「えぷり」とは?

バリシップ2025 西日本最大の国際海事展がやってきた! 【愛媛/今治市】

2025.4.18 えひめのあぷり編集部

2025年5月22~24日開催! 「造船のまち」を満喫しよう!

愛媛県今治市と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?
サイクリストの憧れ「しまなみ海道」や、ふわふわで吸水性バツグンの「今治タオル」、B級グルメの「今治焼豚玉子飯」や「今治焼鳥」など、美味しい&楽しいスポットがいっぱいですよね。

でも、それだけじゃないんです!
実は今治市は日本でもトップクラスの「造船のまち」なんです。

市内には14もの造船所があり、2023年には1年間で約80隻の新しい船が造られました。
なんと! これは日本全国で造られる新造船のうち約20%にあたります。
日本は島国であり、海外から運ばれる貨物の99.6%を船が担っているというから驚き!

市内には日本最大級の造船団地もあり、道路からは巨大なクレーンや建造中の大きな船が見えることも。
まさに「海と一緒に生きるまち」といえる風景が広がっています。
海と関わりの深い都市、全国でもなかなかな珍しいですよね。

日本最大級の国際海事展『バリシップ』とは?

そんな今治で2009年から隔年で開催されているのが、国際海事展「バリシップ(BARI-SHIP)」です。

2025年には第9回目を迎えるこのイベントは、造船や舶用機器など海事産業の最先端が集まる展示会で、日本を代表する規模の大きなイベントです。

もうひとつの有名な展示会「Sea Japan」(2026年4月開催予定)と1年おきに交互で開かれ、どちらも業界では大注目のビジネス!

「バリシップって、業界の人しか行けないイベントでしょ?」と思っている方も多いかもしれません。
実は…バリシップの最終日は、家族で楽しめる体験イベントが盛りだくさん!

2025年のテーマは「今治で未来と出会う」。
子どもたちが船やものづくりにふれ、「将来こんな仕事もあるんだな」と感じられるような体験型のプログラムもたくさん用意されています。

造船や海の世界は、普段の暮らしではなかなか知る機会が少ないもの。
でもバリシップでは、それを遊びながら・見ながら・体験しながら、家族みんなで楽しむことができちゃう!
そんな楽しみ盛りだくさんのバリシップを紹介していきますね。

22・23日は業界関係者向け、24日は一般公開日!

まずは、5月22日(木)と23日(金)は業界関係者向けのビジネスデーです。

会場となるのは、メイン会場の「テクスポート今治」をはじめ、「地場産業振興センター(X-Tech Lab Imabari)」、「今治港」や「はーばりー」など。
展示や商談、セミナーなどが関係者限定になりますがたくさん行われます。

X-Tech Lab Imabariでは、協働ロボットや3Dプリンタのデモンストレーション。

また地元の産業とテクノロジーが融合した展示に加え、ケータリングによる地元銘菓の提供や、今治市のふるさと納税を紹介するコーナーも登場予定。

地域とビジネスが結びつく交流の場としています。

そして、最終日の5月24日(土)は一般公開日!
この日は、お子さん連れの家族も訪れるお祭りのような雰囲気で、造船所や港、展示会場など市内あちこちでイベントが開催されますよ。

メイン会場のテクスポート今治では展示ブースがファミリー向けに一般公開されます。

操船シミュレーターで船の操縦体験ができたり、ろうそくの炎で進む“ポンポン船レース”を楽しんだり、オリジナル缶バッチを作ったり、制服を着て“なりきり船員”で写真を撮ったりと、楽しめるプログラムがたっぷり用意されていますよ。

他にも “見て・触れて・学べる”体験コーナーがずらり。
イベント当日は、会場周辺にたくさんのキッチンカーが並びます。

テクスポート今治の前の通りを通行止めにして、この日だけの特別なキッチンカーロードに変身。
食べ歩きしながら、イベントを楽しむのもおすすめです♪
今治焼豚玉子飯や鯛飯など今治グルメも堪能しちゃいましょう!

港エリアには次世代の船が集結!

今治やはーばりーでもたくさんの催しが開催されています。
会場には、話題の展示船が続々と寄港します。

水素とバイオディーゼル燃料を使う次世代燃料旅客船「HANARIA」は、環境技術に興味のある方にも大注目。
船内の見学も可能です。

海の上で風を感じながら、未来の船の姿を肌で感じられるなんて、なかなかできない体験ですよね。

また、内航ミライ研究会が開発した「SIM-SHIP1 mk2(ちゅらさん)」は、空気潤滑システムやコンテナ型バッテリーなど、先進のエコ技術が詰まった貨物船。

学生や技術者はもちろん、ちょっと理系に興味があるお子さんにもオススメです。
弓削商船高専の練習船「弓削丸」も5月24日限定で登場し、出張オープンキャンパスとして船内見学と説明会が開催されます。

そのほか、おもちゃで未来の船をつくって今治の海に実際に進水させる「未来の船デザインラボ」も登場です。

こちらは事前予約制ですが、子どもたちの創造力が育める楽しいワークショップになりそう。

もちろん、こちらでもキッチンカーが出店しているのでグルメは充実!
今治焼豚玉子飯やせんざんき、鳥皮焼きとこちらも今治グルメ味わえます。
会場周辺には軽食からがっつり系、スイーツまで盛りだくさんです♪

普段は入れない! 5社による造船所・工場見学ツアー!

バリシップ2025の中でも特に注目したいのが、造船所・工場見学ツアーになります。
この日だけ特別に、今治市内の5つの企業が工場を開放し、迫力のある造船の現場や工場を見る事ができますよ。

普段は入れない場所に入れる貴重なチャンス!

「今治造船」では、広い工場の中を見学できるだけでなく、模擬進水式や高所作業車への乗車体験まで。
子どもだけでなく、大人も思わずワクワクしてしまう体験が盛りだくさんです。

恒例の餅まきイベントも2回開催予定。
小さなお子さん連れのファミリーにもぴったりですよ♪

また、「新来島どっく」では、大型船が浮かぶドックの底の部分まで案内してもらえます。
船がどう建造されているのか驚かされるはず!
非日常感たっぷりで、大人もテンションが上がります!

「BEMAC」では、電気機器の製造ラインを見学でき、併設の「みらいミュージアム」では未来の船の技術を親子で一緒に学べます。

操縦シミュレーター体験はちょっと難しいけど、その分何度も挑戦したくなる面白さ!
大人から子供までハマります。

「潮冷熱」では、工場見学に加えて、バルーンゲートやスタンプラリー、おさんぽペンギンなど、遊びいっぱいの体験がたくさん用意されています。

「眞鍋造機」では、ミニクレーンの操縦体験や大きなクレーンの展示もあって、「はたらくのりもの」が大好きなお子さんには夢のようなスポット!
家族でスタンプラリーに参加しながら、各企業を巡ってみるのも楽しみ方の一つです。

実は…各企業によって記念品やお土産をもらえるかも♪
これが全部無料で体験できるというのも、うれしいポイント!

各会場間は無料シャトルバスが巡回するので、移動もスムーズ。
さらに、臨時駐車場(しまなみアースランド前)も用意されていて、車でも安心して訪れることができますよ。

子どもも大人も夢中になる、船の世界へ出航♪

バリシップは“海の仕事”や“ものづくり”の楽しさ、そして“未来の技術”と出会える場所です。
専門知識がなくても全く問題なし!
家族で行けば、きっと新しい世界が開けるはずです。

ちょっとお出かけ気分で行ったつもりが、帰る頃には船が好きになってるかもしれません。
船や海のことを少しだけ知ってみるだけで、きっと今治というまちの魅力ももっと深く見えてくるはず!
皆さんも5月24日(土)は、バリシップ2025で今治の魅力を満喫しましょう!

■ バリシップ2025
開催日/2025年5月22日~24日
開催時間/各イベントにより異なるため公式ホームページをチェック
開催場所/テクスポート今治ほか
住所/愛媛県今治市東門町5-14-3
料金/無料
お問い合わせ/今治市海事都市今治推進課(0898-36-1606)

バリシップ2025 公式HPはこちら

バリシップ2025サブイベント情報はこちら