歯を最高の状態に導く自費診療
歯を知れば、人生が変わる!
インプラントをはじめ、先進技術を駆使した高度な歯科治療を行っている中平先生に、 タウン情報まつやまの女性読者組織“himeko”たちがインタビュー。 患者一人ひとりに合わせた質の高い治療を提供するため、自費診療での歯科治療に注力する先生の、歯科医療への思いを伺います。
Vol.3 インプラント治療
【左】himeko/
石丸 留美さん
結晶の花アートアカデミー代表。パステルアーティスト。「大人が夢中になれるパステル時間」をテーマに、オンラインサロンや教室を開講。パステルアートの魅力を発信している。
【右】松山中平歯科クリニック/院長
中平 賢吾院長
2014年神奈川歯科大学卒業。その後、同大学大学院で歯髄生物学を専攻し、歯学博士を取得。インプラント治療のスペシャリストである父親のクリニックを引き継ぐ形で2017年開業。
「噛める喜びを取り戻す。 それがインプラント治療の 最大の意義です」
【石丸留美さん(以下、石丸)】石丸留美さん(以下、石丸) まず、インプラントというのは、どのような治療なのか教えていただけますか?
【中平先生(以下、中平)】
インプラント治療は、失った歯を補うための治療の一つです。人工的に作ったネジのような根っこを、歯槽骨という歯を支える骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着します。埋め込んだインプラントがご自身の骨としっかりとくっつき、噛む力を復活させます。
【石丸】骨とくっつくんですね。
【中平】そうですね。具体的には、インプラントのネジの周りをご自身の骨で取り囲み、外れないようにするというイメージです。
【石丸】私は50代なんですが、年齢を重ねると歯茎や骨もやせてくると聞いて…。私自身も多少自覚があるんですが、そんな骨の状態でもインプラントはできますか?
【中平】可能ではあります。ただ減った骨はなかなか元には戻らないので、一度歯周病になった方はこれ以上悪くならないよう現状維持を目標に治療を進めていく必要があります。歯茎や骨は加齢による変化もありますが、やはり一番の原因はセルフケアやメンテナンス。きちんとメンテナンスができていない方の場合、インプラントを入れた後に歯周病のような状態になってしまうことも。ですから歯周病の方は、まずそれを綺麗に治してからインプラント治療に望まれることをお勧めします。
【石丸】事前に歯茎などを良い状態に治しておいてからの治療になるんですね。 インプラントって、失った歯に1〜2本ピンポイントで入れるものだけでなく、顎全体に入れるものもあるんですよね。
【中平】重度の歯周病で全ての歯が抜けている、あるいはグラグラしてほぼ機能していないという人には、顎全体のインプラント治療を行います。歯1本に対して1本のインプラントを埋め込むのが基本的ですが、顎全体の場合、歯の本数分14本インプラントを入れるわけではありません。上顎だったら大体4本から6本ぐらい、下顎だったら大体4本で顎全体の歯を支えます。ですから、1本ずつ入れていくより経済的ではありますね。
【石丸】なるほど。でも一度に全部というのは、なかなかハードルが高い気がします…。
【中平】そうですよね。でも実は顎全体を一度に治療した方がいいこともあるんですよ。その最たるものが噛み合わせです。歯周病で歯が全体的にぐらついている方は噛み合わせが合っていない状態ですので、顎全体のインプラント治療によって噛み合わせを理想的な形に整えることができます。何より、しっかりお食事ができることが健康的な生活には欠かせないことですからね。
【石丸】食べることって、本当に大事ですもんね。ところで、インプラントができない人もいるんですか?
【中平】まだ骨が成長過程にある20歳未満の人は、インプラントを入れると骨の成長が止まってしまうリスクがあるので対応外となります。また糖尿病など全身疾患のある方は、医科の先生と相談の上、可能かどうかの判断をしています。
【石丸】インプラント治療はどの年代の患者さんが多いですか?
【中平】40代を過ぎたあたりから増えてきて、50・60代の患者さんが結構多いですね。
【石丸】私、まさにドンピシャの年代です。インプラント治療は何歳くらいまで可能なものですか?
【中平】当院では80代でインプラント治療をされた患者さんもおられました。ただ、顎の骨は人によって違うので、一概に年齢で括ることは難しいですね。骨の質や厚み、高さなどを総合的に判断し、ご自身の骨を活かして治療ができるなら進めますし、厳しい方には人工的な骨を作ってインプラントを入れることもあります。
【石丸】骨を作る!?すごい技術ですね。では、先生のインプラント治療の強みについても教えていただけますか?
【中平】当院ではX -ガイドという3Dナビゲーションシステムを用いてインプラントの手術を行なっています。例えるなら車のカーナビのようなもの。患者さんのCT画像と口の中の情報をマッチングさせることで精度の高い手術プランを立てることができ、手術に関してもスタートからゴールまで、インプラントを埋め込む位置や角度、深さも正確にナビゲーションしてくれます。従来の手法ではわからなかった骨の中の神経や血管もリアルタイムで確認でき、安全性と確実性をさらに向上させることができます。
【石丸】患者さんも安心して治療に臨めますよね。この機械は他の歯医者さんにもあるのですか?
【中平】実は当院が日本で最初に導入したんです。その後、全国に普及しつつありますが、まだ県内で導入されている医院はわずかです。
【石丸】先生は、インプラント治療のまさにパイオニア的な存在なのですね。日帰りでインプラント手術ができることも魅力に感じます。
【中平】基本的に、1本でも顎全体でも、インプラントの手術は日帰りです。顎全体のインプラント手術の場合は朝、来院いただいて手術をして、仮歯を入れてその日の夕方頃には帰っていただくような感じです。
【石丸】日帰りで手術ができるというのは忙しい年代にはありがたいですよね。私が子どもの頃は、虫歯になったら治療するというくらいで、歯科の知識が本当に乏しかったんですよね。だから今回インプラントにいてたくさん教えていただき、とても勉強になりました。私たちの年代は歯に悩みのある方が多いと思うのですが、40・50代からしっかりと対処しておけばQOLが向上し、健康寿命を伸ばすことにもつながるのでしょうね。
【中平】おっしゃる通りです。歯は飾りではないので、噛めることが一番大切。インプラントは、失った歯を補うことでしっかり噛むための選択です。違和感やストレスがないお口の環境を実現するお手伝いができればと考えています。
基本情報
店名
松山中平歯科クリニック
住所
松山市千舟町4-4-6 共栄興産千舟町ビル7F
電話番号
営業時間
10:00〜13:30、15:00〜19:00
定休日
祝日 日 水
駐車場
有(提携コインパーキング)