【注目】「稲川淳二の怪談ナイト」全国ツアー50公演前にインタビュー!

2024.7.5 えひめのあぷり編集部

今年で77歳を迎える稲川淳二さんの全国ツアー『稲川淳二の怪談ナイト』が今年も開催! 7月中旬から始まる50公演ツアーを控え、通算公演回数1000公演を超える稲川淳二さんに、公演への想いや意気込みを合同インタビューで語っていただきました。怪談の語り部として長年活躍している稲川さんが、今年のツアーで届ける恐怖と感動の物語、その魅力に迫ります。

愛媛の公演概要

【開催日時】2024年9月14日(土)17:00~(16:00開場)
【会場】松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール(松山市湊町7-5)
【料金】6,600円

※全席指定 ※未就学児のご入場はご遠慮ください

稲川淳二プロフィール

1947年8月21日、東京都渋谷区恵比寿生まれ。現在76歳。元祖リアクション芸人として、そして怖い話をする人気タレントとして茶の間を賑わせていた45歳の年に始めた怪談ライブの反響の大きさに感銘を受け、残りの人生を“怪談家”として没頭することを決意する。2012年には“MYSTERY NIGHTTOUR 稲川淳二の怪談ナイト”の20年連続公演の偉業が認められ、8月13日が「怪談の日」として制定(日本記念日協会)された。また、昨今は怪談家としての活動のみならず、障害者の子どもを持つ親の見地からバリアフリーや人権がテーマの講演会にも精力的に参加している。2021年からはパラアーティストの活躍の場を拡げる団体に助力し、『稲川芸術祭』と称する絵画作品コンテストを開催している。

INTERNIEW

―今年で32年目の連続公演ということで、ツアー中に77歳を迎えられますね。そんな中、昨年より1公演多い50公演で日本全国を回りますが、今年のツアーで大切にしたいことは何ですか。

稲川淳二さん(以下、稲川):絶対にライブ感は大事にしたいですね。例えば、怪談は怖いけど、ついみんなで話したくなる。何か面白い、楽しいと感じる、そんな怪談の魅力を大事にしたいです。怪談は怖いと思われがちですが、その怖さが実は楽しいんです。楽しむ怖さ、これを味わってほしいですね。


―笑ってしまうほど楽しい話しからぬるっと怪談に入っていく。その境目がないのがまた良いと以前おっしゃっていましたが、そんな作品になるということですか。

稲川:はい!


―昨年の怪談は“事件を語る”をテーマにチャレンジされていたと思いますが、今年は“怪談らしい怪談”がテーマですね。なかでも、今年のキーワードのようなものはありますか。

稲川:“夏の思い出”ですね!遠い昔の話なんだけど、だんだん現代に蘇ってくるような。人間って昔の出来事でも、何か気になっていたことは覚えているんですよね。時間が経っても消えることはない。私もね、どんなに寂しくて辛いことがあっても、そこに何らかの想いがあると、その当時の想いが色褪せないんです。あとね、今年の話は面白いですよ。一つの話が終わって「はい、次の話は~」ではなく、一区切り話しが終わってもずっと流れるように続いていく内容なんです。


―ただ時間が過ぎていくなかでも様々なことが起こる、聴く側によって一つのお話しでも印象が変わっていくような怪談になりそうで楽しみですね。また、怪談の内容だけでなく、会場の雰囲気や装飾にもこだわられていると思いますが、怪談の世界観のコンセプトとかはありますか。

稲川:今年はね、穏やかで豊かな雰囲気になると思います。ゆったりとした時間があれば怪談らしい時間もあり、怪談なのにふっと笑えるときもありますよ。

―今年で32年怪談を続けられていますが、そのモチベーションはなんですか。

稲川:やっぱり人は、期待されると頑張っちゃいますよね。もしファンがいてくれなかったらここまで続けてこられなかったと思うんです。お客さんたちが楽しみにしてくださると「もっと面白い話を、もっと楽しい時間を過ごしてもらおう」と欲が出てきて、元気にもなってくるんです。そうして気が付くとこんなに長く続いていたんです。特に長くやろうと思っていたわけではないんですが、やっているうちに続いていたんです。あと、今年は77歳だからこそ話せる怪談があります。途中で止まりそうになったり暗くなったりしないで、すーっとその世界に身体が吸いこまれていくような、そんな話しをしたいですね。


―新作をまとめる期間は大変だったかと思いますが、制作期間はどのように乗り越えましたか。また、何か息抜きみたいなものはありますか。

稲川:実は12月から12月にかけて体調不良だったので、制作期間が全然なく、厳しい状況だったんです。でも、すごくいい感じにまとまりました。何かしていないと落ち着かない性格が良い方向にいったんですかね(笑)だから私は息抜きができないんですが、常に何かしているときの方が心が休まるんですよね。


―今まで500近くのお話があると思いますが、正直なところ500作品の内容全て覚えていますか。その中に四国に関する話はどれくらいありますか。

稲川:は全て頭に入っています!ただ四国に関するになると、どれくらいあるかはすぐにはわからないですね。でも、私と四国はすごく合うと感じているんです。他の地域の会場より四国の会場の方が盛り上がると感じることが多いのが嬉しいですね。

―過去に愛媛でも公演されたことがあり、今年も9月に公演があると思いますが愛媛のファンの方々にメッセージをお願いします。

稲川:愛媛はね、若いころから何度も行っているし好きな場所ですよ。松山城にも登ったことがあるし、坊っちゃん列車を運転したこともあります。愛媛の人はね、とっても温かいんです、気持ちが良い!愛媛の人が持っている感性も好きで、公演に行く度盛り上がるのがとても嬉しい。なんといっても、今年は去年以上に盛り上がりますよ!なぜかっていうと、去年のような“事件”を扱うわけではなく、ありふれた状況、起こりうる状況を題材にしているのでより親近感のある内容になっているんです。怖いんだけど不思議で楽しい、そんな時間を過ごせるので楽しみにしていてくださいね~!

松山公演のチケット販売中!

【販売先】
■ローソンチケット(Lコード:61306)
■チケットぴあ(Pコード:652-936)
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TEL;089-947-3535(平日11:00~17:00)

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