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松山市|Locanda del cuore(ロカンダ・デル・クオーレ)|イタリアン特集

2025.1.23 えひめのあぷり編集部

東温市|Locanda del cuore(ロカンダ・デル・クオーレ)|イタリアン特集

「愛媛のイタリアン」特集。
東温市で本場イタリアの味を届ける「Locanda del cuore 」の青江 博シェフにお話を伺いました。
料理と共にインタビューをご紹介します。

東温市|Locanda del cuore(ロカンダ・デル・クオーレ)の場所はこちら

住:東温市牛渕1025-1

東温市|Locanda del cuore(ロカンダ・デル・クオーレ)|青江 博シェフが届けるイタリアン

Q.イタリアンに出合ったきっかけは?

19歳の頃、当時お付き合いしていた彼女と映画を観に行った帰りに、パスタ屋を見つけたのがきっかけ。

それまで全く調理に興味なかったのですが、その翌日には厨房で長靴を履いて洗い物をしていました。

その店の経営に携わるまで続けた後、現実逃避でイタリアへ。現地ではお世話になっていたイタリア人家族や友人に相談し、地元の人々と触れ合える郷土料理のレストランで経験を積みました。

Q.開店に至る経緯は?

2001年秋に帰国した際、初めて訪れた東温市(旧重信町)の夕日や生産物の力強さ・素朴さ、人の大らかさが当時住んでいたイタリア中北部と似ていて。最終的に家族を持ち大好きなイタリアの街に似た愛媛でお店をしたいと決意。

店構えは、毎週のようにイタリア人の仲間と農作業納屋に集まっては音楽やダンス、食事をした楽しかったひとときを味わっていただけるよう納屋をイメージしました。

イタリア郷土菓子職 人の奥さまが作るお菓子

Q.シェフにとってイタリアンの魅力とは?

イタリアの心ですよね。イタリアは昔から経済が不安定で、生活は思ったほど豊かでないところも。でも食文化や芸術文化など生活や心を豊かにできるようなアイデアをみんなが持っているように思います。


「この人のために何かしたい」「この人との関わりを大切にしたい」と人の心を大切にしているところが、昔からの歴史背景をたどりながらも料理にも多く反映され、シンプルで滋味深いものが多いですね。

Q.シェフが望む、イタリアンのこれからは?

オープン10年目あたりまでは「自分の料理や店のスタンスはこうでなければ」という意識が強かったのですが、今では余計な気を張りすぎずに料理やサービスを探求できています。

様々なスタイルのイタリア料理店が増える中、私は今まで通りお越しいただいたときから会話を重ね、体調や希望など常に食べる方に意識を向けながら、イタリアの郷土料理と時間を体感いただける店を目指していきたいです。

お店の紹介|国内外にファンを持つ、大切なひとときを彩るレストラン

東温市で17年に渡り、多くの人を魅了し続けるイタリア料理レストラン。
青江シェフは、イタリアに行けない人にも本場の味を届けたいと、自身が現地で暮らしていた頃の料理や、要望・シチュエーションに合わせたひと皿を提供している。

店名の「ロカンダ・デル・クオーレ」は心の宿を意味する。この店では一人ひとりに寄り添い、食べた後も思い出として心に宿るような食事が楽しめる。シェフが生み出す料理、奥さまが手掛
ける伝統菓子、そしてここで過ごすかけがえのない時間を心ゆくまで味わって。

東温市|Locanda del cuore(ロカンダ・デル・クオーレ)|シェフ自慢の一皿

イノシシのラグーソース (2,200円)

しまなみで獲れたイノシシを柔らかく煮込んだラグーソース。パッパルデッレという幅広のパスタで満足感も抜群。1920年代の「リチャードジノリ」の皿が彩りを添える。

他にも自慢の料理の数々が

ワイルドに焼き上げた牛肉を薄く切った「牛肉のタリアータ」は、柔らかくも食べ応えのあるひと皿。

カーヴォロネロと豆、パン使って粥状に仕上げたトスカーナ郷土料理「リボッリータ」。

「ポレンタ」に、トーマ・ピエモンテーゼ(チーズ)と白トリュフをのせた食感と香りが楽しい一品。

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