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【大洲こころ保育園】「届く手のぬくもり、小さな園がくれる大きな安心―小規模だからできること」(愛媛/大洲市)

2025.7.18 えひめのあぷり編集部

はじめての保育園選びに、「ここでよかった」が見つかる場所

朝の光が差し込む、小さな玄関。
まぁるいほっぺに、にっこり笑顔の看板と、かわいい窓辺の飾りつけが目印の「大洲こころ保育園」。
0〜2歳の子どもたちが、あたたかなまなざしに見守られながら、家庭のようなぬくもりの中で毎日を過ごしています。

保育園という場所は、子どもにとっても、保護者にとっても“はじめて”がたくさん詰まった宝箱。

ちいさな背中を見送りながら― 
「今日は笑顔で過ごせるかな」
「給食、ちゃんと食べられるかな」
「どんな遊びをして、どんなことに出会うのかな」

そんな期待と、ちょっぴり不安が入りまじる、登園の時間。

「子どもが初めて外の世界と出会う場所だからこそ、“ここなら安心”と心から思える場所にしたかった—」。
そう語るのは、園を立ち上げた朝田 美由紀さん。
「こころ保育園」は、大洲市で初めての認可小規模保育園として、2021年に開園しました。

定員はわずか、12名。
小さな園ならではの特長は、なんといっても“目が行き届く保育”。
少人数だからこそ実現できる、丁寧な関わりと、徹底した安全対策により、「小さな変化」や「ちょっとした心の動き」にも、すぐ気づける環境が整っています。

また、こころ保育園では担任制にとらわれず、すべての職員がすべての子どもを見守る「チーム保育」を実践しています。
まだ自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない年齢の子どもたちにとって、保育士との信頼関係はとても大切。

たとえば、ちょっと元気がない日。
そんなサインも見逃さず、いつもと違う表情や遊び方の変化に気づけるのは、日々の積み重ねの中で、職員全員が子ども一人ひとりとしっかり向き合っているからです。

それぞれのリズムで、少しずつ成長していく子どもたち。
泣いたり、笑ったり、じっと考えこんだり、ふいに駆け出したり。
その子らしい歩みを大切にしながら、園全体で見守っていく——。
それが、こころ保育園のあたたかな保育の土台となっています。

安心して通える環境と、確かな保育のまなざし

見通しのよい長方形の保育室は、どこにいても子どもたちの様子が見渡せる設計に。
職員の目が届きやすく、子どもたちも落ち着いて過ごせる、安心の空間が広がっています。

また、こころ保育園があるのは、水害の多い大洲市の中でも比較的被害の少ない若宮エリア。
万が一の災害時には、すぐに避難できるよう、保育室のすぐそばには屋外階段も設けられています。
「子どもたちを守れる場所であること」を第一に考える朝田さんのこだわりです。

こころ保育園は「小規模認可保育園A型」に分類され、在籍する保育士全員が有資格者。
現在は9名の保育士が、家庭的な雰囲気のなかで、専門性とチームワークを活かした保育を行っています。

「離れていても、子どもの姿がしっかりと伝わる園でありたい」と話すのは、園長先生。
保護者との日々のコミュニケーションを大切にしながら、家庭での様子にも耳を傾け、子どもの小さな変化を細やかに共有することを心がけています。

「今日は、お友だちに“どうぞ”とおもちゃを渡してくれました」
「先生と手をつないで、にこにこお散歩もしましたよ」

そんな一日の出来事が、連絡帳や写真、そして送迎時のちょっとした会話の中に、「日々の成長のひとコマ」として、そっと込められています。

ささやかな気づきを丁寧に届けることで、保護者の安心や喜びへとつながっていく。
「私たち保育士も、子どもの成長をいっしょに喜びあえる“家族のような存在”でありたい」と、あたたかな笑顔の中に、確かな想いが込められていました。

遊びのなかに学びと育ちを―こころ保育園の園生活

「こどもたちに、ここで過ごした思い出をしっかり刻んでほしい」。
そんな願いを込めて、こころ保育園の日々のあそびや季節の行事には、いつも「楽しい」がぎゅっと詰まっています。

近くの公園や遊歩道へお散歩に出かけ、外の世界をたっぷり体験。
小さな発見に目を輝かせながら、どんぐりを拾ったり、カタツムリを見つけたり。

お散歩で摘んだお花を押し花にするなど、自然とのふれあいも日々のあそびにやさしく取り入れられています。

室内では、季節ごとのテーマに沿った制作や絵本の読み聞かせが子どもたちに大人気。
夏には水遊び、秋は落ち葉やお月見、冬は雪だるまやおひなさまなど、五感を使いながら遊びを通して感性と知恵を育んでいます。

さらに、こころ保育園では英語にふれる活動も積極的に取り入れています。
定期的に英語講師が来園し、子どもたちと一緒に歌や絵本、カード遊びなどを通して、英語に親しむ時間。

「アップル!」「レッド!」「ワン、ツー、スリー!」と、元気いっぱいの声が響く英語の時間は、子どもたちに大人気。
異なる文化にふれる貴重な体験でもあり、遊びのなかで自然と耳と心が英語になじんでいく、そんな工夫が詰まっています。

毎日の給食も、子どもたちが笑顔になるアイデアがいっぱい!
自園の調理室で栄養バランスに配慮しながら、毎日丁寧に手作りされています。
野菜の皮むきや型抜きなど、子どもたちが調理に参加する場面も♪
自分たちで関わることで、食べ物への興味や感謝の気持ちが自然と育まれています。

イベント時には、かわいいキャラクターメニューが登場することもあり、給食はいつも子どもたちの楽しみのひとつ。
アレルギー対応や偏食など、食に関する悩みについても保護者と丁寧に話し合いながら、「食事を楽しむ心」を大切にした給食づくりが行われています。

小さな保育園で生まれる、大きな思い出

こころ保育園では、一年を通して子どもたちが楽しめる行事が盛りだくさん!
誕生日会や運動会をはじめ、クリスマス会、ひなまつり、ハロウィンパーティーなど、保護者にとっても、思い出に残る大切な一場面です。

運動会では、親子で一緒に楽しめる“ふれあい遊び”が毎年大好評。
風船運びやお魚釣り、手をつないでゴールを目指すリレーなど、親子で心を合わせて過ごす時間は、子どもたちの頑張りを間近で感じられるかけがえのないひとときです。

冬のクリスマス会では、本物のサンタさんが登場するというサプライズも!
プレゼントを手にした子どもたちの目はキラキラと輝き、会場は喜びの笑顔があふれています。

発表会では、こころ保育園オリジナルの衣装に身を包んだ子どもたちがステージに登場。
色とりどりのドレスやかっこいい衣装を着て、一生懸命に踊る姿には、観客席から自然とあたたかな拍手が送られました。

ひとつひとつの行事が、子どもたちの心にそっと残るように。
園全体で「楽しい」の中に、小さな成長の芽をたっぷり育んでいます。

「ここでよかった」と思える保育園を目指して―

小規模園ならではのメリットを活かした温もりある保育は、まるで“もうひとつのおうち”。
子どもたちの「できた!」を保護者と一緒に喜び合い、日々の行事や育児相談を通して絆を深めていく―。
そこには、笑顔と信頼に満ちた、やさしいつながりが生まれています。

大切な我が子を安心して預けられる、心から「ここでよかった」と思える場所でありたい。
そんな願いを胸に、今日もこころ保育園では、小さな一歩を大切に、ひとりひとりの“今”に丁寧に寄り添っています。

「3歳になったらどうなるの?」という保護者の声にも、しっかりサポート。
こころ保育園では、3歳以降の受け入れ先となる保育園と連携し、スムーズな進級をお手伝いしています。

また、「まずは園の雰囲気を見てみたい」という方には、見学も随時ご案内しています。
お子さまと一緒のご来園も、もちろん大歓迎♪
あたたかな空間の中で、ゆったりと園のようすをご覧いただけます。
詳しくは、お電話などでいつでもお気軽にお問い合わせくださいね。

大洲市認可小規模保育事業所 大洲こころ保育園の情報

住所/愛媛県大洲市若宮483
お問い合わせ/0893-23-9258

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