
今年で10周年を迎えたDINING KICHEN 蔵の一期一会
こんにちは。
南予に移住して早6年目のCHISAです。
今回は、西予市三瓶町にある【DINING KITCHEN 蔵】さんに、お邪魔しました。
こちらのお店、私にとって思い出の場所です。
南予に引っ越してきてまだ間もない頃、南予地区で初めて外食したお店が、ここ蔵さんです。
ここ、美味しいんよ~!とランチを食べに連れてきてもらったのがきっかけでした。
私にとっては初めての南予での生活。
少し不安もあった時期だったので美味しいお店があること知って、少しワクワクした思い出の場所です。
道の駅『潮彩館』のすぐ近くにある、和モダンなお店

いつ行っても活気ある「いらっしゃいませ!」の声で出迎えてくれる、蔵さん。
入店するだけで気持ちが明るくなるそんなお店。
西予市三瓶町の道の駅、潮彩館から徒歩約2分の場所にあります。

駐車場は道路わたってすぐのところに焼き鳥いこいさんと、共同の駐車場があります。(軽・普通車合わせて全部で8台止められます。)

一から建てたという店内は、店主のイメージ通り!
個室もあり、掘りごたつで、和モダンな落ちつきのある空間、ついつい長居しちゃいます。

年齢層は幅広く、子連れ家族でも安心して来れるお店です。
一期一会をテーマにお店をオープン、三瓶にお店を出すと決めた店主の軌跡を聞いてみました

このお店を切り盛りするのが、10年前に地元に帰郷し、蔵をオープンさせた店主。
今年の5月25日でめでたく10周年を迎えました。
お店のテーマである「一期一会」は店主の好きな言葉。
東京で修業したお店のテーマも一期一会だったそうでそれ以来、大事にしている言葉だといいます。
故郷である三瓶町でお店を出したのは、飲食一本でやってきた店主の挑戦。
店を出すと考え始めた時、せめて大洲や八幡浜にせんかと反対や心配する声もあったそうです。
でも三瓶で店を出すと決めた1番の理由は自分の力を試してみたい、三瓶で成功したら本物かな!?という気持ちもあり、地元三瓶でお店を出すことを決めたといいます。
デスクワークと違い、飲食店は体を動かして働けることのが、楽しかった。
大学生の時に、焼き鳥屋さんで初めてしたアルバイトから今まで、飲食一本できたそうです。

東京の和食屋さんで約3年修業をつみ、大洲市の居酒屋で約10年料理長の経験を経て、35歳の時にDINING KITCHEN 蔵をオープン。
大洲での飲食時代、料理長の傍ら、洋食や中華は経験がなかったことから、独学で一から勉強。
色んなところを食べ歩き、美味しいと思った料理は何度も試作を重ね、その味に近づけるように努力したそうです。

今回の大人のお子様ランチにもある、ふわふわ半熟オムライスも、半熟のオムレツを習得するまで約2カ月かかったそうです。
「僕、2カ月ずっとまかないオムレツです。」
と笑いながら話していた店主ですが、嫌になりながらも諦めないところ、料理への追及にほんと余念がないと感じます。
『漢前(おとこまえ)ランチ』と『お姫様ランチ』

洋食の経験なかったとは思えない数々のランチメニュー。
その中からとにかくインパクト大なのが、大人のお子様ランチ!
名前から思いついたことをきっかけに、試しに作ってみたら…。
「インパクト凄かったんです!!」笑
と、店主も納得の出来だったそうです。
料理がでてきた瞬間の夢のような気持ち、ほんとテンション上がります!

蔵さんに来れば、子どもと一緒にパパもママもお子様ランチ♪
「好きなものしかない!!」
と、誰もが一度は頭をよぎるメニューではないでしょうか。

こちらが『漢前(おとこまえ)ランチ』(1,320円)
チーズ入オムライス、メンチカツ、鶏のから揚げ、エビフライ2本、と豪華なワンプレート。
食べ応えも男前級です。

こちらは『お姫様ランチ』 (1,320円)
チーズ入オムライス、サーモンマリネ、エビのミニグラタン、エビフライの素敵なラインナップ。

エビグラタンのエビがプリップリでたまりませんでした。
「結構仕込み大変なんですよ…」
と話す店主ですが、メニューに入れた当初は両方とも人気過ぎて、事前に仕込んでいた分では足りず、仕込みながら営業したこともあったといいます。
10周年を経て、DINING KITCHEN 蔵がめざすものとは…

飲食は浮き沈みが激しい…。
コロナの時は本気で潰れるかと思った…。
と話していた店主に、失礼ながらも10周年を振り返り、
「お店やってよかったですか?」
と伺うと、
「やってよかったですよ!!自分が好きなことなんで!」
と、迷いなくそう返事がかえってきました。

「仕事は楽しんでなんぼよ~。」と、話す店主ですが、この取材を通して仕事に関しては余念がないと、何度も感じました。
料理の仕込みには2日から3日、時間をかけるといい、お客さんのマンネリ化は避けたいと新メニューも出す一方で、お客さんの〇〇ないの?と言われるのも申し訳なくて減らせないと話していました。

また、こんな貴重なお話も。
お客さんによって味付けをかえることもあると。
年配の方には気持ち薄めの味つけにしたり、お子さまがいる席の方には唐辛子ぬきましょうか?と声かけたりすることもあるといいます。
些細な事ですが、ありがたい気遣いですよね。
釣った魚を捌いてほしいとのご要望にお応えすることもあるそうで、1人厨房で奮闘している最中でも、多少の時間もらえるならやるかな~と話していました。
率直に理由を聞くと、
「お客さんの要望に応えられない自分に情けない気がする」
と…。

そんな店主に、今後の目標を伺うと、
「三瓶から愛されるお店っていうとあれやけど、僕の目標は、『いこい』さんなんです。
『いこい』さんって三瓶のソウルフードというか、昔っからみんなに愛されているお店だから…
そんな風になれればいいなと思っている。」
と話してくれました。

私が南予で最初に出会ったお店は、間違ってなかった!
本当にそう言いたい!
未来の三瓶町のソウルフードになっているかも⁉
大人のお子様ランチが食べられるお店、【DINING KITCHEN 蔵】さん。
南予にお越しの際は、ぜひ、足を運んでみてください。
DINING KITCHEN 蔵の基本情報
店名
DINING KITCHEN 蔵
住所
西予市三瓶町朝立1-548-25
電話番号
営業時間
ランチ11:30~14:00(LO13:30)/居酒屋17:00~21:30(LO21:00)
定休日
月曜
駐車場
有(普通車6台・軽2台)