「えぷり」とは?

乳腺クリニック・道後(松山市)気軽に検診・早期発見が大切 【メディカルレポート】

2024.11.4 えひめのあぷり編集部

【Question】
婦人科などで時々「ピンクリボン運動」という言葉を目にします。これはどんな運動なんですか?

【Answer】
「ピンクリボン運動」は、毎年10月の乳がん啓発月間に検診の早期受診を促す活動です!

【Doctor's Profile】
井上 博道院長

2013年に開業し、今年で11周年を迎える。
日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会外科専門医、日本乳癌検診学会評議員

自身の身体に意識を向ける「ブレスト・アウェアネス」初期症状や兆候を見つける一歩

毎年10月は乳がん啓発月間とされ、検診の早期受診を促進する「ピンクリボン運動」が世界規模で行われている。
乳がんは長年女性のがん死亡率1位であり、愛媛県でも罹患率の高さと検診受診率の低さが近年の課題とされている。

乳がんは日本人女性の9人に1人が罹患するとも言われ、40代後半から急速に増加し、加齢とともに減ることはない。
他のがんに比べ発症年齢が若い一方、早期発見・治療を行えば、10年後の相対生存率は90%以上と言われている。
つまり早く見つけるほど大事に至る可能性は下がるのだ。

▲通常のがんに比べ発症年齢が比較的若いのも乳がんの大きな特徴。「異常がない」ことを確認するのも、立派な検診の役目の一つ。

乳がん検診はマンモグラフィとエコーの併用検査を推奨している同院。
「マンモグラフィは痛いので超音波がいいという方もいますが、それぞれ役割があり、一緒に行うことで高い精度を発揮します」と井上院長。

30代は2年に1度、40代以降は年に1度の検診がベストだそう。同院では、経験豊富な診療放射線技師と検査を実施。自身の身体に意識を向けること、いわゆるブレスト・アウェアネスが、病気の初期症状や兆候を見つける最初の大きな一歩にも繋がってくる。少しでも違和感があれば気軽に検査に行こう。

日々の生活に治療を組み込み、女性の味方となる支援体制を

▲医院の在籍スタッフはほぼ全員が女性。安心して身体の悩みを話せる

罹患率の上昇する40代後半以降は、まだまだ仕事や育児に奔走する女性が大半だ。
そのため必然的に、日々の忙しい生活リズムの中に通院・服薬治療を組み込む形となる。

同院ではそんな患者の苦労に寄り添い、個々人のライフスタイルに伴走する支援体制にも注力。
患者と近い世代の女性スタッフによる綿密で親身なコミュニケーションのほか、抗がん剤による抜毛症状をカバーするウィッグや、脆くなった爪への対策となる医療用マニキュアなど、女性特有の悩みをフォローするアピアランスケアも充実。
多彩な視点で病と闘う患者を支えている。

▲生活も症状も人によって千差万別。焦らず自分のペースで治療を進めよう

『乳腺クリニック・道後』の施設情報と診療時間・休診日

施設名乳腺クリニック・道後
電話番号089-913-7007
住所松山市勝山町2-9−10


診療時間
9:00~12:30




14:30~18:30






※水・土曜のみ完全予約制
受付時間は月~金曜8:30~11:30/14:00~17:00(水曜午後除く)、土曜8:30~13:00

アクセスマップ

伊予鉄「警察署前駅」から南へ80m、徒歩1分

乳腺クリニック・道後 HPはこちら

基本情報

店名

乳腺クリニック・道後

住所

松山市勝山町2-9-10

電話番号

089-913-7007

営業時間

09:00~12:30、14:30~18:30(水・土は除く)、09:00~14:00(土曜のみ)

定休日

祝日 日 ※水曜は午後休診