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農業と福祉をマッチング!農福連携で新しい未来が実現する【株式会社アグリトリオ】

2023.1.26 えひめのあぷり編集部

愛媛県では、アフターコロナを見据え、産業の稼ぐ力の更なる強化のため、デジタル技術やロボットを実装し、地域課題の解決にチャレンジする「デジタル実装加速化プロジェクト」を展開中。

採択事業者のプロジェクトの様子をお届けしています。

農業人口の減少や高齢化は、愛媛県内だけではなく日本全体で深刻な問題だ。

さらに、福祉の分野でいえば、障がい者の就職率の低さや障がい福祉施設の工賃の低賃金も大きな課題である。

DXの力を使って、この2つの課題を解決する実装プロジェクトが愛媛県内でスタートする。

マッチングアプリで2つの課題を一気に解決する

(チャレンジャー:株式会社アグリトリオ)

「農作業の人手不足」と「福祉事業所の施設外就労支援」という2つの課題を解決するべく立ち上がったのが、株式会社アグリトリオ。

株式会社アグリトリオは、現在、愛知県内で登録掲載無料のマッチングアプリ「農Care」のサービスを展開している。

今回のプロジェクトでは、株式会社アグリトリオが展開している「農Care」を愛媛県仕様に改良し、人手の欲しい県内の農家と就労先を探している福祉サービスや事業所をマッチングする。

株式会社アグリトリオは、すでに農家と障がい者をマッチングしてきた実績から、障がい者が農業をするためのノウハウを持っており、農家にそのノウハウを提供することができる。

例えば、障がい者が働く際は、ユニット(支援員+障がい者)で作業を行うことにしているが、これにより、農家・障がい者の双方が安心して作業ができる。

また、マッチングアプリを使うと、色々な農家さんと働けるため、障がい者にとってはいろんなところで働けるというワクワク感を提供することもできる。

さらに、動画のマニュアルを用意することで作業の予習復習が可能で、最終的には双方の評価がよければ就職もできる仕組みだ。

これまでの利用者からは以下のような声が届いている。

【農家側からは】
・こんなに出来ると思っていなかった。働き手として十分考えられる。
・自分の仕事を通じて社会貢献ができている喜びがある。
・障がいの知識がなくても農福連携に協力できる。

【障がい者側からは】
・農作業が健康維持と心の安定をもたらしてくれる。
・農家さんからの「ありがとう」が活力になる。
・作業の成果を見て感じられるため、達成感がある。

スマホ1台で完結!「農Care」の利用方法

マッチングアプリ「農Care」はスマホ1台あれば、登録から仕事の選択、作業指導、仕事の応募から契約成立までの全てが完了する。

手続きも容易なため、登録の際の負担は少ない。

▶アグリトリオのHPはこちら

周知活動からスタート!利用者の拡大を目指す

(実装フィールド:東温市・県内各地)

実装プロジェクトは、労働力に悩む農家の確認と同時に、愛媛県内の就労継続支援B型の施設外労働への取り組みの確認からスタート。

将来的には多くの農家が利用するサービスにまで事業を拡大させることが目標だ。

「ボーダレスに!楽しく!」。みんなが幸せに働ける世の中に変えていくことを目的とした実装プロジェクトがスタートした。

▶トライアングルエヒメについての紹介記事はこちら

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