【himeko連載】冨士菜々香の今日からできるSDGs

「子どもおさがり専門店metome」

子ども用品が集まってくる 寄付型リサイクルショップ

今回は、私が運営する「amity」の内田真湖さんと一緒に、私の故郷・伊予市にある「子どもおさがり専門店metome」さんにやって来ました。こちらのお店の名前は「見てごらん」という意味の伊予弁「みとうみ」が由来で、店内のかごの中や棚の上には使用期間が短いおもちゃや子ども服、学校で使う道具などおさがりの品が所狭しと並んでいます。

おもちゃは50円から、洋服は100円からという格安の価格設定で売られていますが、どれもまだまだ使えそうなものばかり。実はこの品物たち、すべて地域の皆さんをはじめとする多くの人たちから寄付されたものなのです。

店主・逢沢さんは東京から愛媛に移住しての子育て生活の中で、服や学習道具など様々なおさがりで地域の人に支えてもらい、経済的にとても助かったそうです。そして、愛媛の中で“おさがり文化”を循環させることで子育て世代の人々の力になりたいと思い、開業。おさがりのもので支えてもらったときの気持ちが、今のお店のカタチに繋がっているということも話してくださいました。いろんな人が持ち寄った思い出の子ども用品たちが、それを今必要としている人の手に渡る。探しているものがある人は、ぜひ一度“みとうみ”！

こんなところもサステナブル

おもちゃの貸し出しで買う以外の選択肢も

おもちゃは販売しているもの以外に、無料貸し出しもあり。お店に行って声をかけると、店舗前のスペースで自由に遊ぶことができる。

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