【Question】
「聞こえ8 0 3 0 運動」って何ですか?

【Answer】
80歳で30dBの聴力を保つ国民啓発活動です
【Doctor's Profile】
岡田 昌浩 院長
愛媛大学医学部卒業。愛媛大学附属病院や愛媛県立中央病院での勤務を経て、2024年1月に同院をスタート。音楽が大好き
耳の健康と向き合う一歩
「聞こえ8030運動」とは、80歳になっても30dBの聴力(または補聴器装用時に30dBの聴力)を維持することを目指す国民的な啓発活動である。加齢性難聴はゆっくりと進行し、自覚がないまま日常生活に支障をきたすことが多い。

▲多種の補聴器を取り揃え、言語聴覚士が 患者にあわせて補聴器を調整
「テレビの音量が以前より大きくなった」「後ろから呼びかけられても気づかない」「会話で聞き返しが増えた」などは要注意だ。これらの症状が続くと、会話の機会が減り、孤立感や認知機能の低下にもつながる。
「おかだ耳鼻咽喉科」では、新型の聴覚検査機器と専用の防音室を備え、基幹病院での診療経験を持つ院長と常駐の言語聴覚士が詳細な検査と専門的な診療を行っている。

▲全館バリアフリーになっており、車いすやベ ビーカーも乗り入れ可能
幅広い周波数域での聞こえを測定できるため、どの音が聞き取りにくいかも明確になる。まずはセルフチェックリストで現状を把握し、該当する場合は早期に受診してほしい。
必要に応じて補聴器の提案や精密な調整、聴き取りのリハビリまで一貫して行い、加齢による聞こえの低下を最小限に抑える取り組みを続けている。将来の自分のために、今こそ耳の健康と向き合う一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
イヤホンの連続使用に注意! 若い頃から耳を守る習慣を

▲微細な構造観察が可能な頭部CTを 常備。検査から治療まで院内で完結
実は、難聴は高齢者だけの問題ではない。長時間・大音量でのイヤホンやヘッドホン使用により、若い世代でも聴力低下が進んでいるケースが増加中。特にノイズキャンセリング機能を使うと外音が遮断されるため、知らず知らずのうちに音量を上げてしまう傾向が。

▲20kHzまでの高周波数領域の測定が できる機器。難聴の早期発見に有用
耳の中の有毛細胞は一度壊れると再生せず、聴力は基本的に回復しません。通勤・通学、ゲーム、音楽鑑賞などで日常的にイヤホンを使う人は、音量を下げ、長時間の連続使用を避けることが予防の第一歩。若いころから耳を守る習慣を身につけ、将来の聞こえを守っていこう。
おかだ耳鼻咽喉科の施設情報と診療時間・休診日

| 施設名 | おかだ耳鼻咽喉科 |
| 電話番号 | 089-993-8433 |
| 住所 | 松山市土居町805-1 |
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
| 9:00~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ― |
| 14:00~18:00 | ● | ● | ― | ● | ● | ― | ― |
※受付時間午前12:00まで/午後17:30まで
おかだ耳鼻咽喉科のアクセスマップ
「松山IC」から車で約5分
おかだ耳鼻咽喉科の基本情報
店名
おかだ耳鼻咽喉科
住所
松山市土居町805-1
電話番号
公式HP
営業時間
9:00~12:30、14:00~18:00
定休日
祝日 日
駐車場
有