【Question】
認知症の進行を遅らせる薬があると聞いたのですが本当ですか?

【Answer】
はい。アミロイドβを取り除き病気の進行を遅らせる薬があります
【Doctor's Profile】
藤澤 睦夫 院長
1990年香川大学医学部卒業。日本脳神経外科学会専門医。日本脳卒中学会専門医。患者とその家族に寄り添った医療の提供に努めている
アルツハイマー型認知症に、治療という新たな選択肢を
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβというたんぱく質が異常に蓄積し、やがて記憶障害や認知機能低下を引き起こすものだ。
「片木脳神経外科」では、これを減少させる新しい点滴薬を導入。従来の飲み薬が神経伝達物質を補い症状を和らげるものであったのに対し、新薬は原因に働きかけ、進行を遅らせる可能性があると報告されている。

▲周囲の人の気づきが、早期発見と治療開 始につながる第一歩となる
2023年に国内で初めて保険適用となり、その翌年にも別の薬が承認され、現在は全国で段階的に導入が進んでいる。対象はアルツハイマー病による軽度認知障害や軽度認知症と診断された人で、投与前にはアミロイドPETや髄液検査で蓄積を確認する必要がある。
治療は原則18か月の継続投与が基本で、経過によって延長が検討される。特定の遺伝子型では副作用のリスクが高いが、定期的なMRI検査で多くは対応可能とされる。

▲最初の検査はCTで。その後、PETや髄液 検査で確かめてから投与が始まる
藤澤院長は「早期に気づき治療を始めれば、自立生活を長く保てる可能性があります。ご家族の協力も大切です」と話す。新薬の登場により、これまで経過観察するしかなかった人にも、治療という新たな選択肢を提示できるようになったのだ。
新体制で地域医療を強化 ニーズに合う取り組みを推進

▲法人内の介護施設でも利用者数が増 加し、地域に支持されている
「片木脳神経外科」を運営する医療法人隆典会は、2024年秋に新理事長を迎え新体制となった。これに伴い、各部署で目標を明確に定めるなど、スタッフ全員が一丸となって取り組める体制を整え、地域医療と介護の充実に力を入れている。

▲脳神経外科の診療所として、手術件 数も今治市内でトップレベルを誇る
さらに高齢化に伴い増加する認知症や脳疾患への対応として、新薬の導入や介護分野との連携にも注力。地域のニーズを丁寧にくみ取り、強みを磨き続けながら還元していく姿勢が鮮明だ。
藤澤院長は「新しい体制のもと、医療と介護を融合させ、患者様やご家族に安心を届けていきたい」と力を込める。
医療法人隆典会 片木脳神経外科の施設情報と診療時間・休診日

| 施設名 | 医療法人隆典会 片木脳神経外科 |
| 電話番号 | 0898-22-1102 |
| 住所 | 今治市別名274 |
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
| 8:30~12:00 | ● | ● | ● | ― | ● | ● | ― |
| 12:00~16:30 | ● | ● | ― | ― | ● | ● | ― |
※診療は予約制。予約外受付は8:30~12:00
※臨時休診あり
医療法人隆典会 片木脳神経外科のアクセスマップ
「今治IC」から車で約6分
医療法人隆典会 片木脳神経外科の基本情報
店名
医療法人隆典会 片木脳神経外科
住所
今治市別名274
電話番号
営業時間
8:30~12:00、12:00~16:30
定休日
※水曜午後、木・日曜休診 ※臨時休診あり
駐車場
有