JCHO（ジェイコー）宇和島病院【医療系の仕事・プロのリアル】地元住民をまるごと支える

医療・介護・福祉の仕事は、私たちの生活に欠かせない尊いもの。多様な職場で働く「プロフェッショナル」への取材を通して、そこで働く人のストーリーと共に、やりがいや魅力など現場のリアルな声をお届けします。

JCHO（ジェイコー）宇和島病院とは

愛媛県宇和島市の「JCHO宇和島病院」は、病気の予防から急性期・回復期医療ほか、在宅医療・介護、福祉といった多岐に渡る医療ケアを展開。
整形外科や外科・内科ほか11の診療科や専門の外来に加え、一般急性期と回復期リハビリテーション、地域包括ケアの合計199床の病床も施設内に備えている。

全国的にも珍しいリハビリテーション専用のプールを備える

看護師・髙橋晶菜さん-先輩職員のプロフィール

看護師
髙橋晶菜さん
平成22年入職

高知県出身。手に職を付けたいと思い看護師を志し、宇和島看護専門学校を卒業後、住み慣れた南予で働きたいと考え同院へ入職し現在に至る。急性期病棟で10年以上勤務したのち、2年前に回復期病棟へ異動。

地元住民をまるごと支える地域医療の一員として

産休や育休、短時間勤務制度も充実。髙橋さんも小学生の息子を育てる母だ

髙橋さんは新卒での入職以来、この病院で15年以上働き続けるベテランスタッフの一人。
全国的にも稀少なリハビリ専用プールといった珍しい施設・プログラムや、全国にある系列病院との連携などに興味を持ったことも、入職を決めた理由のひとつだったという。

患者とのコミュニケーションの際は特に尋ね方を意識。「『大丈夫ですか？』と訊かれたら、やっぱり『大丈夫です』と返しますよね。なので『心配なことや不安はないですか？』と具体的に尋ねるようにしています」

介護老人保健施設も併設しており、入所から通所リハビリまで幅広く対応。病院と連携し24時間体制で医療と介護を提供する

現在は回復期リハビリテーション病棟所属だが、過去に勤めた急性期病棟での経験や学びは、今も大きく役立っていると話す髙橋さん。

「以前、自分の担当患者さんが食事中に急変したことがありました。その際日々の業務に追われるあまり、いつしか患者さんではなく自分の都合で仕事をこなしていた、優先順位を間違えていたことに気づかされたんです。看護師として働く上で、自分の意識が大きく変わった出来事でしたね」と当時を振り返りつつ真剣な表情で語る。

今後は新たに指導・教育の立場にもチャレンジ

教育制度も充実。新人のサポートが手厚いプリセプター制度の導入やキャリア段階に応じた研修、東京本部や隣県地区での研修で多彩な学びが得られるのも魅力

日々大勢の患者と接し経験を得る中で、現在はチーム医療の大事さを自身の行動指針としても掲げる髙橋さん。
複数の上司・先輩から推薦を受け、先日副看護師長登用試験にも合格。
ゆくゆくは副看護師長としての立場で働くことが既に決まっている。

「来院・入院される患者さんのみならず、地域の人々の健康を包括的に看護の面から支える一員として、今後より一層邁進していきたい」と柔らかな笑顔を見せてくれた。

あなたが目指す看護の実現をサポート-看護部長からのメッセージ

「看護師が誇りを持って働き続けることができるよう職場環境を整え、人間性豊かでコミュニケーション能力の高い人材育成に尽力
しています。ぜひ、私たちと一緒にあなたの目指す看護を実現しましょう」と看護部長の清家和子さんは優しい笑顔で話してくれた。

回復期病棟内ではスタッフ間にも和やかな空気が流れている

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