
小2と年少の息子たちを子育て中の、えぷりライターおやぐりです。
子どもと一緒の外食はおいしい料理が楽しめる反面、大変なことがたくさんありますよね。
せっかくお店に行っても子どもの相手でゆっくり食事を楽しめなかったり、騒いでしまって他のお客さんの迷惑にならないか気を遣ったり。
私自身、外食するときは「子連れで行っても大丈夫なお店かな?」と、事前にチェックすることも多いです。
そんな子育て中の方に知ってほしいのが、伊予市にあるおむすびカフェ「和(nagomi)」。
「子どもと一緒に来たいと思えるお店にしたい」という店主さんの想いがあちこちに詰まっていて、まるで第2の実家のようにくつろげる空間です。
もちろん、居心地の良さだけではありません。
地元の食材を使った手作り料理や、こだわりのおむすびも味わえます。
今回は、親子でゆっくり過ごせる「和(nagomi)」の魅力と、お店に込められた店主さんの想いをご紹介します。
靴を脱いでのびのび♪子どもと一緒に過ごしやすい工夫がいっぱい
伊予鉄「郡中駅」から徒歩3分ほどの場所に、2026年5月にオープン。
1階がおむすびカフェ「和(nagomi)」、2階がレンタルスペース「日和」、3階には屋上スペース「ハレニワ」と、フロアごとに異なる使い方ができる複合施設になっています。
入り口を入ってまず驚いたのが、靴を脱いで上がるスタイルということ。
店主さんは、お店をつくる段階から「靴を脱ぐことはマスト」と考えていたそうです。
その理由は、赤ちゃん連れで訪れたときに、赤ちゃんを床に下ろしてあげられるようにするため。
清潔でフラットな空間なので、赤ちゃんや子どもものびのびと過ごせますね。
さらに店内には子どもが遊べるスペースもあり、居心地が良くて長時間過ごしていくお客さんも多いそう。
そして、2階のトイレには、もう一つ子連れにうれしい工夫が。
おむつ交換スペースがあるのですが、よくあるおむつ交換台とはひと味違い、台の上は畳になっているんです。十分な広さがあるので、赤ちゃんを寝かせておむつを替えるときも窮屈さを感じません。
さらに、使用済みのおむつを入れるビニール袋も用意されているので、持ち帰る必要がないのも助かります。
少しでも気分よく使ってもらえるようにという、店主さんの気遣いから生まれた空間です。
子どもとの外食は、食事以外にも気を配ることがたくさん。
そんな子連れでのお出かけを快適にする「あったらいいな」が、細かなところまで詰まっています。

靴箱は以前、銭湯だった時のものをそのまま使用しているそう。レトロな雰囲気がかわいらしく、昔の面影が今の空間に自然に溶け込んでいます。

清潔で足元を気にせず過ごせる店内には、キッズチェアやハイローチェアも用意。どんな年齢の子どもと一緒でも、快適に過ごせそうです。

キッズスペースにはおもちゃもたくさん用意されているので、子どもが遊んでいる間に、大人もゆっくり過ごせます。

2階のトイレにあるおむつ替えスペース。こんな素敵な空間なら、ちょっぴり面倒なおむつ替えの時間も、気分が上がりますね。
注文してから握る出来立てのおむすび!手作りの御膳や旬野菜も
子連れで過ごしやすいだけではありません。
「和(nagomi)」では、素材のおいしさを味わえる料理も楽しみの一つです。
看板メニューのおむすびに使われているのは、店主の旦那さんの実家が営む米農家のお米。
「このお米のおいしさを味わってほしい」という想いから、おむすびをメインにされたそうです。
お米には麹を混ぜてから炊いているため、ふっくら柔らかな食感に。
さらに、おむすびは注文を受けてから一つずつ握るので、出来立てを味わえます。
ほかにも「和のお昼ご膳」もおすすめです。
一品一品手作りした、手間暇をかけて仕上げた料理が並びます。
副菜はメニューには3種と書かれていますが、実際には9種類ほど付くこともあるそう。
内容はその日に使う食材によって変わるため、訪れるたびに違った料理に出会えます。
手作りの「羊羹」は必ず付く一品で、ファンの方も多いそうですよ。
さらに、料理に使う乾物などは商店街のお店から仕入れているそう。
どのお店の商品なのかをお客さんに伝えることで、食事をきっかけに商店街にも足を運んでもらいたいという店主さんの想いも込められています。

おむすびは、お米本来の味わいを楽しめる「塩むすび」をはじめ、「鮭」や「梅しそちりめん」「肉味噌」など6種類から選べます。テイクアウトも可能ですよ。

「和のお昼ご膳」は、好きなおむすび2種に、メインのおかず、副菜、手作りの味噌汁まで付いた、満足感のある内容。すべて手作りで、日によって内容が変わる副菜も魅力の一つです。

ほかにも「山芋漬け丼」や「旬野菜のフリットミスト」など、気になるメニューがそろいます。
「旬野菜のフリットミスト」は、農家さんが持ってきてくれた旬の野菜を使うため、季節によって内容が変わります。卵を一切使っていないのも特徴です。
子連れでの活動も応援!広々使える2階のレンタルスペース
2階には、広く開放感のあるレンタルスペース「日和」があります。
仕切ってしまうとできることが限られてしまうため、あえて細かく区切らず、さまざまな用途に使える空間にしたそうです。
これまでにも、体操教室やバランスボール教室、習字教室、写真撮影会など、さまざまなイベントが開催されています。
今回お話を伺って印象的だったのが、子連れで教室を開く講師の方もいるということ。
子どもを預けて働くのではなく、子どもと一緒に来て、親が働く姿を見せられる機会にもなっています。
預け先がなく、やりたいことがあっても一歩を踏み出せないという人にとって、こうした場所があることは大きな支えになりそうですね。
「こんなことができたらいいな」という子育て中の人の声にも応えているレンタルスペース。
食事をする場所にとどまらず、親子で参加したり、子育て中の人が自分のやりたいことに挑戦したりできる場所になっています。

自然光がたっぷり入る、広く開放感のある2階のレンタルスペース。仕切りを設けず、さまざまな用途に使えるよう広々とした空間になっています。

壁や柱にも可愛らしいデザインが施されていて、ここで写真を撮るだけでも絵になりますね。

ベビーマッサージや体操教室、ハイハイレース、パン食い競争まで、ジャンルを問わずさまざまな催しが開催されています。
「こんなことをしてみたい」という声にも応えてくれる、自由度の高いスペースです。

建物の3階には、人工芝を敷いた屋上スペース「ハレニワ」があります。空を近くに感じられる開放的な空間で、親子でのんびり過ごしたり、イベントを開催したりと、さまざまな使い方ができそうです。
「ママと子どもが一番来たい場所」に。人が集まる商店街を目指して
なぜ、これほどまで子どもと一緒に過ごしやすい空間にこだわっているのか。
そこには、店主さん自身の経験があります。
以前はレンタルスペースを拠点に、ベビーマッサージ講師として活動されていたそう。
たくさんの親子が訪れる一方、スペースの都合で参加を断らなければならないこともありました。
また、ベビーマッサージに参加できるのは1歳半頃まで。
その先の子どもたちの成長を見られないことを寂しく感じ、「もっとたくさんの親子と出会いたい」という気持ちから、お店という形で親子が居心地よく過ごせる場所をつくりました。
保育士として働いていた経験もあり、子どもへの知識や経験は店内の空間づくりにも活かされています。
さらに、ベビーマッサージのほか、あかもち、カスタムクレヨン、カメラなどの資格も持ち、イベントなどへの出店もされているそう。
「来る人のことしか考えていない」という店主さん。
取材中も気さくに話してくださり、その親しみやすい人柄も「和(nagomi)」の居心地の良さにつながっているように感じました。
どうしたら訪れた人が気持ちよく過ごせるのか、困ることはないかを常に考えていて、予約の電話でも子どもの年齢などを細かく確認するため、ついつい長電話になることもあるのだとか。
そして、幼い頃に育った伊予市への地域貢献も、お店を始めた理由の一つ。
大好きだった商店街が、少しずつシャッター街になっていくことを寂しく感じていた店主さんは、お店を「人が集まる場所にしたい」と話してくれました。
「親子が手をつないで歩く姿が見られるような商店街にしたい」
そんな願いを胸に、訪れる人の声を聞きながら、地域に人が集まるきっかけづくりにも取り組まれています。

とても気さくで、初対面でもつい話が弾んでしまう店主さんと、料理を担当する旦那さん。お二人で楽しそうに笑い合う姿からも、仲の良さが伝わってきます。

イベントをきっかけに、たくさんの親子が集合。ここから新しいつながりも生まれています。
まとめ|子連れにとことんやさしい♪親子が居心地よく過ごせる場所
子どもと一緒にのびのび過ごせる工夫はもちろん、出来立てのおむすびや手作りの料理、気さくな店主さんとの会話まで、「和(nagomi)」には親子で訪れたくなる魅力がたくさん詰まっています。
「子どもと一緒に来たいと思える場所をつくりたい」という店主さんの言葉どおり、まるで第2の実家のように温かく迎えてくれるのも印象的です。
「子どもと一緒にどこへ行こう?」と迷ったら、親子でゆっくり過ごせる「和(nagomi)」へ。
おいしい料理とともに、子どもとの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
和のアクセス・基本情報
訪れた場所/和
住所/愛媛県伊予市灘町1-8
駐車場/あり
電話番号/089-910-6753
営業時間/11:00〜16:00
定休日/土曜、日曜、祝日