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「アルフォンス・ミュシャ展」で美しい女神たちに会ってきました! 【愛媛/松山市】

2025.5.29 えひめのあぷり編集部

愛媛県美術館に広がる柔らかく華やかなミュシャの世界

新居浜市在住の子育てママ、せきぐちです。
愛媛県美術館で開催中の「アルフォンス・ミュシャ展」へ行ってきたので、その様子をレポートします!

入り口から大きなミュシャのポスターに迎えられ気分が上がる愛媛県美術館が今回の展示会の会場。
展示会場が1階ということで、どこで開催されているかがとてもわかりやすくてよかったです。

前売りチケットを買っていたのですが、前売りチケットはまず入り口のカウンターでチケットを提示し、入場に必要なQRコードを発券していただく必要がありました。
観覧当日に限りコレクション展も観覧できるのですが、コレクション展の観覧にはQRコードが必要なので、無くさないようにご注意を!

未就学児は無料なので、一緒に行った2歳半の娘ちゃんは無料で入ることができました。
ただ、娘ちゃんも入場時にはQRコードを発券してもらったので、コレクション展も楽しむ予定なら、未就学児の分のQRコードも大切に持っておきましょう。

入り口にはミュシャのお写真があります。
ミュシャの作品は日常の中でも多く目にしてきましたが、今回本人のお顔を初めてしっかりと見て、この人から美しい女神が生み出されたんだとまずそこで感動!

展示室に入ると、柔らかく華やかな世界が広がっていてうっとりしてしまいました。
大きな作品や、精巧なリトグラフなど、どれも美しいものばかりでしたよ♪

リトグラフとは、平らな石や金属板に油性インクで描画して印刷する版画のこと。
描画したものがそのまま版になるため、自由な線や質感表現、多色刷りも可能なこの技法は、柔らかい色合いが特徴のミュシャの作品を残すにはピッタリ!

特にポスターで活躍したミュシャ。
美しいポスターの絵を保存するために、元のポスターより小さなサイズの多くのリトグラフが残っているのも印象的でした。

展示室内には椅子が置いてあり、途中で休憩も可能。
少し遠くから見てみると新たな発見があるかもしれないので、椅子に座って落ち着いて作品を見るのも面白いですよ♪

今回の展示で一番の目玉はやはり四国初公開の「星シリーズ4連作」。
このカラーリトグラフの作品ではミュシャにしては珍しく黒を多く使用していて、ダークな雰囲気の女神たちが一際目立っていました!

不敵な笑みが美しくも怖いこの4連作。
私は夜の艶めかしさというより、闇の怖さと深さを感じました。

今回のミュシャ展では一部を除き、ほぼすべての作品の写真撮影がOK。
お気に入りの女神を写真に収めれば、お家でも感動の余韻を味わえますよ♪


【愉快なメンバー紹介】
●せきぐち
ミュシャが描かれたものはこれまでたくさん目にしてきたが、実際の作品に触れたのは2回目。
柔らかい色合いと線の選び方のセンス、描かれる女性の美しさに感動。
新しく作られたリトグラフの作品は「ギリギリ買えるかも」という値段で売っているので、いつかお迎えしたいと思っている。

●旦那さん
初めはあまり興味はなさそうだったが、ワークシートを持ってじっくり回ると思ったよりよかったらしく、最後にはせきぐちより真剣に見ていた。
グッズもいつもなら「多分使わんからやめておいたら?」と言われるところ、「まあ、使うなら良いんじゃない?」と言ってくれたので、どうやら相当楽しんでいた模様。

●娘ちゃん
まだまだ絵のすごさはわからない2歳半。
わからないなりに「さっきと同じだよね?」とか「お姉ちゃんがいっぱいだね!」と言いながら鑑賞していた。
推し女神の投票では、なぜか愛煙家の女神に投票。なぜ?

愛媛県美術館の入り口には大きなミュシャが!
入り口からわくわくします。

展示会場の入り口にはミュシャのポートレートがありました。
絵はみたことがあるけど、顔は初めてしっかり見た気がします!

当時のポスターの名作を残すために作られた美しいリトグラフ。

会場内には各所に椅子があるので、休みながらじっくりと作品を見ることができます。
椅子には展示されている作品が載った本も置いてありましたよ♪

四国初公開の「星シリーズ4連作」。
少しダークな雰囲気で、美しい女神たちでした!

圧倒的な作品数! 広い展示会場を隅から隅まで満喫!

今回のミュシャ展では、代表的作品「ジスモンダ」をはじめ、魅力的な数々のポスター作品や、装飾パネル、図案集、雑誌、ポストカード、商品のパッケージなど合わせて約500点が展示されていました。
とにかく作品数が多く、全てをじっくり見て回るならいくら時間があっても足りないほどの圧倒的な作品数でしたよ〜!

様々な広告のデザインに使われた彼の作品たち。
生活の中に息づくミュシャの絵の美しさを存分に味わうことができました。

図案集の章はとにかく作品の多さにびっくり!
どれも細かく書き込まれていて、ミュシャの絵の上手さを一番感じられる章でした。

生活の中に根付くミュシャの作品をたくさん見られる章では、たくさんのものに彼の作品が使われていることを実感。
カレンダーやポストカード、お菓子や香水のパッケージにお皿など、ありとあらゆるものに描かれた女神たちを楽しむことができました♪

特に彼の祖国チェコでは、たくさんのものに彼の作品が使われています。
チェコを愛しチェコに愛されたミュシャだということを強く感じました。

また、今回の展示では彼の絵が挿絵に使われた本も多数展示。
ミュシャの挿絵が入った本なんて、それだけで欲しくなってしまいますよね!

さらには愛媛県だけの特別展示として、ミュシャに傾倒し大きな影響を受けた愛媛県出身の図案家杉浦非水を紹介する章が展開されていました。
この章のみ撮影不可でしたが、ミュシャの息吹を感じる作品がたくさん並んでいましたよ♪

図案集の作品はとにかく量がたくさんあります。
ひとつひとつじっくり見ていくと、ここだけで簡単に1時間は経ってしまいそうなほど。

挿絵がミュシャの本、素敵ですよね!
彼が今ほど注目されていなかった頃に、たくさん仕事を請け負ったのだそう。

ミュシャの祖国、チェコでは生活の中に彼の絵が溢れているんだとか!
切手にもミュシャ。

杉浦非水のコーナーは撮影禁止。
ただし、コーナーに入ってすぐのミュシャの作品のみ撮影可能でした。

ワークシートを片手に、もっと深くミュシャの世界へ!

「ミュシャ展で植物採集」というワークシートが展示内で配布されていて、そのシートに沿って作品を鑑賞することもできます。
さらっと見過ごしてしまいがちな、背景に描かれた植物に注目することでよりじっくりと作品を鑑賞できましたよ♪

ワークシートの問題に全問正解した方の中から抽選で10名にミュシャのペンケースが当たるチャンスが。
ぜひ参加して、より深くミュシャの世界を味わうとともに、ペンケースGETのチャンスを掴んでくださいね!

また、「推し女神総選挙」も開催中。
推し女神の下にシールを貼るだけでも参加できますが、推しポイントを書いて応募するとミュシャグッズGETのチャンスがあるので、熱い推しポイントを書いてみてはいかがでしょうか。

さらに、ミュシャの世界的コレクター尾形寿行氏のギャラリートークなど、関連イベントを開催中!
追加開催が決定したイベントもあるので、日にちが合う方は参加してみてはいかがでしょうか。

今回の展示では、作品を見ながら参加できるイベントを開催中。
より作品をじっくり見るきっかけになりますよね♪

展示会場に入ってすぐの場所でワークシートをGET。
2歳半では厳しかったですが、比較的低年齢の子どもでも楽しめる内容です!

推し女神総選挙も開催中!
好きな女神に、ぜひ投票してみては。

推し女神の推しポイントを書いて応募すると、グッズが当たるかも?
熱い想いを書いてみましょう♪

思わず欲しくなるものばかりのグッズコーナー

展覧会場の前のスペースには展示会の余韻を楽しめる心ときめくグッズがたくさん!
グッズの種類もバリエーションも豊富で、同じアイテムでも絵柄違いでいくつも欲しくなってしまうものばかりでした。

缶に入ったお菓子や文具、マグネットにタペストリーなどなど。
きっとあなたのお気に入りも見つかりますよ♪

私は今回買わなかったのですが、うちわが100円で販売されていました。
これからの暑い時期「今すぐ手元にうちわがほしい」と感じる方も多いと思うので、美術館からの帰り道に余韻に浸りながら涼めるのでおすすめ!

また、アクリルスタンドは愛媛会場から販売を開始したのだそう。
推し女神のアクリルスタンドで、「推し活」してみてはいかがでしょうか。

私が今回購入したのは、一筆箋と金の栞です。
一筆箋は中にも美しい女神が描かれているので、ちょっとメモを渡すときにおしゃれかなと思って買いました。

金の栞はちょうど最近読んでいる本に栞がついておらず、ちょうど栞が欲しいと思っていたので、即決。
ただ、バリエーションが豊富でどの女神にするかとても悩みました!

どちらも日常に彩りを添えてくれるので、買ってよかったです。
ミュシャが日常の中にあるとかなり華やかになるので、欲しいグッズは購入するのをおすすめします♪

紙袋が可愛い!
破れてしまうのがもったいなくて買わなかったんですが、買っておけばよかったと後悔中。

絵柄の種類が豊富なポストカード。
価格もお手頃なので、買っている方が多かったです。

グッズのアイテム数がたくさんある今回の展示。
グッズのランキングがあるのはありがたいですよね♪

ミュシャのグッズ以外にもたくさんのアイテムの販売が!

今回買ったのは一筆箋と金の栞。
さっそく使っていますが、美しい女神たちの姿に気分が上がります♪

たくさんの作品に触れることができた「アルフォンス・ミュシャ展 -アール・ヌーヴォーの華-」。
華やかで柔らかいミュシャの美しさにかなりときめきました!

日常の中に息づくミュシャの作品をたくさん見ることができたのもよかったです。
また、ワークシートに参加すればより深く作品を鑑賞することができるのでぜひご参加を♪

グッズを買ったので、今私の日常にはミュシャがいます。
栞を買った私は本を読むたびわくわくするので、ぜひあなたもミュシャ展で展示に感動してグッズを買ってミュシャがいる生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

アルフォンス・ミュシャ展 -アール・ヌーヴォーの華-情報

開催日/2025年4月12日(土)~6月22日(日)
開催時間/9:40~18:00(入場は17:30まで)
開催場所/愛媛県美術館 本館1階 企画展示室1・2
住所/愛媛県松山市堀之内
料金/あり(一般1,700円、高大生800円、小中生600円)
駐車場/なし(城山公園内に美術館専用の駐車場はありません)
お問い合わせ/「アルフォンス・ミュシャ展」実行委員会事務局(南海放送)
電話番号/ 089-915-3838(平日10:00~17:00)

南海放送公式HPはこちら

愛媛県美術館の基本情報

店名

愛媛県美術館

住所

松山市堀之内

電話番号

089-932-0010

営業時間

9:40~18:00

定休日

月 月曜(祝日または振替休日の場合は開館し翌日休館、毎月第1月曜は開館し翌日休館)、12月29日~1月3日

駐車場