
飛行機は、今でも少し苦手です。
乗るときには酔い止めが欠かせません。
それなのに、空港という場所は昔から大好き。
2026年8月、仙台への帰省で久しぶりに朝の松山空港を利用しました。
そのとき改めて感じたのが、館内のあちらこちらにある「愛媛らしさ」です。
そして今回、飛行機に乗るためではなく、松山空港そのものをゆっくり歩いてみました。
何度も訪れてきた場所なのに、改めて歩いてみると、今まで気づかなかった景色もたくさん。
私にとって松山空港は、いつの間にか「愛媛のことを知る窓口」のような場所になっていました。
到着すると目に入る、柑橘のステンドグラス
松山空港の到着ロビーで、まず目を引くのが大きな柑橘のステンドグラスです。
東京と愛媛で遠距離恋愛をしていた頃、飛行機で松山へ来ると、夫が空港まで迎えに来てくれていました。
あの頃の私にとって、ここは好きな人が待っている場所。
その後、東京から愛媛へ移住し、娘が小さい頃には家族で何度も利用する場所になりました。
到着して、この黄色やオレンジ色の柑橘が目に入ると、「愛媛に帰ってきた」とほっとしたことを覚えています。
今も変わらず、このステンドグラスを見ると、私の中で自然と「愛媛」が始まります。

到着ロビーで目を引く、柑橘が描かれたステンドグラス。

屋外から見ると、館内とはまた違った表情を楽しめます。

自然光が差し込む到着ロビー。
旅の始まりと終わりを見守る景色です。
館内を歩けば、あちらこちらに愛媛らしさ
ステンドグラスの近くには、みかんジュースタワー。
館内を歩いていると、みきゃんやこみきゃんにも次々と出会います。
1階だけでなく、2階へ向かうエスカレーターにもみきゃんを発見。
出発ロビーやレストランの周辺にも、それぞれ違った姿のみきゃんがいました。
お土産売り場には、愛媛らしい商品がずらり。
旅の途中に立ち寄った人がここを歩くだけでも、愛媛のことを知るきっかけがたくさんあります。
そして、私にとってもうひとつ「松山空港らしい」と感じるものがあります。
1階を歩いていると、ほのかに感じる出汁の香り。
さらに進むと、じゃこ天を揚げる香りも感じられます。
ステンドグラスやオレンジ色の景色と同じように、このほのかな香りも、いつの間にか私の中で「愛媛」と結びついていたことに、今回改めて気づきました。

到着ロビー近くで出迎えてくれる、みかんジュースタワー。

オレンジ色に包まれた一角にも、愛媛らしさがいっぱい。

1階到着ロビーでは、ダークみきゃんのモニュメントにも出会えます。

2階へ向かうエスカレーターにも、愛媛らしいデザインが続きます。

2階ではみきゃんがお出迎え。
周辺には愛媛のお土産が並ぶ売り場もあります。
空港で味わう、愛媛のおいしいもの
今回、歩きながら立ち寄ったのが1階にある「Tabijio by 伯方の塩」。
いただいたのは、伯方の塩ソフトクリームです。
ひと口食べると、とてもミルキー。
すっきりとした甘さの中に、仕上げにトッピングされた大粒の塩「フルール・ド・セル」が良いアクセントになっています。
甘さとほのかな塩味の組み合わせがあとを引き、あっという間に食べてしまいました。
そして、もうひとつ食べたかったのが揚げたてのじゃこ天。
夫の祖母がお土産に持たせてくれたことがきっかけで、以前からよく購入している「宇和島じゃこ天・えひめ柑橘専門店(島原本舗)」へ。
何度も食べてきたじゃこ天ですが、揚げたてをいただくのは今回が初めてです。
外は香ばしく、中はふっくら。
いつも食べているものとはまた違う、揚げたてのおいしさを味わえました。
空港は旅の途中に通過する場所。
でも、少し時間をとって歩いてみれば、ここでも愛媛のおいしいものに出会えます。

1階にある「Tabijio by 伯方の塩」。

大粒の塩「フルール・ド・セル」がアクセントの伯方の塩ソフトクリーム。

テイクアウトもできるので、空港散策の途中にも楽しめます。

揚げたてのじゃこ天を購入できる「宇和島じゃこ天・えひめ柑橘専門店(島原本舗)」。

今回初めて味わった揚げたてのじゃこ天。
熱々をいただきました。
3階へ上がると、飛行機を間近に感じる場所
3階へ向かう途中、もうひとつ足が止まった場所がありました。
2階へ向かう階段に並ぶ「ことば」です。
松山市では「ことばのちから」をキーワードにした街づくりが行われていて、松山空港でも館内のさまざまな場所で作品に出会えます。
「一生懸命!は、少しつかれる時もある。」
思わず立ち止まってしまった言葉です。
愛媛の名物を紹介しているわけでも、観光地を案内しているわけでもない。
日常の中にある気持ちに、そっと寄り添ってくれるような言葉。
こんなところにも、松山らしさを感じました。
そして3階へ。
窓際には、送迎デッキを眺めながら過ごせる休憩スペースがあります。
この窓際の席には、娘が小さかった頃の思い出があります。
飛行機に乗る前、少しでも機嫌よく過ごせるように、早めに空港へ来て時間を過ごしていました。
当時は「無事に飛行機に乗せる」ことで精いっぱい。
ゆっくり空港を楽しむ余裕は、ほとんどありませんでした。
送迎デッキへ出ると、飛行機がすぐ目の前に。
この日も、飛行機を見送る人、迎える人、じっと眺める人など、たくさんの人が思い思いに過ごしていました。
離着陸する飛行機をこんなにも近くで感じられることも、松山空港を歩く楽しさのひとつです。

館内のさまざまな場所で出会える「ことばのちから」の作品。

送迎デッキを眺めながら過ごせる窓際の休憩スペース。

送迎デッキからは、飛行機を間近に見ることができます。

空を眺めながら、それぞれの時間を過ごせる送迎デッキ。
まとめ|通り過ぎるだけでは気づかなかった、今の松山空港
これまで何度も利用してきた松山空港。
好きな人に会うために降り立った頃。
小さな娘を連れて、慌ただしく飛行機に乗っていた頃。
そして今は、一人で館内を歩き、ステンドグラスを眺め、愛媛のおいしいものを味わい、送迎デッキから飛行機を眺めることができます。
旅の始まりと終わり、その両方に愛媛を感じられる松山空港。
飛行機に乗るためだけではなく、少し時間をとって歩いてみると、きっと自分なりの「愛媛」が見つかる場所だと思います。
松山空港のアクセス・基本情報
訪れた施設/松山空港
住所/愛媛県松山市南吉田町2731