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【愛媛県総合科学博物館 特別展「はたらく乗り物ワンダーランド」】ショベルカーから、船に飛行機、鉄道までが大集合!(愛媛/新居浜市)

2026.8.10 えひめのあぷり編集部

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はたらく乗り物が大集合!見て・触って・学べる体験型の特別展

この夏、愛媛県総合科学博物館(以降、科博)に陸・海・空で活躍する「はたらく乗り物」が集まりました!

普段、遠くからしか見られない建設機械や物流車両をはじめ、鉄道や船、飛行機など、私たちの暮らしを支えるさまざまな乗り物の情報が勢ぞろいしています。
実物の車両を、なんと5機も間近で見ることができますよ。

また、乗り物が動く仕組みを体験できる装置や模型、映像展示などが充実。
遊びながら、科学や技術を学べるのも大きなポイントです。
子どもはもちろん、大人も「なるほど、知らなかった!」と夢中になれる内容になっています。

そして地元企業41団体が協力しているので、本物の建設機械や貴重な展示が楽しめるのも見どころの一つ。乗り物がどのような仕事で活躍しているのか、どんな人たちが支えているのかを知ることで、将来の仕事やものづくりへの興味につながるきっかけにもなりそうです。

この記事では、これから観覧される方への参考に、見どころやうんちくをご紹介します。

大迫力の展示がズラリ!親子で夢中になれる見どころ紹介

今回は、専門学芸員の藤本光章さんに、見どころをご紹介いただきました!

屋内では、油圧ショベルやフォークリフト、高所作業車などの実物展示に加え、鉄道模型や航空機模型、映像展示など見応えたっぷり!
さらに、油圧や歯車、滑車など、乗り物を支える技術を実際に手を動かして学べる体験展示も充実しています。

特に人気なのが、Nゲージを操作できる鉄道ジオラマや、本物の車両シートに座れる鉄道体験、3種類の飛行ルートを楽しめるフライトシミュレーターです。
遊び感覚で体験しながら、乗り物の仕組みや仕事への理解を深められます。

屋外展示では、中型以上の建設機械を間近で見学できるほか、展示車両が定期的に入れ替わる予定となっているため、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。

建設機械のヒーロー!ショベルカーを体験しながら学ぼう

建設機械ゾーンでは、工事現場でおなじみの油圧ショベルを間近で見ることができます。
大人の藤本さんと比べても、約2.5トンの実物は迫力満点!

道路工事や災害復旧など、私たちの暮らしを支える建設機械の油圧ショベルを、まずはじっくり観察しましょう!
これから学べる『動く仕組み』が、油圧ショベルの各所に使われていますよ。

ラジコンで油圧ショベルを操作する、体験コーナーは子どもに大人気!

小さな力で大きなパワーを発揮!「油圧の仕組み」

重たいものを、軽々と持ち上げることのできる仕組み、『油圧』。

小さな力が大きな力に変わる不思議な原理を、実際に装置を動かすことで体感できます。
油圧はショベルカーをはじめ、高所作業車やフォークリフトなど、身近な働く乗り物に利用されている技術です。

クルクル回して発見!「歯車の仕組み」

歯車を組み替えたり回したりしながら、回転の速さや向きが変わる様子を観察しましょう!

自動車や電車、自転車など、私たちの身近な乗り物に欠かせない仕組みを、遊び感覚で学べます。

「4倍のスピードになるには、歯車をどう組み合わせてみる?」
家族で挑戦してみてください、盛り上がりますよ!

パワーを生み出す「減速機の仕組み」

「減速機」は一般的に、あまり馴染みのない単語ですが…
建設機械やエレベーター、ロボットなど、さまざまな機械のなかで活躍している技術です。

自転車のギアをイメージすると、回転する速さと力の関係が分かりやすいかもしれませんね。
ぜひスイッチを操作して、減速機の動きを観察してみてください。

重たいものが軽くなる!?「滑車の仕組み」

ロープと滑車を使うことで、重たいおもりがどれくらい軽く持ち上げられるのか!?

建設現場のクレーン車でも使われている仕組みを、体験してみましょう!
力の要る体験なので、子どもを助けてあげながら、力の不思議を親子で楽しんでください。

動く模型で「エンジンの仕組み」を学ぼう!

エンジン模型の取っ手を、くるくる回して動かしてみて!

普段は見ることのない、機械の内部の動きが見られます。
燃料がどのように力へ変わるのか、建設機械・車・バイクなどが、力強く動く仕組みを観察しましょう!

万博でも話題!最先端マシン「水陸両用ブルドーザー・スイブル&水中施工ロボット」

こちらは、万博でも紹介された水陸両用ブルドーザー『スイブル』!

水の中で直接作業ができるので、災害復旧や港づくりなどで大活躍しています。
スイブルの後輩にあたる『水中施工ロボット』は、離れたオフィスからの遠隔操作が可能で、操作性も向上していて「誰でも操作が簡単にできる」とのこと。

スイブルのラジコン模型(12分の1サイズ)や映像展示、絵本展示などで、人々の暮らしを支える最先端技術を知ってくださいね。

荷物をお届けする、物流を支える働く車たち

電気や通信工事、建設現場など、高い場所で活躍する『高所作業車』。

ブームと呼ばれる首の部分を伸ばしたり曲げたりしながら、高所へ安全に作業員を運びます。
小回りが利くので、狭い場所でもスイスイ移動できるそう。

バケットに乗った作業員の視点は、下のモニターで見ることができますよ。

奥に見えるのが、重たい荷物を持ち上げたり運んだりして、物流を支えている欠かせない働く車『フォークリフト』。

展示されている燃料電池フォークリフトは、水素から電気をつくって走る環境にやさしい次世代モデルです。
排出されるのは水だけで、水素の充填も約3分とスピーディー!

未来の物流を支える、新しい技術を実物展示で学びましょう!

工場や物流現場で活躍する「シンプルAGV キーカート」。

人の代わりに荷物を運ぶ、無人搬送車です。
磁気テープに沿って自動で走行し、必要な荷物を必要な場所へ運びます。

作業するうえで必要なタイミングに届くので、作業効率が格段にアップ!
障害物センサーなど安全機能もバッチリです。

物流の現場を支える最新技術を、実物展示や映像展示を見ながら学ぶことができますよ。

美味しい野菜を作る農業の要!トラクタの秘密

大きな後輪でぬかるんだ畑も力強く進み、道具を付け替えることで耕うんや種まき、草刈りなどさまざまな作業を1台でこなす、頼れる農業機械『トラクタ』!

近年はGPSによる自動運転などの最新技術も導入され、誤差は1cmくらいなのだとか。
農業の仕事は、ますます進化していますね!

映像展示やパネル展示では、農業従事者の4割を占める農業女子の声を取り入れるための『農業女子プロジェクト』の取り組みをご紹介。

農業女子と企業がコラボして誕生したトラクタは、乗り降りしやすいステップや、体にフィットするシート、日差しを防ぐサンバイザーなど、使いやすさを追求した工夫が満載です。

鉄道ファン必見!見て・座って・動かして楽しもう

レトロな運転席から、実際に特急車両で使われていた自由席と指定席の展示は、実際に座ることが可能で、子どもたちにも大人気!

写真中央、電球の形に似た黒い窪みは、懐中時計を置くスペースだったそうですよ。
時代を感じますね。

昔、実際に使用されていたヘッドマークや行き先表示板など懐かしい展示もズラリ!

子どもはもちろん、おじいちゃん・おばあちゃん世代も思い出話に花が咲くことでしょう!
三世代で楽しめる、コーナーです。

こちらは大きなジオラマの中をNゲージの列車が走る、人気の体験コーナー。

スピードを緩めてみたり、加速させたり、Nゲージをコントローラーで操作して、本物さながらの運転体験が楽しめますよ。

約30年前の鉄道展で使用されたジオラマも再登場!
のどかな雰囲気があるジオラマを眺めているだけでも、楽しい気分になります。

鉄道は、なぜ重たい車体でもスムーズに走り、カーブを曲がれるのでしょうか!?

その秘密は、『8000系特急形直流電車の振り子コロ装置及び、パンタグラフ支持装置モデル』のボタンを押して観察してみると、分かるかもしれません。

電車の車輪をよく見てみると、実はまっすぐの円柱ではなく、内側が太くて外側が細い「すり鉢」のような形をしていることが分かります。

昭和10年頃~昭和43年にかけて活躍した「蒸気機関車 C12」の展示は、鉄道好きなら見逃せません。

主に松山よりも南の予讃本線(現在の予讃線)で、愛媛で最後まで走っていた蒸気機関車です。
他にも愛媛の鉄道の歴史を伝える貴重な資料がたくさんあり、当時の姿を今に伝えています。

長年、松山市民に親しまれてきた伊予鉄道の市内電車のHOゲージもありました。

昭和から現在まで活躍する車両を通して、街の交通の歴史や進化を学べるのも魅力です。
身近な電車だからこそ、「これ、乗ったことのある電車だ!」と親子で盛り上がることでしょう!

懐かしさ満点!昭和の街へタイムスリップ

昭和の愛媛を写した貴重な写真パネルも見どころです!

今は姿を消した森松線や、愛らしいボンネットバスなど、当時の交通を振り返る展示がズラリ。
写真の建造物が、どれも低い建物ばかりな点も、時代を感じます。

おじいちゃん・おばあちゃんには懐かしく、子どもたちには新鮮な発見があるでしょう!

暮らしを支える船のチカラを知ろう!

この模型は、トラックや乗用車をそのまま積み込める「RO-RO船」の模型です。

なんと!この一隻で、トレーラーシャーシ160台と乗用車250台が積載可能!
陸上輸送よりもCO₂排出量を抑えられる、環境にやさしい輸送方法としても注目されています。

実際に船で使われている『コルゲート』に触れられる、貴重な展示も要チェック!

波型の形状によって強度を高めながら、洗浄しやすさや軽量化も実現する優れた技術です。
化学物質を入れても問題のない厚みやステンレスの質感を、ぜひ触って確かめてみて。

この模型は、日本初の水素燃料旅客船『HANARIA(ハナリア)』。

水素燃料電池やバイオディーゼルなどを組み合わせた次世代のハイブリッド船で、環境に配慮した未来の船として注目されています。
とてもスタイリッシュなデザインにもぜひ注目してみてくださいね。

筆者が気になったのは、海に浮かぶゴミや流出した油を回収し、美しい海を守る『海面清掃兼油回収船「いしづち」』の模型。

普段はなかなか目にする機会の少ない働く船だけに、筆者も興味津々。
海の環境を守る、大切な仕事について知るきっかけにもなりました。

パイロット気分で大空へ!空のお仕事

旅客機やセスナ機など、さまざまな飛行機の模型や写真パネルがズラリ!

空港で活躍する特殊車両の仕事も紹介されていて、飛行機を支える多くの人たちの役割が分かりますね。
セスナ機で実際に使われていた計器類の展示もあり、操縦席の雰囲気を間近で感じられます。

子どもや大人に大人気なのが、本格的な『フライトシミュレーター』!

松山空港や富士山、ラスベガス、ベネチアなど全9種類のコースが体験可能です。
操縦の難しさや楽しさを味わいながら、パイロットになったような気分を楽しめますよ。

子どもにオススメなのは、難易度の優しい『世界観光シリーズ』です。
たとえ建物や地上にぶつかっても、その場でフライト終了にならないので、子どももニッコリ。

ボタンを押すと飛行機模型がふわりと浮き上がる体験展示は、飛行機が空を飛ぶために欠かせない「揚力」の仕組みを学べます。

隣にある昔の松山空港を再現したジオラマでは、景色の移り変わりも楽しめますよ。

未来の乗り物として期待される「空飛ぶクルマ」もご紹介。

近年、大きな注目を集める次世代モビリティを通して、これからの移動や社会がどう変わっていくのかを考えるきっかけになりますね。

迫力の建設機械が並ぶ!屋外展示へ出発

第2会場の屋外展示室では、中型を中心とした本物の建設機械を間近で見学できます。

展示車両は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに新しい発見がある点も魅力。
屋外は日差しが強いため、帽子や飲み物を用意し、熱中症や虫刺され対策をして楽しんで。

世界にひとつだけ!AIで作るオリジナル絵本

常設ワークショップ「あなたの働くのりもの物語」では、AIを活用した特別な体験が楽しめます!

好きなはたらく乗り物のぬりえを完成させてスキャンすると、そのイラストをもとに世界に一冊だけのオリジナル絵本を制作できますよ。

物語は「かっこいい話」「みらいの話」「なかよしな話」「やさしさ・思いやりの話」など6つのテーマから選択可能。
AIがストーリーを作成し、完成した絵本は印刷して持ち帰ることができます。

自分だけの作品が形になる体験は、子どもたちにとって思い出になるだけでなく、「将来こんな仕事をしてみたい」という夢や興味を育むきっかけにもなりそうです。
大人も作成可能なので、特別展の記念に作ってみましょう。

最後まで乗り物尽くし!ショップ&レストランへGO

ミュージアムショップには、愛媛を走る特急列車のNゲージや新幹線デザインのキッズ靴下など、乗り物好きにはたまらないグッズが勢ぞろい!

レストランでは、飛行機型の器に人気メニューを盛り付けた1日10食の数量限定「ひこうきプレート」も楽しめますよ!
※「ひこうきプレート」は9月23日までの提供です。

この夏は、はたらく乗り物の魅力を科博で体感!

科博で開催中の特別展「はたらく乗り物ワンダーランド」では、実物展示や体験コーナーを通して、乗り物の仕組みや社会での役割を楽しく学べます。

建設機械や鉄道、船、飛行機など、普段はなかなか知ることのできない仕事や技術に触れられるため、子どもはもちろん、大人も夢中になって楽しめますよ。
昭和の交通を振り返る展示もあり、おじいちゃん・おばあちゃんまで三世代で楽しめる点も魅力です。

さらに週末には、油圧ショベルや自衛隊車両の試乗体験、冷凍車体験、CA・整備士のお仕事講座など、その日だけの特別イベントも開催されていますよ。
訪問前に、科博の公式HP・公式Instagramをチェック!

見る・触れる・体験する楽しさが詰まった「はたらく乗り物ワンダーランド」を、家族みんなで楽しんでくださいね!

特別展「はたらく乗り物ワンダーランド」

開催期間/2026年7月11日(土)~9月23日(日)
開催時間/9:00~17:30(展示室への入室は17時まで)
開催期間中の休館日/7月13日(月)、9月1日(火)、8日(火)、14日(月)
観覧料/特別展観覧料が必要
特別展+常設展 大人(高校生以上)1,300円 / 65歳以上の方1,000円 / 小中学生700円
特別展のみ 大人(高校生以上)1,000円 / 65歳以上の方900円 / 小中学生700円

愛媛県総合科学博物館 公式HPはこちら

えひめのあぷり編集部

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