
ふろくで学ぶ!記憶と科学のテーマパークへようこそ
子どもの頃、雑誌のページをめくる前に「ふろく」から開けてしまった、あのワクワク感を覚えていますか?
そんな思い出がよみがえる、特別展「科学と学習 ふろく展」が、総合科学博物館(以下、科博)で開催されています。
昔の子どもたちが、かつて夢中になったふろく・資料などを300点以上も集結!
見て・触って、体験できる盛りだくさんの内容ですよ。

入口では、なんと高さ約2mの巨大な顕微鏡がお出迎え!
その迫力に、大人も子どもも思わず足を止めてしまいます。
ふろくをもとにした大型の実験装置も多数あり、科学の仕組みを体感しながら学べる点が魅力です。

子どもたちは、体験を通して「なるほど!」を発見!
大人は、当時の雑誌やエピソードに懐かしさを感じるはず!
さらに、動画展示以外は撮影OKなので、SNSに投稿したくなるスポットも満載です。
今回は企画普及グループの髙橋智子さんに、見どころをご紹介いただきました!

おじいちゃん・おばあちゃんからお孫さんまで、三世代で楽しめるこの特別展!
かつて学んだ大人たちには、編集者の想いや誕生秘話も心に響き、あの頃のときめきがよみがえりますよ。
この記事では、これから観覧される方への参考に、見所やうんちくをご紹介。
ラストでは、抽選でチケットのプレゼントもありますよ!
懐かしいだけじゃない!「ふろく展」の奥深すぎる見どころ

世代を超えて愛されてきた、学習誌「科学と学習」のふろくたち。
今回の特別展では、創刊から約60年の歴史の中で生まれた数々のふろくを厳選し、実物の展示はもちろん、体験型の展示として再現しています。
ふろくの仕組みを応用した装置は、子どもたちの好奇心を刺激するものばかり。
どの展示も「触れて理解する」ことを大切にしているので、楽しみながら学べる工夫が随所に見られますよ。

ふろくはパッケージにも、ご注目!
箱のサイズ感、デザイン、商品名など、時が経つにつれて変化していきます。
昔のふろくに添えられた「家で開けましょう」という注意書きには、学校で購入できていたという時代背景が感じられますね。

また、編集者たちがどのようにアイデアを形にしてきたのか、その裏側に触れられるのも魅力の一つ。
ふろくは当時の最先端技術の結晶でもあり、現在の科学やテクノロジーにつながるヒントが詰まっています。
懐かしさと未来への想像力が交差する、見応えがたっぷりの特別展ですよ!
触れてびっくり!巨大ふろくで科学が動き出す『体験ゾーン』

小さな世界をのぞく楽しさを体験できる『顕微鏡』コーナー。
ふろくの顕微鏡は、学校の本格的な機器とは違い、気軽に身近なものを観察できる点が魅力でした。
消しゴムのカスや植物の断面、水の中の微生物など、普段見えない世界が一気に広がります。

ライトを当てて観察することで、より鮮明に見ることができますよ。
子どもも大人も、思わず時間を忘れてのぞき込んでしまう人気のコーナーです!
1974年の20倍から、1998年の150倍まで、進化してきた歴史も感じられます。
体験では、倍率の違いによる見え方の変化も楽しんで!

不思議な見え方を体験できる『かがみ』コーナー。
キューブ型の鏡をつなげて、マスコットのピッポ君を探す体験が特に人気です。
遊びながら試行錯誤する面白さが魅力!
踏み台も用意されていて、小さな子どもでも気軽に体験できる楽しい展示です。

複数の鏡を組み合わせることで、見えないものが見えたり、自分の姿が何人にも増えたりと、光の反射の仕組みや視覚のトリックを楽しく学べます。
ゆがんだ絵が、特定の角度や鏡を通すことで正しい形に見える「アナモルフォーシス」は、まるで魔法のような感覚です。

光の屈折によって見え方が変わる、『レンズ』の仕組みを体験できるコーナー。
こちらはレンズ棒を文字の上に置くと、文字が拡大されたり反転したりと、見え方が大きく変化します。

レンズコーナーでは、屈折率と光の性質を楽しく学べます。
対象物との距離やレンズの形によっても見え方に違いが生まれるので、さまざまなパターンを試しながら観察してみましょう!
静止画が動いて見える仕組みを体験できる『回転アニメ』のコーナー。
円盤を回転させることで、連続した絵がつながり、まるで動いているように見える「フェナキストスコープ」の原理を再現しています。
現代のアニメや映像のルーツともいえるこの仕組みを、自分の目で確かめられる点が魅力です。
シンプルな構造ながら、回した瞬間に命が吹き込まれたようにイラストが動き出す様子は、「すごい!」とつい声が出てしまいそう!

遠くのものを拡大して見る『望遠鏡』の仕組みを体験できるコーナー。
天体望遠鏡で、天井の隅にある星のボールを探してみてください。
ピントを合わせることで、遠い位置にある小さな球体の色や柄を、しっかりと見ることができますよ。

天体望遠鏡は、上下左右が逆に見えます。
その理由も、光を効率よく集めるための構造にあります。
普段なかなか体験できない、遠くを見る科学に触れられる貴重な機会をどうぞ!

人体の構造を学べる『骨格模型』のコーナー。
ふろくとして人気だった人体透視図や骨格モデルをもとに作られたパネルの前に立つことで、自分の体の中がどうなっているか観察できます。

ほら!
骨と関節の形や配置、筋肉の付き方、内臓の位置などを理解しやすいでしょう?
普段は見えない体の内部をイメージすることで、体の仕組みへの興味がぐっと高まります。
学びながら「自分たちの体ってすごい!」と実感できる、面白い展示です。

さまざまな鉱物に触れつつ特徴を学べる、子どもに大人気の『鉱物』コーナー。
砂利の中から見つけた鉱物を手に取って、色や形、輝き、硬さなどを比べることができます。
見た目だけでなく、感触でも違いを感じられる点が面白いですね。

気分はまるで、宝探し!
気に入った石を、一つ持ち帰ることもできますよ。
標本と見比べながら名前や性質を調べることで、鉱物への興味が広がること間違いなし!

『磁石』コーナーは、小さな子どもにも人気です。
磁石を使って、ボールを引っ張り上げたり、砂鉄を思い通りに動かしたり。
遊ぶことで、自然と磁石の働きが理解できます。

シンプルな仕組みでありながらも、少々テクニックが必要です!
ついつい、大人も夢中になってしまうかも!

こちらは、『音』の伝わり方を体験できるコーナー。
糸電話のような仕組みにバネを使うことで、音がどのように振動として伝わるのかを確認しやすく工夫されています。

片方から声を出すと、もう一方にしっかり届きました!
音は空気や物体を通して伝わるという基本を、直感的に理解できますね。
実際に声や音を出して、親子で楽しんで!

『カメラ』の原理を体験できるコーナー。
この暗室は、ピンホールカメラの仕組みを再現しています。
こっそり、暗室の後ろに回ってみて。
小さな穴を通った光が、どのように像を結ぶのかを観察できますよ。
「入ったけど、何も見えない…?」
暗い箱の中に映し出される何かは、目が暗さに慣れるとハッキリ見えてくるハズ!

音階の仕組みを学べる、子どもに人気の『楽器』コーナー。
弦の長さや太さ、張りの強さによって音が変わることを、実際に弾いて確かめることができますよ!
「ドレミ」を探しながら、音の違いを体感してみて。

風の向きや強さを測る仕組みを体験できる『風向風速計』コーナー。
風を受けて回るカップやプロペラの動きを観察しながら、風速の変化を確認できます。
扇風機を使って風を当てることで、動きの違いも分かりやすくなっていますよ。
目に見えない風を「見える化」することで、自然現象への理解が深まります。

手を触れずに音を出す不思議な楽器「テルミン」のコーナー。
アンテナに手を近づけることで、音の高さが変わります。
電子楽器の原点ともいえる存在で、独特な音色も魅力的。
まるで空中で演奏しているような、不思議な感覚が味わえますよ。
ぜひ、ドレミを探してみてください。

アリの生活を観察できる『アリの巣』が顔出しパネルになったコーナー。
丸い穴や、下の枠、上の枠など、色々なところから顔を出してみましょう。
小さな世界の中で繰り広げられる、ドラマの一員になってみて。
時代とともに進化!ふろくの歴史を一気見「コンプリートゾーン」

科学と学習のふろくは、1963年の創刊から約45年で3,000点以上が誕生しました。
人気のテーマにはカメラやラジオ、磁石などがあり、どれも実際に組み立てて体験できる点が魅力でした。
撮影や音の受信など、本格的な仕組みを学べる内容が特に人気を集めていたようす。

年代別に見ると、60年代はモーター、70年代はロボット、80年代は宇宙やコンピューター、90年代は新素材といったように、その時代の技術や夢が反映されています。
ふろくのサイズやパッケージ、ふろく名の変化も見どころです。
「カビ培養セット」といった、そのままズバリが名称になっていたものが、年代が経つごとに「もみもみドン」など、キャッチーな名称に変わっていった点も面白いですね。

また、天文学者の渡部潤一さんは1石ダイオードラジオ、クリエイターの岩井俊雄さんはカメラ実験セットなど、著名人が影響を受けたふろくの紹介もあります。
子どもの頃の体験が、将来につながっていることが分かりますね。
廊下には全ふろく一覧も展示されており、自分の思い出を探す楽しさもありますよ。
情熱がすごい!ふろく誕生の裏側に感動「メイキングゾーン」
メイキングゾーンでは、ふろくがどのように作られてきたのか、その舞台裏を知ることができます。
編集部のみなさんは、「子どもたちに科学の面白さを伝えたい」という強い想いを持ち、試行錯誤を重ねてきました。
ふろくは単なるおもちゃではなく、ノーベル賞受賞者が監修する本格的な教材として開発されていました。
安全性や教育的価値を重視しながら、楽しく学べる工夫が詰まっています。

制作の苦労や歴史を漫画で紹介するコーナーでは、思わず胸が熱くなるエピソードも!
さらに、歴代編集長のおすすめふろくや、月球儀の開発過程など、細かなこだわりを知ることができます。

タペストリーになった、表紙の一覧は圧巻!
手塚治虫先生や水木しげる先生といった、著名漫画家による作品も展示されており、時代ごとの雰囲気を感じられる点も魅力です。
読むだけで未来が広がる!本誌の魅力にどっぷり浸かる『本誌も楽しいゾーン』

『科学と学習』の本誌は、ふろくだけでなく特集記事や漫画も魅力の一つ!
未来予想の記事では、当時描かれた夢の世界が、現在どのように実現しているかを知ることができます。
電気自動車や宇宙開発など、現代につながる内容も多く、科学の進歩を実感できますよ。

また、大規模な実験企画も見どころ!
企業と協力し、車を持ち上げて紙の柱に置く検証など、スケールの大きな取り組みも行われていました。

実は本誌で取り扱われた実験の一部は、科博のサイエンスショーでも実演されたことがあります。
科学と実験の面白さは、いつの時代も変わりませんね!
科博のサイエンスショーは、土・日・祝日に常設展3階「実験ショーコーナー」にて開催中です。
おうちでも科学体験!欲しくなるグッズが勢ぞろい『ミュージアムショップ』

ミュージアムショップでは、今回の特別展のふろくが網羅された『ふろく大百科』を販売中!
また、特別展でも人気だったさまざまな体験キットが充実しています。
顕微鏡や天体望遠鏡、二眼レフカメラに活版印刷機、お掃除ロボやロケットなど、大人も子どもも楽しめるアイテムがズラリ!
思い出と共に、学びも一緒に持ち帰ることができますよ!
あの頃のワクワクを、もう一度!家族みんなで行きたい特別展

科博の特別展「科学と学習 ふろく展」は、懐かしさと新しい発見が同時に楽しめる特別展です。
子どもは体験に夢中になり、大人は思い出に浸ることができます。
三世代で楽しめるこのイベントは、家族のお出かけ先にピッタリ!
科博で、ドキドキ・ワクワクを体験しよう!
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みなさんお待ちかね!
抽選でペア20組・40名様に無料入場券をプレゼント!
■特別展「学研・科学と学習ふろく展 百閒は実験にしかず!」
開催期間/2026年4月18日(土)~6月21日(日)
開催時間/9:00~17:30(展示室への入室は17時まで)
開催期間中の休館日/4月20日(月)、27日(月)、5月7日(木)、11日(月)、18日(月)、25日(月)、6月2日(火)、8日(月)、15日(月)
観覧料/特別展観覧料が必要
大人(高校生以上)1,000円 /65歳以上の方900円 / 小中学生700円