「えぷり」とは?

二つの海と風を感じる佐田岬半島ミュージアム(愛媛/伊方町・おでかけレポ)

2026.3.30 えだまめ

こんにちは、えだまめです。
伊方町にある道の駅「佐田岬半島ミュージアム」へ行ってきました。
佐田岬半島の民俗文化に触れるのはもちろん、二つの海を望む絶景と、ふわふわの釜揚げしらすの昼食も楽しんできましたよ♪

菜の花が揺れる春の伊予灘を走って佐田岬半島へ

愛媛県の西部、細長く伸びた佐田岬半島。
私は松山市から伊予灘沿いの国道378号「夕やけこやけライン」を走り、佐田岬半島へ向かいました。途中、菜の花の名所・閏住(うるすみ)で休憩。JR予讃線(愛ある伊予灘線)の土手に広がる一面の菜の花畑は圧巻で、朝早い時間にもかかわらず、ツーリング中のライダーが「ぬい撮り」を楽しんでいました。

穏やかな伊予灘を横目に安全運転で進み、八幡浜市からは国道197号へ。
この道は高知市を起点に西へ伸び、佐田岬から大分・佐賀関へとつながる珍しい「海上区間」を持つ国道です。半島の尾根を走る区間は「メロディーライン」と呼ばれ、左右に広がる青い海や、山の上に立つ巨大な風車を眺めながら、楽しく走ることができました。

国道378号線沿いにある伊予市閏住地区の菜の花畑を通過

道の駅なので駐車場もバッチリ。農産物直売所などもあります。

お土産品や美しい藍染製品が並ぶ1階のギャラリーショップ。

風車と花に彩られたガーデンを散策。その向こうには海が!

日本人初の北極点単独徒歩到達を果たした冒険家、河野兵市さんも伊方町出身。

道の駅と博物館が一つになったミュージアム

佐田岬半島ミュージアムは、以前「道の駅 瀬戸農業公園」があった場所に立地しています。
前身の町見郷土館の資料と活動を引き継ぎ、2023年にオープンした道の駅であると同時に、佐田岬半島の歴史や民俗文化を紹介する博物館としての役割も担っています。
1階には伊方町で藍の栽培や藍染め教室を行う「岬藍ファーム」のショップ。
2階には展示室のほか、カフェや赤ちゃんのおむつ替えスペースも整っていて、旅の休憩スポットとしても使い勝手が良い施設になっています。

大きな窓から伊予灘を眺められる2階のエントランスは入場無料。
自由に読める本やパンフレット、撮影用の衣装や木製の佐田岬灯台の模型などがあります。壁には民家に残されていた縞や絣などの古布を使って制作された巨大な「佐田岬半島マップ」が飾られていて、このスペースだけでもゆっくり過ごすことができます。

木製の佐田岬灯台の模型がありました。

古布で作られた佐田岬半島マップは全長4m28cmの大作!

充実した図書コーナー。ゆったり過ごせます。

なんと撮影用コスプレ衣装が!清見タンゴールになれますよ(笑)

アンケート回答でステッカープレゼント。「燈の守り人」をGETしました。

佐田岬半島をまるごと学べる常設展示室

常設展示室では、日本一細長い佐田岬半島の自然や歴史、民俗文化が紹介されています。「せっかく来たから」と軽い気持ちで入ってみたのですが、その情報量の多さに驚きました。独特の地形が生み出す自然環境の解説をはじめ、町内で出土した化石や土器の展示。さらに、伊予灘と宇和海という二つの海に面した土地ならではの漁業、柑橘を中心とした農業、鉱山や杜氏の仕事、そして集落ごとに異なる民俗行事など、佐田岬半島の暮らしが豊富な資料とともに分かりやすく紹介されています。

中でも興味深かったのが「自然ミニ展示」コーナー。
「流れ寄るタネと実」と題し、海岸に流れ着いたさまざまな種子や実が実物で展示されていました。半島には自生していない南方の植物も多く含まれていたそうで、
「遥か遠いところから海を旅してきたんだなあ」とロマンを感じました。

半島のあちらこちらに灯台があることが分かります。

2万年前のゾウ類の化石や石器、土器なども展示されています。

豊富な資料で半島での山のくらし、海のくらしが分かりやすい。

男性の素潜り漁「海士(あまし)」についての展示も。

ミニ展示「流れ寄るタネと実」。どこからやって来たのかな?

レストラン「風車」で味わう名物のちりめん丼

訪れた日は館内のカフェの休業日だったため、敷地内にあるレストラン「風車」で昼食をとることにしました。三角屋根が特徴的な店で、店内には伊方に仕事で来たらしいサラリーマンや、地元の方の姿も見えます。

佐田岬といえば、やっぱりしらす!
ということで、迷わず「ちりめん丼」を注文しました。
釜揚げしらすがたっぷり盛られた丼に温泉卵を載せて、たれをかけていただきます!
ふわふわのしらすが本当においしい。
箸が止まらなくて、気づけばあっという間に完食しました。

やっぱり、その土地の名物をいただくのは格別ですね。
満腹になったあと、レストランを出て小高い丘の方へ歩いてみました。

小鉢2品と味噌汁が付いた「ちりめん丼」。フワフワ!

宇和海側。こちらに「アメダス」の観測機器が設置されているそう。

伊予灘(瀬戸内海)側の景色。遠くに見える島は山口県だそう。

屋上テラスにはぜひ上がっていただきたいです。

風の岬を体感!佐田岬半島ミュージアムは絶景スポット

丘から宇和海を眺めていると、ふと館内図の「3階」の文字を思い出しました。もう一度戻って確認すると、3階は屋上になっていて、「展望広場」との表示が。エレベーターで上がり、外に出る扉を見ると「強風注意」の貼り紙。「またまた、大げさな…」と思いながら扉を開けた瞬間、ゴォォォ!!と突風が吹き抜けてきました。本当に風が強いので、皆さんも気をつけてください(笑)

そんな展望広場ですが、ここからの景色はまさに絶景。
ミュージアム前のメロディーロードを走る車が奏でる「みかんの花咲く丘」もよく聞こえてきます。二つの青い海を同時に望むことができ、メロディーラインが細い尾根の上を通っていることを実感できました。

佐田岬半島の歴史や民俗文化をまるごと体感できる「佐田岬半島ミュージアム」。訪れた際は、ぜひ屋上まで上がってみてくださいね。

佐田岬半島ミュージアムのアクセス・基本情報

訪れた施設/佐田岬半島ミュージアム
住所/愛媛県西宇和郡伊方町塩成乙293
駐車場/あり
料金/ 一般300円・65歳以上、高校生200円・中学生以下無料・団体(15名以上)200円
問い合わせ先/佐田岬半島ミュージアム
電話番号/0894-21-3400
メール/sh.museum@town.ikata.ehime.jp

公式サイト

公式Instagram

公式Facebook

えだまめ

この記事を書いたのは

えだまめ

植物好きのインドア派オタク主婦ライター。中学生&小学生女子の母親です。
「メジャーなスポットやイベントでも、新たな視点や気付きが伝わるよう心がけています。」

得意ジャンル:

歴史・アート・子育て

〇松山市在住
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