
2025年12月6日(土) ~2026年3月29日(日) 開催 ふだん見逃しがちな日本の文字文化にそっと触れるひととき
今治市河野美術館では、2025年12月6日から2026年3月29日までの期間、館蔵品企画展「よむ、かざる、まもる そのためのかたち」を開催!
本展は合同企画展「飛びこめ!くずし字ワールドin今治」の一環として実施され、普段なじみの薄い「くずし字」の魅力をじっくり体感できる内容です。
くずし字とは、行書や草書など、文字の一部を省略した書体。
難しそうに感じる方も多いかもしれませんが、会場では和歌や物語に使われた「かな」のくずし字資料を中心に展示されており、古き良き日本の文字文化の奥深さを感じ取ることができますよ♪
河野美術館の多くの展示品は撮影も可能なので、気になった資料や美しい文字を思い出として持ち帰ることができるのも嬉しいポイント!
ただし一部撮影不可の展示物あるので、表示をよく見てご観覧ください。
今と昔の文化のつながりを感じながら、展示室の雰囲気を存分に味わえます。
静かな館内で、日本人の感性や工夫が息づく文字文化に向き合うひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
くずし字から広がる新しい発見と感動の時間

かつては多くの人々に親しまれていた「くずし字」ですが、現代では「みみずがのたくったような字」と表現されることも少なくありません。
しかし、実際に読んでみると、そこには驚きや面白さがたくさん!
この展示の最大の魅力は、くずし字がもつ歴史的な工夫や美意識を現代の視点から分かりやすく紹介している点♪
例えば、内容ごとに行頭の高さを変えたり、大切な書物を箱に入れて守るといった、過去の人々の知恵や工夫に触れられる構成となっています。
現代の書類や本のレイアウトと重なる部分も多く、時代を超えた工夫の連続性に気づくことができるでしょう。
また、和歌や物語などの美しい「かな」のくずし字資料に加え、偉人の書や江戸時代のファッション誌も展示されており、読めなくても美しさや奥行きが感じられますよ~!
これまで難しそうと感じていた「くずし字」が、ぐっと身近に感じられるはず。
じっくり鑑賞して自分だけの発見を楽しみましょう♪
講演会やギャラリートークで「わかる」楽しさを実感

会期中は展示に加えて、学びの機会も充実!
2月21日(土)14時からは河野美術館4階講演室にて、くずし字の魅力を分かりやすく解説する講演会「読めなくてもわかる!読めたらもっと楽しめる!くずし字ワールド」が開催予定です。
さらに、同日16時からは河野美術館、翌日22日には今治城、23日には村上海賊ミュージアムで、それぞれギャラリートークも実施♪
解説員による丁寧な案内で、展示物や資料の背景をより深く知ることができ、知識や理解が一層深まります。
歴史や文化に興味がある方はもちろん、初めてくずし字に触れる方にもおすすめ!
学びながら楽しめる講演会やギャラリートークに参加することで、展示資料の見方が新鮮に変わる体験が待っています。
くずし字を通じて、かつての日本人の暮らしや文字が伝える物語に思いを馳せてみてください♪
三つの会場をめぐるクイズラリーで、家族や友人と一緒に文化財の魅力を見つけよう

今回の合同企画展では、河野美術館・今治城・村上海賊ミュージアムの3館を巡るクイズラリーも実施!
各会場の展示内容にちなんだクイズが掲載された「クイズシート」を片手に、3館を回って答えを記入し、受付で提出すると、ポストカード2枚とシール2枚がプレゼントされます。
家族や友人と一緒に参加すれば、今治市の文化スポットを巡る小さな冒険気分が味わえ、学びながら楽しいひとときを過ごせること間違いなし♪
それぞれの会場では個性豊かな展示が待っており、くずし字の奥深さや地域の歴史にも自然と触れられるのが魅力です。
展示を鑑賞し、クイズに挑戦してプレゼントもゲットできる特別な体験が、冬のお出かけの思い出を彩ります。
くずし字をきっかけに、ぜひ新たな発見や文化の魅力を家族や友人と共有しましょう!


館蔵品企画展「よむ、かざる、まもる そのためのかたち」(合同企画展「飛びこめ! くずし字ワールドin今治」) の情報
開催日/2025年12月6日(土)~2026年3月29日(日)※月曜休館(祝日の場合は原則翌日振替)、12月29日~翌年1月3日休館
開催時間/9:00~17:00
開催場所/今治市河野美術館
住所/愛媛県今治市旭町1-4-8
料金/あり(一般310円、学生160円、高校生以下無料)
駐車場/あり(30台)
お問い合わせ/今治市河野美術館 0898-23-3810