【注目】「blast!」出演キャストの石川直さんにインタビュー!

2024.6.18 えひめのあぷり編集部

「金管楽器」「パーカッション」「ヴィジュアル・アンサンブル(ダンサー/カラーガード)」の3つのパートから構成される、アメリカ発のパフォーマンスショー「blast!(ブラスト)」が、9月8日(日)に松山市民会館に開催!公演を前に、出演キャスト・石川直さんを招いた合同インタビューが行われ、公演への想いを語っていただきました。その模様をお届けします。

「blast!」公演概要

【開催日時】2024年9月8日(日)18:00~(17:30開場)
【会場】松山市民会館(松山市堀之内)大ホール
【料金】S席11,000円(1F)、A席9,900円(2F中段まで)、B席8,800円(2F中段以降)、C席7,700円(2F中段以降サイド)

石川直プロフィール

石川直(ルーディメンタル・スネアドラマーショークリエイター マーチング指導者)

世界を席巻する唯一無二のスネアドラマー。15歳からパーカッションを始め、「University of Tennessee at Chattanooga」に入学後、本格的に音楽の道へと進む。1995年「The Cavaliers Drum and Bugle Corps」にスネアドラムで入団し、DCI(ドラム・コー・インターナショナル)で団体優勝。同時に、ハイ・パーカッション・アワード(最優秀パーカッション賞)も受賞。2000年、大学卒業後「blast」に入団。2005年以降は、堂本光一主演ステージ「Endless SHOCK」に出演。近年は後進の指導にも力を入れ、多くの団体を全国大会へと導いている。

INTERNIEW

2000年から2019年にも「blast!」にご出演されていたと思いますが、今回、再びご出演が決まったお気持ちを聞かせてください。

石川直さん(以下、石川):ものすごくやりがいのある舞台なので、シンプルに「嬉しいな」と思いましたね。また、コロナでエンターテインメントを発信するのが難しくなってきた時期もあり、演者としてはもう出演しないと思っていました。ですが、今回お声掛けをいただいたとき、僕自身まだ演奏することの充実感を持っていましたし、まだ続けていきたいと思ったので参加させていただきました。


―これまで「blast」でパフォーマンスしてきて感じた魅力はどんなところですか。

石川:とにかく見に来ていただくお客さんと演奏する僕らも楽しいと感じるところですね。この公演は“おまつり”のような雰囲気なので、それを準備する側の私たちと見に来てもらうお客さん側が一緒に楽しむ意味で“究極のホームパーティー”だと感じています。

 

―“一緒に盛り上がる”。とても素敵ですね。

石川:そうですね。「blast」の特長として、客席に入って演奏するというのがあります。休憩中や公演後も演者がロビーに出てパフォーマンスをしたりお客さんと近い距離で交流ができたりするのが魅力ですね。客席と舞台との垣根を崩していくことで、立場が違えどその空間や時間を共有できるのが面白さだと思います。

―石川さんにとって「blast」はどのような存在ですか。

石川:もうライフワークと呼べるくらい大切なものです。中学・高校の頃からマーチングバンドや吹奏楽をはじめて今ではオーケストラもしているんですけど、当時は「brast」のような団体は存在していませんでした。当時のめり込んでいたことが今でも続けられているのが本当に光栄であり幸運だなと思いますし、それを生業にできているのが幸せですね。

 

―そんな「blast」との出合いはどういったものでしたか。

石川:出合いは本当に偶然でした。大学時代にアメリカでマーチングの世界大会に3年連続で出場していたんです。その時、ワールドチャンピオンや個人でのソロの経験があり、その経歴を評価されて、ある日「blast!」発足時のパーカッションのディレクターさんから「オーディションを受けてみないか」と誘われました。当時は大学卒業前で学業に専念することを伝えましたが、卒業後に再び興味があれば連絡するよう名刺をいただいたんです。卒業後に連絡を取ったところ、第2期募集のタイミングだったので応募し、そこからのご縁となりました。


―そうだったんですね。そのときには「blast」の演奏は聴いていましたか。

石川:実はオーディションに受かった時点ではまだ聴いたことがなかったんです。合格後に施設に行って、最初のキャストの映像を見せてもらったのが初めてです。

 

―では、そのときに演奏を聴いて衝撃を受けたのですか。

石川:そうですね。実は僕が思っていたのとだいぶ違って、「あれ、来たところ間違えたかな」と思ったのが正直な最初の印象でした。とはいえ入ってきたし、これから2カ月のリハーサルとツアーも組まれていたので、ここから抜けるわけにはいかないと思ってこなしていく中で、ここでフォーマンスすることの楽しさや素晴らしさを見出すことができました。初年度はソロポジションではなかったのですが、だんだんソロで演奏したいという願望が出てきて、2年目でソロポジションをもらうことができました。

―これまでの「blast」の活動の中で、思い出や記憶に残っていることは何ですか。

石川:気の知れた仲間とツアー中に観光をしたことですね。みんなで箱根にいって温泉に浸かったり鎌倉に連れて行ったりと、外国人のメンバーに日本の文化を紹介するのが楽しかったですね。

 

―今年は21カ所のツアーに行くと思いますが、公演に向けての展望を教えてください。

石川:たくさんの方に見ていただきたいです。「blast!」の公演自体が5年ぶりなので、今回のツアーではディズニーバージョンの作品もありますが、ブロードウェイでも上演したオリジナル作品をぜひ見てほしいです。特に、吹奏楽やマーチングをやっている若い学生たちにとっては、強いインパクトを与える舞台だと思います。長い間公演ができず初めて見る学生も多いと思うので、楽しみにしていただきたいです。

―オリジナルのパフォーマンスというのは、どのような演出でしょうか。

石川:かなりスピーディーな動きや音楽に合わせた舞台になります。特にドラムに関しては「ドラムバトル」といわれるようなドラマーたちのアクティブなシーンもあります。音楽もクラシックからジャズ、ブルース、ロック、ラテンなど様々なジャンルを演奏します。また、全体の雰囲気が青色のシーンではジャズやブルースの音楽が流れるなど、“色”がテーマになった舞台も演出します。“色彩×音楽”の2つのジャンルを上手く織り交ぜて、2時間かけて披露していく。まさに「音と色彩の旅路」ですね。

 

―あっという間に時間が過ぎそうなほど楽しそうな作品ですね。

石川:そうですね。お客さんから「2時間もあると感じないほどあっというだった」と言われることもあり、それがすごく嬉しいですね。あとは「blast」の特徴としてインターミッション(途中休憩)の間もロビーで演奏したり、カーテンコール後にエントランスまで演奏しながらお客さんに案内や交流をするミートアンドグリートも取り入れています。このホームパーティー感・おまつり感があるのが「blast」の面白さだと思いますね。

 

―最後に、この作品への想いや意気込みを改めて聞かせてください。

石川:「blast」はサーカスのようなもので、音楽の知識が全くなくても楽しんでもらえる作品です。何も知らず手ぶらで来ても楽しんでもらえる、そんな気軽さも魅力の一つです。また、プロの方や吹奏楽をしている学生でも「こんなに自由に表現していいんだ」と思ってもらえる機会になると思います。ぜひ、多くの方にこの作品を体験してほしいです。

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