きにより、ふらつきを数値化できるということでした。
次は、めまいと末梢前庭系の関連があるかを確かめるvHIT(ビデオヘッドインパルス検査)という検査です。聴力検査や重心動揺計検査に加わる形で、こちらの検査も2022年の診療報酬改定による保険適用となったそうです。検査は、専用のゴーグルを付け、先生やシステムの指示に従って赤や緑の点を目で追うだけ。「検査中も、表示される画面に酔ったり気分が悪くなったりした場合は遠慮なく伝えてくださいね」とのことでした。
検査終了後に患者本人も検査映像を見ることができます。今まで、自分の目がどんな動きをしているのか意識したことがなかったので、とても新鮮でした!
検査はこれで終了。検査結果のデータを見ながら、総合的に考えたときに可能性が高いとされるめまいの原因について福井先生から説明を受けます。体験したえぷり編集部スタッフはどこも目立った異常はありませんでしたが、内耳に由来する病気の場合は内服薬やリハビリテーションなどの適切な治療を始めるそうです。また脳の異常が疑われる結果が出た場合には、重篤な状態になる前に専門機関を紹介してもらうことも可能なのだとか。
最近は、更年期の女性や高齢者の方の他、中学生や高校生など若い方からの相談も増えてきていると福井先生は話していました。他人に症状や辛さを伝えるのが難しいとされるめまいですが、適切な治療を継続することで症状が治まる可能性があるそうです。
「加齢や体の疲れもそうですが、過度なストレスや睡眠不足などがめまいの症状を引き起こすこともあります。気になる症状があれば、自分だけで抱え込まず、早めにご相談ください」
基本情報
店名
医療法人 福井耳鼻咽喉科クリニック
住所
松山市安城寺町523-1
電話番号
営業時間
9:00~12:30(土曜は~12:00)、14:30~18:00
定休日
祝日 日 臨時休診あり
駐車場
有