「愛媛のイタリアン」特集。
イタリア人シェフが手掛ける「Trattoria Firenze (トラットリアフィレンツェ)」ファビオ カッラーイシェフにお話を伺いました。
料理と共にインタビューをご紹介します。
東温市|Trattoria Firenze (トラットリアフィレンツェ)の場所はこちら
住:東温市南方774
東温市|Trattoria Firenze (トラットリアフィレンツェ)|ファビオ カッラーイシェフが届けるイタリアン
Q.イタリアンに出合ったきっかけは?
私はイタリア・フィレンツェで生まれました。両親が共働きだったこともあり、子どもの頃は料理上手なおばあちゃんのごはんを食べて育ちました。
その影響で、若いときから自分で料理するのも好きで。オリジナルの創作料理や、伝統的な料理のアレンジなど、友だちと集まると料理係になるほど楽しんでいましたね。料理人になってから、日本に来るまで約10年間、いろいろな店で腕を磨きました。
Q.開店に至る経緯は?
12年前、家庭の事情で妻の地元・東温市に引っ越してきました。
そのとき唯一自分にできること、それが料理だったので、妻の母の実家があったこの地に新しく店を構えることに。当時は “和風イタリアン” が主流で、本場のイタリア料理が受け入れられるか不安でしたね。ちなみに、一緒に店を営むことになった妻とは、イタリアの友人宅でホームパーティをしていたとき、キッチンで知り合ったんですよ。
Q.シェフにとってイタリアンの魅力とは?
イタリア料理って地方色が豊かで、5~10km離れた街に行くと、知らない食材や料理がたくさん。
地形が南北に長く、海も山もあり、歴史的にも多様な人々が交わってきたことから、食文化は幅広すぎると言ってよいほど、本当に終わりがないんです。ただでさえ伝統的な料理が多
いうえに、さらに発明好きなイタリア人が新しい料理も生み出すので。 “永遠に探究し続けられる料理” だと思っています。
店で提供する、体に優しいハーブティー
Q.シェフが望む、イタリアンのこれからは?
オープンして10年が経ちましたが、毎日いろいろなところから新しいお客様が来てくださいます。
最近では、コースだけでなく、アラカルトで自分なりに前菜やメイン料理を楽しむ方も増えてきました。これからももっと多くの方に、美味しい本場の味を気軽に堪能していただきたい
と思っています。とても離れている国の料理、ましてや東温市の店なのでなかなか難しいですが、まだまだ頑張ります!
※奥さまによる通訳でインタビュー
お店の紹介|家族3 世代で楽しむ、イタリア人シェフが作る本場の味
2024年にオープン10 周年を迎えた、イタリア人シェフ・ファビオ氏が手掛ける本格イタリアンレストラン。
東温市産の新鮮な野菜と厳選されたイタリア食材を使い、伝統的な料理からシェフオリジナルのひと皿まで多彩なメニューを提供している。
家族3世代で訪れる常連客や、遠方から通うファンも多い。料理に合うドリンクメニューも充実しており、なかでもワインとハーブティーは高い人気を誇る。特別な日から普段の食事まで、様々なシーンに対応。シェフの想いが詰まった料理と食事のひとときを楽しもう。
東温市|Trattoria Firenze (トラットリアフィレンツェ)|シェフ自慢の一皿
エビのサフランクリーム ソース(1,700円)
オープン当初からある彩り鮮やかな人気メニュー。スパゲッティより少し幅の広いリングイネで、柔らかなエビがふんだんに入っている。
他にも自慢の料理の数々が
東温市産の野菜・ハーブを使ったコクのある優しいソースを合わせた「オッソブーコ」(子牛のすね肉)。
「グラン フィレンツェ特製ピッツァ」は水牛モッツァレラやドライトマト、ルッコラなどを使用している。
「フィレンツェ特製前菜」は羊のペコリーノチーズやフリッタータなど日替わりの前菜が5品楽しめる。