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【vol.3】松山中平歯科Presents!「歯を知れば、人生が変わる!」

2023.7.4 えひめのあぷり編集部

歯を最高の状態に導く自費診療

歯を知れば、人生が変わる!

インプラントをはじめ、先進技術を駆使した高度な歯科治療を行っている中平先生に、 タウン情報まつやまの女性読者組織“himeko”たちがインタビュー。 患者一人ひとりに合わせた質の高い治療を提供するため、自費診療での歯科治療に注力する先生の、歯科医療への思いを伺います。

Vol.3 松山の市政、歯科医療を考える

【左】himeko/松山市市議会議員
田中 エリナさん
松山市議会議員。株式会社リクルートを経て、株式会社ミシェル起業。2016年には「愛媛プロレス」を旗揚げするなど女性起業家として活躍。また松山銀天街商店街組合理事も務め、地元愛媛の活性化に尽力している。


【右】松山中平歯科クリニック/院長
中平 賢吾院長
2014年神奈川歯科大学卒業。その後、同大学大学院で歯髄生物学を専攻し、歯学博士を取得。インプラント治療のスペシャリストである父親のクリニックを引き継ぐ形で2017年開業。

「松山を魅力あるまちへ。市政と歯科のリーダーが未来を語る。」

【田中エリナさん(以下、田中)】先生のクリニックって、自費診療一本化を進めておられるなど、独特な路線を歩まれている印象があります。

【中平先生(以下、中平)】
保険治療は最低限の治療を目的としているので、さらに質の高い治療を求めていくと、どうしても保険外の治療になってしまうんです。これまで当院では保険診療も含めた歯科診療を行ってきましたが、今後は完全に自費化するということで、より患者さんお一人おひとりに対し自由度の高い治療が提供できると考えています。

【田中】自費化にするということは、より高度な歯科医療を求める方が来院されると思うのですが、地方において、どうやってそういう情報だったり技術だったりを得ているのですか?

【中平】基本的にはセミナーや学会などで情報をアップデートしています。同時に日々の臨床において、一つひとつの治療をただ漫然と行うのではなく、フィードバックしながら治療していくことを大事にしています。地方でセミナーや学会が開催される機会が少ないため東京や大阪に行くことが多いのですが、近年コロナ禍でウェビナーが流行ったこともあり、Web上でセミナーが受けられるような環境整備が非常に加速していることを感じています。

【田中】そうですよね。IT分野において、おそらく地方だと医療と農業が一番恩恵を受けるといいますか、今後すごいスピード感で進化していく分野だと思いますが、いかがですか?

【中平】医科と歯科では、IT化にかなり差があるんです。なぜかというと、歯科医師の仕事はほぼ技術職だからです。例えば医科で問診をしてお薬を出すことはAIでの対応が可能ですが、歯科の場合、虫歯を削って詰めるためにはどうしても医師の手技が必要なんです。歯科において、IT化を進めることが難しいのはそのためです。ですから、地方にいかにしてドクターを集めるかっていうのはとても重要な課題ではありますね。

【田中】人口に対して、松山市の歯科医師の数っていうのはどうですか。

【中平】やはり歯科医師の数はどんどん減ってきていますね。団塊の世代といわれる先生方が引退して閉院する歯科医院は増加しているのに対して、新しく開業する先生が少ないという現状がありますし、圧倒的に勤務医の先生がいらっしゃらないんですよ。一つの歯科医院に、院長先生以外の歯科医師が在籍している歯科医院が少ないんですよね。当院でも、すでに患者さんをすごく待たせてしまうという状況が起こっています。お一人おひとりの治療にしっかりと時間を確保していることもあり、次の予約が1カ月後ということになってしまっています。

【田中】予約が取りにくいというのは、私も歯医者さんに通う上で一番の悩みです。しかも、この日この時間しか空いていませんと言われてしまうと、どうしようって…。特に議会中だと全く休めないので、歯が痛いまま過ごさなくてはいけないというツラさはありますね。

【中平】ですよね。このたび自費化を決意した背景には、そんな状況も関係しているんです。どうしても保険診療を混合していると患者さんが増えすぎてしまったり、全く予約が取れなくなってしまったりするので、完全に自費化をして、治療のスタートからゴールまで、患者さんに寄り添ってしっかりと計画を立てて行っていこうと思いました。患者さんによっては、全ての予約を最初に取る方もいらっしゃいますよ。例えば11 回の治療スケジュールだったら、11 回分全部予約を取って、その通りに来ていただくという感じですね。そうすれば患者さんとしても、こちらサイドとしてもスケジュールが立てやすく、スムーズに治療が進むのかなと思っています。

【田中】なかなかこの地方都市で自費診療だけに振り切るのって、反発や反対意見があったのではないですか?

【中平】自費診療も保険診療も行うとなると反発もあるかもしれませんが、自費だけに特化することに関しては、他のクリニックさんがあまりされていないことなので、逆に反発は少ないのかなと思っています。エリナさんは松山市議会議員になられたとき、周囲の反応はいかがでしたか?

【田中】そうですね。私も政治の世界に飛び込んだとき、派手な服装をしないようになどのご意見をいただくことがありました。でも、子どもたちに憧れられる職業にしないと、いい人材が入ってこないですし、「選挙なんか行ってもどうせ変わらんよな」って思ってしまう…。一人の力でも空気が変わっていく部分は絶対ありますから、もっと若い方、変化をしていきたいという方を入れていくっていうのが大事なんだと思います。私はやはり前に出ることで、こういう政治家もいるんだと女性が憧れてくれて、なりたいと思ってもらえるキャリアを確立していきたいと考えています。ただ、日本って目立つことや稼ぐことがちょっと悪いように思われていますよね。アメリカって逆じゃないですか。アメリカの歯科医療って私はすごくいいなと思っていて。一番大事なのは選択肢が多いことだと思うんです。日本の保険医療の場合、自分に合った医療を選ぼうとしても、特に地方都市だと選択肢が限られている気がします。

【中平】日本の歯科医療は地方も都市も全体的に質が低下してきています。これは国民皆保険の影響も少なくないと思います。例えば研修医だろうが、何十年の経験を持つベテランの先生だろうが、誰が治療をしても同じかぶせ物だったら同じ値段なのって、明らかにおかしいですよね。私はこれまで技術も積んできましたし、もっと患者さんに良い治療を提供したいから、誰がやっても同じ保険診療ではなく、自費専門にしますということです。そんなクリニックがもっと増えて、患者さんが質の良い治療を選べるようになるのが一番いいんですけど、保険診療の中だけで選ぶとなると、難しい部分がありますね。

【田中】私も以前、歯の根っこの治療をしたときに、うまくいかなかったことがありました。悪いところを全部取りきれてなくて、結局歯がダメになって抜くしかないと言われて…。ショックでしたね。

【中平】本当に歯の根っこは大事なので、当院では根っこの治療に関してはこれまでもすべて自費で行ってきました。自費診療で時間をかけて、精度の高い治療をしないといけないのに、保険診療は驚くほど料金が安いので、どうしてもいい治療ができないんですね。それで虫歯が全部取り切れていなかったり、再治療になったり抜くしかなくなったりという不幸が起きてしまう。歯の根っこは、家に例えると基礎の部分。だから本来失敗は許されないはずなんです。

【田中】先生の得意分野はインプラント治療ですか?

【中平】当院では、インプラント治療が一番強みではあるんですが、それに加えて全顎治療。インプラントを含めたお口全体の治療に力を入れています。かぶせ物、歯の根っこの治療、噛み合わせもとても大事なので、そういった顎全体を整える治療にプラスしてインプラントを提案しています。インプラントにはさまざまな外科手術のレベルがあるのですが、骨をつくる手術など、一般の開業医ではなかなか行ってない手術にも対応しています。

【田中】口腔外科的な処置に長けてらっしゃるのですね。

【中平】そこには自信を持っています。また、可能な限りデジタル化も積極的に進めています。例えば型取りって粘土のようなものを口の中に入れて行うのが一般的ですが、当院では、インプラントの場合は口腔内スキャナーという専用のカメラで行います。カメラを使ってお口の中を撮影し、そのデータを3Dモデル化してCT の情報と重ね合わせ、インプラントの計画を立てていくんです。当院のインプラント手術に関しては、ほぼデジタル化が進んでおり、模型をつくることなく、データ上でかぶせ物が出来上がるところまできています。すでに歯科技工士が1つ1 つ手作業でつくる時代ではなく、コンピュータ上で設計して、当院の待合室にある機械で削り出しをするんですよ。

【田中】すごいですね!この機械がもう歯科技工士さんじゃないですか。

【中平】そういう意味で、技工面は効率化が進められる部分ではあります。

【田中】先生、先ほど歯科のIT化は難しいとおっしゃっていましたが、歯科のDX、かなり進んでますよ。

【中平】ですが、こういった機械を導入しているクリニックはまだ少ないと思います。

【田中】私はとても健康で、今まで病気や怪我で入院したこともないんですが、歯だけは子どもの頃から悪いんです。それでいろんな歯医者さんに行くんですが、なかなか粘土での型取りが難しいこともあって。カメラで撮れるというのは初めて知りました。ここまで歯科のDXが進んでいると、松山市政のDXについてお話するのがお恥ずかしい面もありますが…、先生から見て、松山市政に対して改善してほしい点などはありますか?

【中平】やはり先ほどお話したドクターの問題でしょうか。松山市の医療も今は成り立っていますが、おそらく20 年経ったら危ないのではないかと。地方に行けば行くほど、医療崩壊が起こるだろうなと思っています。その理由の一つが、圧倒的な歯科医師不足です。当院にも南予から多くの患者さんが来られていますし…。やはり医療人を確保するというのは、そのまちを支えていく上ではとっても大事なことだと思うので、どうしたら来てくれるのかなっていうのは常々考えています。

【中平】我が家は、今4人の子どもがいるのですが、やはり4人を育てていくのはかなり大変ですね。経済的なこともありますが、一番の懸念は、私も妻も両親が県外にいて、身近に助けてくれる人がいないことですね。今は隔週でそれぞれの親がサポートに来てくれているので何とかなっているという状況ですが、親のサポートがなく、共働きだったら無理だろうなと思います。なので、安心して預けられる場所作りっていうのはやっぱり不可欠ではないでしょうか。

【田中】日本って女性がなかなか職場に復帰できなかったり、社会のリーダーになれなかったりという現状があります。女性の労働力って、人口で考えると大きいはずなのに、どうしても出産後に戻ってきづらいといった課題がありますよね。女性が出産後でも戻ってこられるような職場づくりなど、先生のクリニックで何か工夫されてることはおありですか?

【中平】愛媛県でも歯科衛生士不足が問題になっていて、県の歯科医師会の方々が復職支援などもされていますが、やはり女性の復職はなかなか難しいところではありますね。歯科業界も年々新しい機器や技術の導入があり、1回産休で休まれてまた復帰となると、数年のブランクをハードルに感じてしまうのかなと思います。当院では、受付のスタッフが1度出産で退職しましたが、数年後にまた復職されたことがありました。そのときは、その方と相談して時短勤務を提案したり、勤務日数の調整をしたり、子どもが熱を出したときなども休みやすい体制づくりを整備し、女性の働き方に関する制度面を充実させました。また当院は賃金も比較的高めだと思いますので、そういう意味でも復職はしやすいのかなと思います。地方に行けば行くほど賃金格差がどうしても出てくるので、都心部に女性が流出してしまうというのは、やはり賃金の面も大きいかなと思いますね。

【田中】出産後の女性のライフスタイルはさまざまなので、丁寧にオーダーメイド型で働けるような環境を整備されているのは素晴らしいですね。政治に関しては、全体的に地方議員自体、なり手が少ない上に、女性となるとそもそもなりたい人がいないという現状です。加えて社会における女性リーダーや企業の役員となると、実は子育ての問題よりも、抜擢しようにもなりたい女性もいなければ、実力的にそこまで勉強ができている女性も少ないということが言えると思います。それは女性が男性に比べ劣っているということではなく、そもそもの教育の問題なのかなと思います。社会風土的に、結婚したら辞めるという考えの方が多いとどうしてもそうなってしまいますし。

【中平】やはり、そういう意味では、エリナさんのように社会を引っ張っていける女性リーダーが必要なんでしょうね。憧れる存在というか。例えばドラマを観て、その職業に憧れて目指すとか、実際に学校の授業などでさまざまな仕事をしている人の話を聞いて、目指すようになるというのもあると思うので、教育ってとっても大事ですね。

【田中】そういった面は確かにありますね。今回のお話を聞いたら、中平先生のもとで働きたいって女性は増えそうな気がします。

【中平】女性にとっては働きやすい環境かなとは思うんですけどね。基本的には定時で終わりますし。あとは歯科医師が来てくれたらと思っているんですが、なかなかですね。

【田中】そこはもう私が今専門分野として取り組んでいるPRでお役に立てれば!松山はシティプロモーションが上手にできていないために、住みやすいまちだよっていうイメージが意外となくて…。

【中平】私も関東の方に求人を出すことがあるんですが、ただ“歯科医師募集”と出しても、「それって別に東京でもできるよね」ってなってしまうんです。何が違うかっていったら、やっぱり環境ですよね。愛媛・松山の良さっていうのをしっかりと前に出して、東京での生活と愛媛での生活の違い、これぐらいゆっくり時間を過ごせるんだよというのをアピールしながら、今後も求人を出していこうかなと思ってはいます。

【田中】先生は以前関東でも暮らしておられたんですよね。生活面の違いなどはいかがですか?

【中平】大学から関東に出て、神奈川と東京で暮らしたのちに愛媛に帰って来ました。私は出身が今治なので、松山ははじめて暮らすまちでしたが、やっぱり来てよかったなっていうのは思いますね。特に子育てがしやすい。幼稚園も、都会だったらかなり倍率が高いんだろうなと思うんですよ。でも松山は他の幼稚園も含めて比較的入りやすいのではないでしょうか。そういう受け入れの体制があるのは非常にいいですね。また3歳から保育料の補助もありますし、子どもを育てていくのにはとてもいい環境だなと感じています。

【田中】子育てしやすいまちということを、もっとPRしていきたいですよね!

同院のホームページはこちら!

松山中平歯科クリニックの基本情報

店名

松山中平歯科クリニック

住所

松山市千舟町4-4-6 共栄興産千舟町ビル7F

電話番号

089-915-0777

営業時間

10:00〜13:30、15:00〜19:00

定休日

祝日 日 水 

駐車場

有(提携コインパーキング)

えひめのあぷり編集部

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