
カフェと焼菓子工房がひとつに。週末だけのお楽しみ
愛媛deエンジョイなペコラです。
育児の合間に金・土・日のみオープンするカフェで、ゆったりとした時間と丁寧に作られたお菓子、食事を味わってきました。
愛媛県今治市。
その住宅街の一角に、まるで隠れ家のようなカフェ 「weekend cafe(ウィークエンドカフェ)」があります。こちらは、焼菓子工房「quatre quarts(カトル・カール)」が手がける週末限定のカフェ。
11:00〜はテイクアウトタイムで、レジまわりには焼き菓子やケーキ、キッシュ、スコーンなどがずらりと並びます。
店名にもなっている「カトル・カール」は、フランス語で“パウンドケーキ”のこと。
基本を大切に、素材にこだわり、混じりけのない“きれいな味”を追求したお菓子づくりがコンセプトです。
オープンキッチンなのは、ゆくゆくはお菓子教室も開きたいという想いから。現在はまだ準備中とのことですが、今後の展開が楽しみです。

今日は雲ひとつない快晴。
予定より少し早く着いてしまったので、周辺をのんびり散策してみました。
それにしても、朝からじんわり暑い…夏本番を感じます。

なんと、入り口で店主さんとばったり!
にこやかにご挨拶くださったのは、ほんわかとした雰囲気が素敵なお綺麗な方。
まるでこのカフェの雰囲気そのもの…!

なんと、お料理はすべて店主さんおひとりで手がけているそう。
丁寧に、心を込めて作られているのが伝わってきます。
おいしいだけじゃなく、優しさまで感じられる…本当に尊敬しかありません。

ナチュラルでやさしい雰囲気の内装は、建築士さんと「派手すぎず、落ち着ける空間にしたい」と相談しながら決めたのだそう。
その言葉どおり、木の温もりに包まれた空間は居心地がよく、時間を忘れてリラックスできる場所になっていました。

店主さんは実際にここで作業もされているそう。
静かな空間に、焼き菓子を作る音や香りがほんのり漂って…そんな光景を想像するだけでワクワクします。
作業されている姿をそっと眺めてみたいし、もしお菓子教室が開かれたら、ぜひ参加してみたいなぁ。
焼き菓子が豊富!おすすめは「スコーン」
焼き菓子のラインナップは10種類以上。定番のパウンドケーキのほか、キッシュ2種、タルト1種、冷蔵ケーキ、スコーンも並びます。
スコーンは「プレーン」と「小麦胚芽」の2種類。筆者のおすすめは小麦胚芽スコーン。
サクッとした食感のなかに、じんわりと優しい香ばしさが広がります。テイクアウトにもぴったりです。

ここのスコーン、わたしにとってはかなりの推し♡
硬すぎず、ちゃんとサクッと感もあって、口に入れるとホロホロとほどけていく。まさに理想の食感で、もう完璧。
スコーン好きにはぜひ一度味わってほしい逸品です◎

ここだけの話…実はぺこら、料理は得意なんですが、お菓子作りに関しては、ほんとに壊滅的。
特にキッシュなんて、もう何回失敗したことか…。
だからこそ、ここのキッシュをいただくと「なんでこんなに美しく、完璧に仕上がるの!?」って感動しかありません。プロの技、恐るべしです。

季節のフルーツロールは、その名の通り本当に“季節ごと”に中のフルーツが変わるんだそう。

コンフィチュールまで手作りだなんて…こだわりがすごい!
これはもう、スコーンと一緒にいただくしかありません♡

ここのフィナンシェもぜひ食べてほしいおすすめのひとつ。
私が伺ったときは、夏限定の「夏みかんとショコラのフィナンシェ」がありました。
爽やかな酸味とショコラのコクが絶妙で、季節感もばっちり◎
季節ごとに登場する限定焼き菓子もあるので、訪れるたびに新しい出会いがあるのも楽しみのひとつです!
12時からはカフェがスタート。手の込んだ料理が魅力♡
12:00からはお料理の提供がスタート。木の温もりを感じる店内で、その日だけの食事が味わえます。
この日のキッシュセットには
• 生ハムペーストのカナッペ
• ヴィシソワーズスープ(ジュレ入り)
• マルゲリータ風キッシュ
• サラダ
カナッペは硬すぎず、ペーストとの一体感が口当たり良く、スープはなめらかでザラつきなし。
オクラの彩りも味のバランスを壊さず上品です。
キッシュは、サクッと香ばしいパイ生地からほんのり焼き菓子のような香りが立ち上がり、中のトマトが爽やかさをプラスしてくれています。

6種類もセットがあって本当に悩みますが、やっぱり「weekend cafe」と言えばキッシュセットです。
迷ったらこれを選んで間違いなし。

フルーツロールも魅力的だけど、中のフルーツが季節ごとに変わるので今回はあえて「ほろ苦キャラメルロール」をご紹介します♪

サラダは新鮮でシャキシャキ!
自家製ドレッシングは酸っぱさ控えめで、どちらかというとほんのり甘めの味わい。

ヴィシソワーズスープって、実は作るのがけっこう手間なんですよね。
でもこのスープは、その丁寧な手仕事がしっかり伝わるなめらかな舌触りで感動しました。

何と言っても、香りが抜群に良い!
見た目も美しくて、思わず写真を撮りたくなるほど。
味ももちろん申し分なく、まさにエクセレントの一言です!
クスクスやデザートも!セットメニューが充実
この日は「スパイシートマトリースのチキン煮込みとクスクス」のプレートも登場。
キッシュセットと同様に、カナッペやスープもついていてボリューム満点。
食後は「ほろ苦キャラメルロール」とアイスティーをチョイス。
キャラメルはしっかりビター、でもクリームは甘くて口どけがよく、紅茶との相性は抜群。
焼菓子工房ならではの、丁寧なデザート体験が楽しめました。

クスクスは、小さな粒状のパスタのこと。
蒸す前の粒の大きさは約1ミリで、なんと世界最小のパスタとも呼ばれています。

北アフリカ発祥のクスクスは、伝統的には煮込み料理の付け合わせとして食べられることが多いですが、フランスではサラダに混ぜてさっぱりと楽しむスタイルも一般的です。

ドリンクのシロップにぜひご注目を。
アイスティーには繊細な味わいを損なわないよう、いつも通りのシンプルなシロップを使用。
一方、コーヒーには相性を考え、キビ糖のシロップを合わせているそうです。
こうした細やかな心配りが、本当に粋で素敵ですよね。

お待たせしました!ケーキの登場です♪このほろ苦甘い味わいとアイスティーの相性が抜群に良い!オススメのセットです。

ちゃんとほろ苦さがありながらも、くどくない甘さが絶妙で、スポンジと一緒に口に入れるとふんわりと溶けていく感じ…これは本当に危険!
ついつい何個も食べたくなっちゃう、魔性の美味しさ♡
「weekend cafe」(ウィークエンドカフェ)は、“週末だけ”だからこそ足を運びたくなる、今治市の隠れ家カフェだと思います。
・丁寧に作られた焼き菓子
・素材と味にこだわるお食事
・その日、その時だけの味
・心をほどくような空間
どれをとっても“また来たくなる”理由にあふれています。
今治市でカフェをお探しの方は、週末のご褒美タイムにぜひ訪れてみては如何でしょうか?
店名/weekend cafe(ウィークエンドカフェ)
住所/今治市旭町4-3-23
電話番号/090-2897-3600