「えぷり」とは?

真夏に出会える、たった一つの奇跡。西洋菓子ツカサの「もも太郎」に魅せられて【愛媛/今治市・おでかけレポ】

2025.7.18 ぺこら

「もも太郎」は、自然と向き合うお菓子

愛媛deエンジョイなペコラです。
今治市にある人気パティスリー「西洋菓子ツカサ」に、“予約困難な季節限定ケーキがある”という噂を聞きつけて訪ねてみました。
その名も「もも太郎」。桃を丸ごと一個くり抜き、特製のカスタードクリームをたっぷり詰めた、夏限定のスイーツです。

そして、店長・永井さんのケーキ作りにかける情熱に、まさかここまで心を動かされるとは!

「もも太郎」は、販売開始から10年以上続くツカサ夏の定番。けれど毎年、毎日、全く同じものは作れないそう。
理由はシンプル。桃が自然の産物だからです。
その日入荷した桃の品種・熟れ具合・味のバランスをテイスティングしながら、カスタードクリームの配合を毎回微調整。
使用するのは、香り高いマダガスカル産のバニラビーンズ。
午前中には180個以上売れるという大人気ぶりにも納得の、職人技が詰まった一品です。

目の前に運ばれてきた桃をひと目見た瞬間、思わず「これは…大きい!」と声が漏れてしまいました。

浅すぎず、かといって深すぎもしない絶妙な加減でカットされた種のあとに、ふんわりと詰められたカスタード。桃の瑞々しい香りとカスタードの甘さが溶け合い、鼻先をくすぐるのは、まさに“スイーツの香り”

ナイフを入れた瞬間に伝わる、ずっしりとした重み。それでいて、驚くほどやわらかい。その理由は、お店で丁寧に追熟させているからなのだそう。

実はツカサの7割が“季節限定”だった!

驚いたのは、「もも太郎」だけではありません。
西洋菓子ツカサのショーケースに並ぶ商品の、実に7割が“季節限定”。
現存するレシピは100種類以上、それでも「まだ増やしたい」と語る永井さんの探究心に脱帽です。
しかも、マカロン嫌いの永井さんが3年かけて開発した“食べられるマカロン”まで登場。
甘さ控えめで口どけの良いその味に、私の甘いもの苦手な従姉妹も「これなら食べられる」と大絶賛でした。

今治市内で、これほど多彩なマカロンを取りそろえているお店は、そう多くありません。

中でも人気な、塩キャラメルと苺のフレーバー。ショーケースの前では、若い世代からご年配の方まで、年代を問わず手に取る姿が印象的でした。

ピスタチオもまた、根強い人気を誇る定番フレーバー。濃厚なナッツの香ばしさに惹かれて、リピーターが多いのも頷けます。

そして、堂々の人気ナンバーワンはやっぱりショコラ!
濃厚な味わいがクセになると評判で、迷ったらこれ、というファンも多いそうです。

原価度外視。それでも作る「もも太郎」のワケ!

「もも太郎」は、ほぼ利益ゼロの究極商品。
原材料費はもちろん、バターやバニラビーンズの価格高騰に加え、労働力や製造コストもかかる…。
それでも「やめる気は一切ない」と永井さんは笑います。
理由は“未来のため”。ケーキ離れが進む若い世代に「作り手の熱意を伝えたい」と語り、この日も中学生が職場体験に来ていました。

職場体験の最終日には、なんと自分の手でケーキ作りに挑戦!
これまで見てきたプロの技を思い出しながら、生地を重ね、ケーキを飾るその姿は、どこか誇らしげでもありました。

すごい!スポンジの上に丁寧にクリームを重ねてバランスよく配置。思わず「本当に初めて?」と聞きたくなるほど、見事なデコレーションでした。

おや?これはもしかして“もも太郎”の桃なのでは?

桃から丁寧にくり抜かれた種と皮の数々。朝の戦場の名残です。

農家さん、バター業者、未来のパティシエ~「もも太郎」がつなぐ輪~

10年以上も作り続けてきた「もも太郎」は、桃農家さんをはじめ、原材料の供給元、地元の学生たちと、さまざまな人との信頼関係を育んできました。
「桃が足りない」「バターが手に入らない」──そんな時も支えてくれるのは、“人とのつながり”。
一つのお菓子が、想像以上の広がりを持って今治の夏を彩っています。

西洋菓子ツカサは、1960年に現在とは異なる場所で、大衆食堂として創業しました。そこから長い歴史を重ね、今のケーキ屋さんへと姿を変えてきたのです。

常連さんが笑顔でお店の扉を開け、親子三代にわたって変わらずツカサの大ファンだと嬉しそうに語ってくれました。まさに、地域に愛され続けるお店の証です。

照明の色温度を4000kに設定。4000Kの色温度は、自然光に近い明るさと温かさのバランスが取れているため、様々な場所で快適な空間を演出できる便利な色温度です。

パティスリー西洋菓子ツカサの「もも太郎」は、単なる季節限定ケーキではありません。
自然と対話し、味を調整し、人との信頼を積み重ねてきた、まさに“今治の夏の奇跡”。
情熱のこもった一品、ぜひ一度味わってみてください。
きっと、誰かに話したくなる“物語”がそこにあります。

■西洋菓子ツカサ
住所/〒799-1506 愛媛県今治市東村3-1-36
電話番号/0898-47-3370

公式サイトはこちら

公式Instagramはこちら

ぺこら

この記事を書いたのは

ぺこら

愛媛deエンジョイなペコラです。自身のオススメのお店など紹介しています♡
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飲食関係と美容系

〇今治市在住
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