
えぷりライターのゆかりーぬです。
今回は、お誘いいただいて「ひらく絵手紙、ひびく朗読」のイベントに参加してきました。
絵手紙はこれまで見たことはありましたが、自分で描くのは今回が初めてです。
朗読を聴いて絵を描くという、ちょっと特別な時間。
どんな体験になるのか、ドキドキしながら会場へ向かいました。
実際に参加してみた様子をご紹介します!
初めての絵手紙体験!道具や描き方を教わる
イベントでの絵手紙材料費は、ワンコインの500円。
事前に準備物は不要と聞いていたので、気軽に参加できました。
当日は少し早めに到着して、誰よりも早く会場に入りました。
まずは参加者同士で自己紹介からスタートです。
すでに絵手紙をかいた経験のある方ばかりではなく、私のように初めてという方もいて少し安心。
続いて、公認講師の岡田さんから道具や描き方についての説明がありました。
筆の持ち方は、習字のように握るのではなく、上の方を軽くつかむように持つのがポイント。
力を抜いて、筆を垂直に立てるように使います。
小学生の頃に習字を習っていた私は、この持ち方にびっくり。
まったく違う感覚に、最初は少し戸惑いました。
説明のあとは、みんなで練習タイム。
縦や横の線、渦をゆっくりとかいていきます。
1ミリを1秒ほどで進めるくらいのスピードが基本だそうです。
思っていた以上にゆっくりで、集中力が試される時間でした。

初めての絵手紙を描くので少し緊張…!

絵手紙専用のハガキや顔彩があるとは、知りませんでした。

垂直を意識するものの、筆を持つのが難しい!
集中力が試されます。

渦の真ん中が滲んでしまいました。
朗読を聴きながら描く絵手紙とは(正岡子規の随筆朗読)
一人につき2枚ずつ配られていた絵手紙専用のハガキ。
1枚目は、朗読を聴きながらイメージしたものをかきます。
朗読を担当されていたのは、朗読講座の講師としても活動されている矢野雅世さん。
正岡子規の随筆を朗読してくださいました。
朗読は、入院中の子規が病室から庭を眺める情景が浮かぶような内容。
ただ、その世界観をそのまま絵にするのは、なかなか難しそうでした。
何をかこうか悩んだ末、朗読の冒頭にあった「朝食を食べておらず空腹」という内容の一節から、お茶碗を描くことに。
いざ一筆目を置いてみると、思っていた以上に墨汁がハガキに滲みます。
最初に考えていた構図は早くも崩れ、急遽描き方を変更…。
試行錯誤しながら形を整え、専用の顔彩で色をつけて、なんとか一枚目の絵が完成しました。
続いて、絵に添える「ことば」を考えます。
空腹で昼食のことを考えていたシーンだったので、シンプルに「めしはまだか」と添えました。
慣れない筆の持ち方に苦戦し、思うような字が書けず…。
初めての絵手紙はなんともいえない仕上がりになりました。
それでも、自分なりにかき上げた初めての絵手紙です。
達成感は十分にありましたよ!

朗読を聴きながらイメージを膨らませます。

朗読ではネコが登場するシーンもありました。

空腹でお茶碗に入ったごはんを想像している様子。
子規の心の声を想像して、添えることばを決めました
実物を見ながら描く!ピーマンの絵手紙に苦戦
2枚目は、実物を見ながら描く絵手紙に挑戦です。
ピーマンやレモンなど、さまざまな題材が用意されていました。
どれにしようか迷いましたが、1枚目で黄色を使用していたこともあり、今回は緑のピーマンを選ぶことにしました。
選んだあとに説明があり、ピーマンは公認講師の認定試験の題材にも使われるのだそうです。
そんな話を聞いて、少し緊張しながらかき始めました。
あえてヘタがついている方をかいてみることにします。
ところが、1枚目で滲んだのをすっかり忘れて、またしても墨汁がじわり…。
思い通りにいかない展開に、思わず苦笑いです。
さらに立体感を出すのも難しく、気がつけばハガキからはみ出しそうな、ダイナミックな構図に。
色をつけるときは実物のピーマンの光沢を意識して仕上げていきました。
最後に、遠方に住む母に送ることを想像しながら添えることばを考えます。
絵手紙はその名のとおり「手紙」なので、ことばも重要です。
母には、暖かくなってきて嬉しい気持ちを伝えたくて「春が来た」と添えました。
思い通りとはいかない部分もありましたが、もう一枚の絵手紙の完成です。

参加されているみなさんも真剣そのもの。

立体的に描くのは難しいですね…。

お城をかいている方もいましたよ。
作品発表タイムで分かる“それぞれの表現”の面白さ
最後は、一人ずつ作品の発表タイムです。
どんな想いで誰に向けてかいたのか、イベントの感想をそれぞれが語ります。
私も、想像以上に難しかったことや、ピーマンの色付けのこだわりポイントについて話しました。
自分では「大きくはみ出してしまったな…」と思っていたのですが、公認講師の岡田さんからは「初めてなのに大きくかけていて素晴らしい」と言っていただけました!
どうやら、初めてで大きくかける人は意外と少ないのだそうです。
思ってもみなかった言葉に、少し自信が持てた気がします。
ほかの参加者の作品も、それぞれ個性があって見ていて楽しいものばかり。
込められた想いやエピソードを聞きながら、あたたかい気持ちになりました。
同じ朗読や題材でも、表現は人それぞれです。
その違いを感じられるのも、このイベントの魅力だと感じました。

「ピーマンのヘタの部分をかきました」と説明している私です。

私の作品はこんな感じでした。
納得のいく出来栄えではありませんでしたが、褒めてもらえて嬉しい!

どれも想いが込められていて、素敵な作品ばかりでした!

絵がうまく書けなくても楽しかった!
初心者でも楽しめた!絵手紙と朗読の時間
「ひらく絵手紙、ひびく朗読」は、絵手紙が初めてでも気軽に参加できるイベントでしたよ!
道具も用意されているので、特別な準備をせずに参加できるのも嬉しいポイントです。
実際に体験してみると、思うようにいかない難しさもありつつ、それも含めて楽しめました。
朗読を聴いて絵をかいたり、実物を見ながらかいたり…。
普段の生活では、なかなかできない体験ができたのも印象的です。
イベントのサブタイトル「うまくかけなくていい私の表現」。
まさにその言葉の通り、上手に描けていなくても、母を想いながら描いた時間そのものに意味があると感じました。
デジタルでやり取りすることが多い今の時代だからこそ、手でかいて誰かに届けるというアナログな表現の良さを改めて感じました。
「ひらく絵手紙、ひびく朗読」のアクセス・基本情報
訪れたイベント
開催場所/ 松山市男女共同参画推進センターCOMS 会議室3
住所/ 愛媛県松山市三番町6丁目4−20
料金/ 500円
駐車場/ あり(33台)
お問い合わせ/ えひめ絵手紙の会・特定非営利活動法人空色ボイス