【おこもり読書日和vol.1】編集部たっちーセレクト!「雨の日に読みたい本」5選

2024.5.8 えひめのあぷり編集部

みなさんこんにちは!小説や漫画などの読書が好きな編集部たっちーです。
このコーナーでは新刊から話題の本まで、様々なジャンルの本をご紹介。
あまり本を読まない方でも楽しく読める作品をピックアップしました!

第一弾のテーマは「雨の日に読みたい本」。
これからの梅雨の時期でおうち時間が増えるなか、じっくりと読み込めるものや“雨”に関する作品をセレクトしました。

今月のイチオシ本

『かがみの孤城』

辻村深月(ポプラ社)

ジャンル:ファンタジー・ミステリー

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。

切なくも温かみのある本屋大賞受賞作!

映画化や『金曜ロードショー』での放送で話題になった作品です。
学校が全てだった10代の頃を繊細に表現した、大人にもおすすめしたい一冊。
ラストにかけての怒涛の伏線回収に圧巻されること間違いなし!

『いま、会いにゆきます』

市川拓司(小学館)

ジャンル:恋愛小説

秋穂巧は妻の澪に先立たれて以来、ひとり息子の祐司とつつましく暮らしていた。そんな梅雨のある日、逝ったはずの澪が森の中に姿を現すが、彼女は生前の記憶を失っていた。

【編集部コメント】
何気ない日常にこそ幸福がある。最後はタイトルの意味に涙します。

『喫茶月影の幸せひと皿』

内間飛来(宝島社)

ジャンル:ライトノベル

満月の夜にしか訪れることのできないその喫茶店では、様々な事情を抱えてやって来たワケありのお客様に“特別なひと皿”を振る舞うのだという。涙あり笑顔ありの短編集。

【編集部コメント】
今月の特集にある喫茶店で読みたくなるショートショートです。

『死神の精度』

伊坂幸太郎(文藝春秋)

ジャンル:サスペンス

8日間かけて調査対象の人間を観察し、その人間に“不可”の判断を下せば死が実行される。クールでありながら少し天然な雨男の死神・千葉が出会う6つの人生をめぐる。

【編集部コメント】
タイトルに“死神”とありますが“死”への暗さがあまりない作品です。

『わたしの美しい庭』

凧良ゆう(ポプラ社)

ジャンル:児童文学

悪癖、気鬱となる悪い縁すべてを断ち切ってくれるといわれる、マンションの屋上庭園にある「縁切り神社」。そこへ訪れる“生きづらさ”を抱えた人たちと「わたし」の物語。

【編集部コメント】
「世間」や「普通」に惑わされず生きる登場人物に心打たれます。

タウン情報まつやま6月号から新連載開始!

5/20発売「タウン情報まつやま」6月号から、本の紹介コーナー「編集部たっちーのおこもり読書日和」の新連載が開始!
今回ご紹介した本も掲載するのでお楽しみに!

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