
新居浜市在住の子育てママ、せきぐちです。
寒かったり、急に暖かくなったり、まさに三寒四温の毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
もともとアイドルを推していることもあり、私自身、何度か観劇経験があり、今回は「えぷり」の記事で見て気になったイワントモリ第三回公演「Nf3Nf6」を観劇することに!
久しぶりで少しドキドキしましたが、見終わった後は「愛媛県でこんなに濃密な体験ができるなんて」と感動しました。
いつもは一緒にいる娘ちゃんとも離れて、芸術に触れる癒しのひとときを過ごせて大満足だったこの日。
今回はそんなイワントモリ第三回公演「Nf3Nf6」についてレポートします♪
東温アートヴィレッジセンターで芸術を身近に感じる体験
坊っちゃん劇場のすぐ隣、クールス・モール2階の「東温アートヴィレッジセンター シアターNEST」で行われた本公演。
シアターNESTには劇場だけでなく稽古場や交流サロンもあり、創造・体験・発表の場となっているのだそう!
すぐ隣にある坊っちゃん劇場とともに、愛媛の演劇シーンを支えているシアターNEST。
どこにいても息遣いや言葉の温度感まで伝わる小劇場でした。観劇体験をしてみたい方はシアターNESTでどんな公演が行われているか調べて、興味のある作品を観にいってみてくださいね♪
今回私は最寄りの伊予鉄横河原線「見奈良」駅から歩いて行ったのですが、思ったより遠かったので歩いていきたい方はご注意を。
iPhoneのマップ機能の案内に従って行ったのですが、最終的に少し遠回りすることになったので、行き先は「坊っちゃん劇場」にしておけば良かったかなと思いました。
私は大街道で一度お店に入って再度外に出ると一瞬自分がどちらから歩いてきたかわからなくなるほどの方向音痴なのですが、道自体はまっすぐで迷うことはなかったので、お散歩がてら歩いていくのがおすすめ。
クールス・モールの前には広い無料駐車場が完備されていて、アクセスも良いので、車を持っている方は自家用車で行くのも楽ですよ〜!

クールス・1モールは青色が目印。
同敷地内にあるフジ側からだと右端です。

シアターNESTはエスカレーター上がってすぐなので迷いません!
下りは近くにエスカレーターがないので、エレベーターか階段でおりましょう。

シアターNESTの固定席数は66席。
どこにいてもはっきり全体が見えます。

私が現地に着いた時点で、ほぼ満席!
今回の舞台の注目具合がうかがえました。

お隣にある坊っちゃん劇場では「新 鶴姫伝説 ~鎧に白い花を~」を上演中。
5月1日以降は現時点で上演が予定されていないので、気になる方はお早めに。
「Nf3Nf6(ナイトエフスリーナイトエフシックス)」作品の魅力
今回上演された「Nf3Nf6(ナイトエフスリーナイトエフシックス)」は、2006年に東京都の人気劇団「パラドックス定数」が発表した作品。
「強制収容所」が舞台というなかなかヘビーな作品ですが、登場人物はたった2人でセットチェンジがあるわけではないシンプルな構成だったのでとても観劇しやすかったです。
かつて論文を共著した同志ながら、現在は看守と囚人という全く逆の立場になった2人の男の物語「Nf3Nf6」。
逆の立場になったことで離れてしまった気持ちと、それでも同じ未来を描きたかった2人だったからこそ今も変わらぬ気持ちが入り交じり、見ているこちらも感情をゆさぶられっぱなしでした。
歌やダンスはなく、たった一つの孤立した部屋を舞台にただただ2人の感情だけがぶつかり合う本作。
上演時間は休憩なしの100分と聞いたときは「長いかな?」と思ったのですが、観終わってみると本当にあっという間に感じました。

囚人が倒れるシーンでは、倒れた時の衝撃まで伝わるほど!
映像だと感じられないリアルさが演劇の醍醐味です。

たった2人で進む物語。
まさかの形での久しぶりに再会した2人の大きく揺らぐ心境が直に伝わります。

演じているとはわかりつつ、登場人物が2人とも本当にそこで生きているかのような感覚になりました。

落ち着いているように見せつつ、心の中ではぐるぐると感情が巡り、限界がきて爆発する。
あまり表には現れない変化や感情を、目の動きやしぐさ、表情一つで伝えるのが、演者さんのすごいところ!

セットは至ってシンプル。
この「部屋」の中で静かに物語が進んでいくのですが、2人が話していないときはあまりの静かさに思わず息を止めてしまうほどでした。
「チェスの定石“Nf3Nf6”と作品タイトルの意味
舞台上、中央にはテーブルがありその上に設置されているのが「美しいチェス」。
タイトルの『Nf3Nf6』は、『four knights opening』と呼ばれるチェスの定石的なオープニングで、互いに指し合う一手のこと。
私は偶然にも数か月前から少しだけチェスをかじっていて、駒の役割や動かし方、いくつかのテクニックを知っていたので、セリフの中で出てくるチェスにまつわることについて「それ知ってる!」と勝手に一人テンションが上がっていました。
ただ最前列で観劇していたので、残念ながら盤面が見えず、もう少し後ろに座っておけばよかったと少しだけ後悔。
ただ、この日は私が着いた段階でほぼ満席で席を選ぶ余裕がなかったんですよね。
最前列だからこそ伝わる迫力もあったので十分すぎるほど満足ですが、全席自由だったのでもう少し早めに到着して席を選べば良かったかなとも思いました。
また、この作品に出てくるのは「かつて論文を共著した同志」で、その論文の分野が数学!
つまりは数学者2人による物語なので、セリフの中でも数式が展開されたり、数学の話が出てきたりして、理系の私はそこも嬉しかったです。

「チェス」は相手への敬意を重んじる紳士のゲーム。
ゲームの始めには握手でスタートするのですが……

チェスの駒を使いながら話すシーンもたくさん。
チェスの駒名を知っているとよりわかりやすかった印象です。

このチェスはなぜ看守のもとにあるのか。
物語の中で重要な役割を持つこのチェスは第3の登場人物といっても良いほど。

壁に数式を書きなぐるシーンも。
頭の中では論理が組みあがっているのに手を動かすスピードが全く追いつかず、いつもより文字が雑になるのは理系あるあるだと思います。
物販・フォトスポット情報(観劇前後の楽しみ)
当日は、シアター前のホールにフォトスポットがあったり、「Nf3Nf6」のオリジナルグッズの販売があり、観劇前から楽しめました。
上演後には物販コーナーへキャストの2人も出てきてくださり、直接お話しすることができて嬉しかったです!
キャストの2人のサイン入りのチェス盤とチェスの駒があり、好きな駒を持って写真撮影ができたフォトスポット。
観劇前は時間がなかったので撮らなかったのですが、観劇後はそれぞれの駒から命の匂いを感じてうかつに触れなくなったので、先に撮っておけばよかったかなと謎の後悔を感じていました。
物販では私は缶バッジのセットを購入!
ライブでも観劇でもなんでもそうですが、終演後、猛烈にグッズがほしくなるのは全人類のあるあるでしょうか、それとも私だけですか?

ロビーには素敵なフォトスポットがありました。
どっちの色のどの駒を選ぶか、観劇の前後で変わりそう。

チェス盤にはキャストの2人のサインが。
こういう粋な計らいが嬉しいですよね!

物販コーナーには「Nf3Nf6」のグッズがずらり。
アパレル商品や過去作のDVD、小物などがありました。

缶バッジは3つで500円とお手頃な価格。
思い出に残しておくにはちょうどよくて、お気に入りです
かなり心を動かされる観劇体験ができた、今回のイワントモリ第三回公演「Nf3Nf6」。
正直私は演劇に関して、原作のあるものは事前に原作を知っていないとなかなか世界観に没入しきれなかったり、オリジナルだと観終わった後で物語を理解して咀嚼するのに時間がかかったりするタイプなのですが、今回は作品についての前情報がほぼない状態でも観終わった後にシンプルに「面白かった」と感じられました。
観劇に来る人は女性の方が多いそうですが、この日は男性も多かった印象。
「イワントモリ」自体が男性二人の劇団なので、作品も男性の感情が描かれたものや男っぽさがにじむものが多いからなのかなと思いました。
観劇に興味はあるけれど一歩踏み出せずにいる人にぜひおすすめしたい、シンプルに心に届く作品を作る劇団「イワントモリ」!
2026年3月13日〜15日には「Nf3Nf6」東京公演を控える「イワントモリ」の今後の公演にも注目です。
イワントモリ第三回公演『Nf3Nf6』のアクセス・基本情報
訪れたイベント/イワントモリ第三回公演『Nf3Nf6』
開催日/2026年2月27日(金)~3月1日(日)
開催場所/東温アートヴィレッジセンター シアターNEST
開催住所/愛媛県東温市見奈良1125番地 レスパスシティ クールス・モール2階
駐車場/あり(無料・イベント開催時は混雑の可能性あり)
料金/一般3,500円、25歳以下2,500円、高校生以下500円(全席自由・税込・当日は+500円)
問い合わせ先/イワントモリ
電話番号/089-916-5601