【INTERVIEW】LONGMAN｜約3年半ぶりのメジャー2ndフルアルバム『10/4』発売！

―オリジナルフルアルバム『10/4』には「10/4の色んな人の日記」というコンセプトがあるということですが、その意味やアルバムに込められた想いを改めて聞かせてください。

ひらいさん（以下：ひらい）僕たちもコロナ禍の影響を受けて、このままではいけないと感じていました。今までは曲から作りはじめていましたが、先にアルバムのコンセプトから考えようと変えてみたんです。『10/4』には、“同じ1日でも人によって全く違う1日”という意味があり、今までとは違うアルバムができたんじゃないかと思っています。

―今までとは違うものを作りたいという想いがあったんですね。

(ひらい)そうですね。このアルバムには並々ならぬ想いがあって、さっきお話したコロナ禍のダメージもあり、“本当に後悔のない作品を作らなきゃ”という想いで、1音1音にこだわって時間をかけて作りました。

―アルバムにも収録されている「spiral」は『無職転生Ⅱ～異世界行ったら本気出す～』のOPとして大きな話題があったと思いますが、どのようにしてこの曲が生まれましたか。

(ひらい)イントロの雰囲気やサビまでの流れ、アニメの世界観も踏まえて細かくリクエストをいただいたので作りやすかったですね。そのなかでLONGMANらしさが出せたらいいなとも思い、歌詞もアルバムのコンセプトやアニメの内容にもリンクするように相談しながら作り、「spiral」が生まれました。

―MVの裏話はありますか。

ほりほりさん（以下：ほりほり）実は骨折をしてしまって、その直後（の仕事）が「spiral」のMV撮影だったんですよ。そういった意味でも僕も再出発ですね（笑）

一同：（笑）

(ほりほり)大きい怪我をしたことがなかったので、大変なことがいろいろあったのも含めて思い入れはありますね。アニメの主人公の気持ちと重なりました。

さわさん（以下：さわ）MVの視聴者から「俺らもこっちの世界で頑張ろうぜ」というコメントをいただいたとき、勇気を出して一歩踏み出そう、というメッセージが伝わっているんだなぁと嬉しくなりました！

―その他に思い入れのある楽曲はありますか。

（さわ）今回のアルバムは個人的に『Opening』から『Festa』の流れが最高です！『Festa』は、冴えない男子高校生がバンドを組んでキラキラした一日を過ごすっていう曲なんですけど、私も高校生の頃に初めてバンド組んでステージに立ったときに、同じくらいキラキラしていたなっていう思い出も相まって、思い入れが強いですね。

―学生時代を思い起こすような曲も素敵ですね。

（さわ）そうですよね。ライブしているときは常にキラキラしているなって自分でも思いますね。

（ひらい）そういう貴重な経験を毎回させてもらっているって考えたら、バンドマンって素晴らしいなぁと思いますね。

―東京・愛知での2MANLIVE「寿司2023」振替公演が終わりましたが、印象に残っていることはありますか。

（ひらい）コロナ禍の規制がなくなってからは初めてのライブだったので、声出しも解禁されて、めちゃくちゃ楽しかったですね。喜怒哀楽を全身で表現して、これでこそライブハウスだ！と感じました。ファンのみなさんの歓声を聞いたときは感動しましたし、3年ぶりにこの空間を作れたことが何より嬉しかったですね！

―11月19日(日)の愛媛公演のゲストは四星球ということで、同じ四国発バンドで何度か対バンされていて、楽しむ要素が多いですね。

（さわ）四星球のライブは一回一回どれをとっても面白くて、会場にいる人を誰も置いていかずに、全員で楽しむライブをしているのが本当に凄いですね。そんな人たちと一緒にできるのが嬉しいです。

―この公演に加え、来年5月にはアルバムツアーも決定してますが、愛媛公演の意気込みをお願いします。

（ほりほり）これまでも足を運んでくださっている方、そして初めてライブに来る方もいると思います。僕たちはそういった方たちに対して、常にフレッシュな気持ちでライブをすることが大事だと思っています。「LONGMANのライブ良かったから一緒に行こう！」と言ってもらったり、クチコミで伝わったりして、活動が広がっていけるように取り組んでいきたいですね。

―具体的にこういうライブがしたいというのはありますか？

（ほりほり）どうしたら満足してもらえるか、また来たいと思ってもらえるか、友達に誘いたくなるかなどを考えたりしていますね。ガッツリかっこいい演奏をするよりは、みんなで一つになって楽しいライブをすることを考えていて、バンド活動を経て僕らはそういう方が向いているのかなと思いましたね。

（ひらい）あと、先月上京したばかりなんですけど、（愛媛公演までの）2カ月でも「成長したな」「ちゃんと気合入れて東京に行ったんだな」と納得してもらえるライブをしないといけないですね。

―これからの展望や挑戦したいことはありますか？

（ほりほり）上京はしましたが、最終的には愛媛を活性化させたいですね。ライブの規模が大きくなると、愛媛でライブをした際には県外からもたくさんの方が足を運んでくれますし、それで飲食店なども賑わって経済効果もあるので、愛媛に還元できるバンドになりたいですね。

―愛媛のファンの方たちにメッセージをお願いします！

（ひらい）愛媛が大好きです！愛媛の方たちと盛り上がっていきたいし、アルバムを聴いて是非ライブで一つの空間をつくっていきたいです。

（さわ）『10/4』に収録されている楽曲は、必ずライブでファンのみなさんに盛り上がっていただけるものにしたいという想いも込めています。なかには合いの手のパートが入っている楽曲もあるので、ファンのみなさんと一緒に声を出して楽しみたいです！

（ほりほり）いつかは“愛媛を誇るバンドといえばLONGMAN”と言われたい。いずれBIGになって帰ってこれるようにコツコツと頑張っていきますので応援よろしくお願いします！