【INTERVIEW】47都道府県ツアー中のシンガーソングライター坂口有望さんにインタビュー!

2023.11.7 えひめのあぷり編集部

7月にリリースした新曲「URL」がTVアニメ「ホリミヤ-piece-」のエンディングテーマに決定し、ますます活躍の場を広げているシンガーソングライターの坂口有望さん。自身初の47都道府県ツアー中ということでライブのエピソードをはじめ、これからの展望などを編集部たっちーがインタビューしました。

坂口有望(あみ)さんプロフィール

2001年生まれ。2015年、曲作りを始めたばかりの中学2年生・13才の時に初めて三国ヶ丘FUZZのステージに立つ。2017年、シングル「好-じょし-」でメジャーデビュー。2020年2月、TVアニメ「ランウェイで笑って」オープニングテーマ曲の「LION」リリース。同月よりTikTokを開始すると、弾き語りによるカバー動画を中心に話題を集め、TikTok内での総再生回数は1,000万再生を超え、若い世代から注目を浴びている。現在のフォロワー数は約30万人。2022年7月、メジャーデビュー5周年を記念しE.P.「XL」をリリース。
同年9・10月、メジャーデビュー5周年記念「XL Tour」を約3年ぶりに全国7大都市8会場にて開催。2023年7月、TVアニメ「ホリミヤ-piece-」のエンディングテーマ曲「URL」をリリース、現在12月23日まで47都道府県「全国声波-ゼンコクセイハ-」を開催中。

INTERVIEW

TVアニメ「ホリミヤ-piece-」のエンディングテーマとして注目されている新曲の「URL」ですが、どのような想いで楽曲を制作されましたか。

「ホリミヤ-piece-」のエンディングテーマとして書き始めた曲ですが、“URLのリンクから別の場所にとぶように、大切な人のもとへ飛んでいきたい”と考えることが以前からあったので、それを曲に取り入れたいと思っていたんです。実際にアニメや原作を読んで、「主人公の堀さんもそんなことを考えかねないな」と感じて(笑)堀さんが歌っている雰囲気に寄せて作りました。


―特にお気に入りのフレーズはありますか。

Dメロの「daremoshiranai kimi」(誰も知らない君)をアルファベットで歌うフレーズです!曲名からもパソコンやキーボードのイメージが浮かびやすいのかなと思うのですが、リンクのようなものをキーボードで打ち込んでできるフレーズも“URL”という曲ならではのこだわりですね。

―曲を作る上で大切にされていることはありますか。

メロデと歌詞は同時に制作することが多いのですが、「これを伝えたい、届けたいな」と最初に決めてから作っていますね。私がこの活動を始めるきっかけにもなりますが、“言葉があってなんぼだな”というのが前提にあるんです。音楽はただ楽しく、ノリ良く聴いたりBGMとして聴いたりする人もいると思いますが、私にとってはメッセージがちゃんと届いてこその音楽だと考えています。


―歌手になったのも、メッセージを届けたいという想いがあったからなんですね。

そうですね。あと、言葉を届けることでちょっとでも“救い”になったらと思うんです。私も、辛いときに心が落ち着いたり前を向けるようにするために音楽を聴いたりしていました。曲を通して届けた言葉がエネルギーになって、良い方向に進んでもらいたいという想いで書いています。


―メロディや歌詞はふとしたときに思う浮かぶのですか?

「作ろう」と思って書いてはいるんですけど、やっぱり身体がリラックスしているときの方が浮かびやすいですね。だから湯船に浸かっているときや「寝よう」と思って横になった瞬間に(歌詞が)降ってきたりするので、割と直感的に作ることも多いです


―メジャーデビュー曲「好-じょし-」はメロディーがポップですが歌詞が切なく、女の子の弱いところを上手く表現されていると感じました。

そう感じてもらって嬉しいです!しっとりとした曲で泣くのはよくあることだと思うのですが、「有望ちゃんの曲はアップテンポな曲でも泣けてきちゃう」とファンの方に言われたことがあって。音楽として楽しくノリがありつつも、自分の込めたメッセージは人の心に触れるような曲を書けるように突き詰めていきたいですね。

新しいことにも挑戦する、新鮮なライブがしたい!

―ライブ「全国声波-ゼンコクセイハ-」が始まっていますが、ライブ中のエピソードを聞かせてください。

今回のライブでも毎回セトリが違っていて、曲もその日来ていただいた方の顔を見て決めたりとかして、いつも自由なライブをしているんです。あと、何度もライブをしていくうちにこなれるというか、段取りのような流れになるのが絶対に嫌なんですよね。それもあって、追加公演を入れたら全部で50本(ライブが)ありますが、折り返しの26本目のタイミングで、自分が普段弾いていない鍵盤を入れてみようと思ったんです。もちろんこなれたライブにもならないし、私も「ちゃんと弾けるかな~?」というドキドキもありました。“何が起こるか分からない”ライブが後半からまた始まったので、私らしいライブの一つですね。


―後半から新しいことを取り入れたんですね。

はい。前半はアコギとエレキギター、後半からアコギと鍵盤でライブしています。今回のライブが始まる前から、「どこかで鍵盤を入れてみよう!」とは思っていました(笑)


―見ている側も飽きることなく楽しめそうですね!

そうなんですよ。だから今回の50本のライブのうち、23本来てくれる人もいますね。セトリを変えたり急に新しいことも告知なくすることがあるので、音響スタッフや照明泣かせなところもありますが(笑)ファンの方は、ライブの内容を毎回変えている魅力にも惹かれてくれているのかなと思いますね。ライブ中に「この曲かこの曲かで迷っているけど、投票とっていいですか?」って聞いたりもしています。


―初の47都道府県ツアーですが、今までのライブより大変なこともありますか。

大変さよりもありがたしさしかないですね。ほとんどの県に行ったことがなくてこのツアーをしているので、自分の知らない町で自分の音楽が聴かれているのを目の当たりにして“奇跡”みたいなことだなと思います。ファンの方からも「こんなところまで来てくれたんだ」と喜んでいただいて、どのライブもすごく愛のある空間ですね。


―今回のツアーでは「即興CMソング」もしているんですよね。

そうです!せっかく全都道府県回らせてもらっているので、ライブ開催地の地元のおすすめのものを聞いたりしているのですが、それだけじゃ面白くないので、ステージ上で聞いたものに関するCMソングを作って、その場で披露しています。関係者も来ているので、あわよくばCMに起用されれば…というところまで考えられたコーナーです(笑)

一同:(笑)

私がBOXから、事前に募集した開催地の地元に関するものが書かれた紙をいくつか引くっていう流れですが、すごく面白かったです!特に、三重県で募集して紙を引いたときに「私のおすすめは吉田沙保里さんです」って書かれていて(笑)人のCMソングってどうなのかなって思ったんですけど、せっかく引いたのでその場で作りましたね。このコーナーもTikTokで公開しているので、良かったらチェックしてみてください!

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大学を卒業して更にステップアップ

―今年大学を卒業されましたが、学業とアーティスト活動の両立は大変でしたか。

大変でしたね。でも、どちらもある分1つのことに根詰めなかったので息抜きにはなりました。大学に入ってからは自分の好きな英語に集中できたのが良かったですね。


―それでいうと英語の歌詞がある曲にも挑戦したいと思いますか?

挑戦したいです!私が海外でも活動してみたいというのもあって、昔から「英語はちゃんと勉強しておこう」とは思っていました。でもこの挑戦は、まだまだ先になりますね。


―まずは日本でもっと活動したいということですね。

そうですね。今年大学を卒業して自由な時間が増えたので、やってみたかった47都道府県ツアーがようやくできました。でも、今回はどっちかというと“私のことを知ってくれていた人、曲を聴いてくれていた人に会いに行くツアー”という想いが強かったです。これからは、もっと自分のことを知ってもらうことも目標の一つにしています。あとは、今まで作ってこなかったジャンルの曲にも挑戦したり、制作する曲数も増やしたりしていきたいです。


―愛媛のファンへメッセージをお願いします!

私のことを知らない人にも知ってもらうために、曲を作り溜めたタイミングでもう一度“ゼンコクセイハ”したいです!またライブでも愛媛の方にお会いしたいです。楽しみにしててください!

LIVE INFORMATION

【47都道府県ツアー「全国声波-ゼンコクセイハ-」】
12/2(土)@高松LIVE HOUSE燦庫-SANKO-
開場:16時30分 開演:17時
前売:¥4,000(税込・全自由) ※別途ドリンク代必要

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