
アンパンマンの作者・やなせたかし氏と、大正ロマンの画家・高畠華宵氏。
二人の作品世界が出会う「やなせたかしが見た高畠華宵の世界展 ー懐かしき美の追憶ー」が、2026年10月10日(土)から2027年1月11日(月)まで、東温市の高畠華宵大正ロマン館で開催中です。
こちらの記事では、見どころをご紹介します。
没後60年を記念して アンパンマンの作者が見た高畠華宵の世界

この展覧会は、大正ロマンの画家・高畠華宵氏の没後60年を記念して開かれる特別展です。
やなせたかし氏は幼い頃、雑誌などに掲載された華宵氏の絵を見て、大正ロマンの世界に触れて育ちました。
会場でたどるのは、華宵氏の作品のどこに惹かれたのか、そしてその美が、アンパンマンをはじめとするやなせたかし氏の作品世界(詩や絵画、イラストレーション)にどう影響したのか、という点。
高知と愛媛という、同じ四国出身の二人の画家のつながりも、この展覧会の大きな見どころです。
『詩とメルヘン』原画など約90点 アンパンマンとはひと味違う世界

みどころの中心は、やなせたかし氏のライフワークともなった雑誌『詩とメルヘン』の表紙絵や挿絵の原画です。
「やなせメルヘン(大人のメルヘン)」と名付けた物語とその挿絵(原画と複製)、詩画(原画)、絵本『アラビアンナイト』の原画など、約90点を展示。
アンパンマンとはひと味違う、しかし根底に流れる思想は同じという、やなせたかし氏の表現の幅を体感できる作品群です。
なお、著作権の関係で、やなせたかし氏の作品と、作品が写り込んだ展示室の風景は撮影できません。
SNSへの投稿も控えるようお控えください。
高畠華宵氏の作品は撮影可能です。
華宵の作品約15点と並べて見る、二人の画家のつながり

華宵氏の作品(約15点)と一緒に、やなせたかし氏の作品を並べて見られるコーナーもあります。
並べて鑑賞することで、やなせたかし氏が華宵氏から受けた影響関係を見ることができます。
さらに、やなせたかし氏が華宵氏について評したエッセイも紹介。
華宵氏のどこに惹かれたのかを本人の言葉で知ったうえで作品を見ると、二人の画家の感性の交わりが、より深く味わえます。

展覧会では、やなせたかし氏の人となりや人生、ものの見方についても紹介されています。
故郷である高知県香美市の原風景、弟・千尋さんとのこと、母のことなど、じっくり読み解けるエピソードの数々。
作品の根底を流れる「やさしさ」「懐かしさ(郷愁)」「せつなさ」がどこから生まれるのか。
アンパンマンを通して知るやなせたかし氏から、少し違う角度でその人に触れられる内容となっています。
優しい気持ちになれる展覧会です。
ぜひ、会場に足を運んでみてください。
「やなせたかしが見た高畠華宵の世界展 ー懐かしき美の追憶ー」の基本情報
イベント名:やなせたかしが見た高畠華宵の世界展 ー懐かしき美の追憶ー
開催日:2026年10月10日(土)〜2027年1月11日(月)の毎週土・日・祝日
※11月7日(土)、2027年1月2日(土)・3日(日)は臨時休館
開催時間:11:00〜17:00(入館締め切り16:30)
開催場所:高畠華宵大正ロマン館
住所:愛媛県東温市下林丙654-1
料金:一般1,000円/中高大学生600円/障害者手帳をお持ちの方・65歳以上800円
駐車場:あり(約15台)
問い合わせ:高畠華宵大正ロマン館(TEL:089-964-7077)