編集部が徹底取材! 愛媛の医療情報ガイド2022
知りたいけど、何を参考にすればいいかわからない医療のこと。今知っておきたいクリニックの特徴や、ドクターに聞いてみたいことを編集部が取材!自分に合ったクリニックを探してみて。
Q:子どものおねしょに悩んでいます
A:ためらわず、お越しください。お子さまにあった治療法を一緒に探していきましょう|たかいわ小児科・髙岩 正典院長
2021年4月に開院したばかりの小児科医院。「地域の保健室」になるという目標を掲げ、お子さまの急な体調不良や喘息、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患を適切に分かりやすく診療している。
「うちの子は”ダメな子“なのでは」と不安になっていませんか?
おねしょをしてしまうのは、小学校へ上がってもよくあるお子さんの症状です。新入生が100人いたら実際15人はおねしょをしているんです。ご自身やお子さんを責めないでくださいね。
おねしょ(夜尿症)との向き合い方
5歳を過ぎてもおねしょが1週間2回以上で、3ヶ月以上続くなどの場合は「夜尿症」と診断され、治療が有効な場合があります。おねしょのお子様をご家庭で優しく支えていく前に、ホルモンの異常やその原因となる脳内の病変、腎臓と泌尿器の異常など、単なるおねしょじゃない病気の可能性が隠れていないかを評価します。
重篤な原因が無ければ、夜尿症は膀胱が尿を出そうとする活発さ、あるいは機能的な大きさの成長過程の個人差に、ストレスなどの心的な原因等が重なっている状態であり、ご本人、ご家族の不安を取除くことが大切です。
夜尿症は徐々に卒業していく「普通の」成長過程の一部であり、卒業を後押しする効果が高い治療方法がたくさんあります。「修学旅行や、宿泊訓練までに頑張ってみようね」など、それぞれの生活ステージに合わせた時期に、まずはおうちで出来る簡単な生活習慣の見直しから、焦らず取り組んでいきましょう!
まずはおうちで記録! 焦らず治していきましょう!
当院が作成したチェックシートを用い、晩御飯の時から就寝までの水分量、就寝までに排尿はしたか、おむつの使用前と、夜尿した後のおむつの重さを計って、どのくらい出ているかを排尿確認などを行い、尿の状態をおうちでチェックしてもらいます。
お子さんに合わせた治療法を行います!
おねしょ卒業までのスピードアップを助けるお手伝いのためのアラーム機能や生活指導、お薬を使って治しています。松山赤十字病院の泌尿器科などの専門機関とも協力し、その子に合わせてスケジュールを立てていきます。
悩まれている親御さんたちへ
院長含め、スタッフ全員でお子さまの不安を取り除くよう寄り添って治療をしています。ストレスをかけることなく落ち着いて卒業していきましょう。保険診療内でできますのでお気軽に声をかけていただければと思います。学校の健康診断の尿検査で引っかかって来院されるお子さまも多いですよ。「こんなことで病院に行くのは大げさかな」という些細なことでも、ぜひ積極的に「地域の保険室」として当院を頼って頂ければ嬉しいです。
基本情報
店名
たかいわ小児科
ジャンル
小児科
住所
松山市小坂4-7-12
電話番号
営業時間
9:00~12:00、14:00~18:00、土曜午後4:00~16:00
定休日
無休
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