近い将来、愛媛の未来を代表する存在になるかもしれない！？
南予で作られる“未来の一品”を探し求める企画『南予みらい逸品堂』。
その調査隊員からのレポートをお届けします。
こんにちは！ 「南予みらい逸品堂」調査隊・ひかりりです。今回は番外編として、気になる活動をしている方3名に突撃取材してきました。
ことの発端は、先日の「プラムスコ」の調査。「菓子工房KAZU」の新改さんを訪ねたとき、ECサイトの運営もしている新改さんから、気になるワードを教えてもらったのです。
地域商社的農業者。
ちいきしょうしゃてきのうぎょうしゃ、です。
それはさておき、知ったからには調査をせずにはいられない！ そう思った私はすぐさま新改さんにお願いし、もう少し教えてもらうことに。
「地域商社的農業者」とは
「地域商社的農業者」とは、通販サイトやＳＮＳで自分の農産物等を販売している農家さんが、新たな販売先を探している農家さんの商品も一緒に販売している人のことなのだそう。
この仕組み、農産物を生産する農家さん側にも、そしてそれらを購入する私たち側にもメリットがたくさんあるのです。
たとえば、良いものを作っているものの、多くの人に届ける手段を持っていない農家さんからすれば、代わりにインターネットなどで消費者のみなさんに情報を届けてもらうことができます。また、販売しているサイトにアクセスする購入者側からすれば、ひとつのＥＣサイトの中で様々な商品を一度に見ることができて便利ですね。
生産者と購入者のお互いがインターネットを介して近づくことで、今まで知らなかった“南予の逸品”に出合えるチャンスもぐっと増えそうです！
精鋭の3名をご紹介
まずは「プラムスコ」の親でもあり、梅と松野をこよなく 愛する新改和也さん。
●新改 和也（しんがい・かずや）さん
「松野の梅を県外の人に届けるためにはECサイトが最も効果的だと考え、ネット販売を開始しました。ECサイトでは松野町の6次産業化商品を中心に、自分が「良い！」と思ったものを揃えています」
主な商品／梅の加工品（シロップ、プラムスコ）、柑橘、柑橘ジュースなど
次は、ご夫婦で柑橘栽培をしながら幅広い通信手段で販売に対応している峯田泰稔さん！
●峯田 泰稔（みねだ・やすのり）さん
「FAXやDMでの注文に加え、2019年からECサイトに取り組んでいます。野菜など峯田農園で栽培していない商品もECサイトで積極的に取り扱うことで、幅広いニーズに対応していきたいと思います」
主な商品／ハウスみかん、愛媛果試第28号、柑橘ジャムなど
最後は、質の高い「媛っこ地鶏」を生産し、Facebookで販売している吉田裕史さん！
●吉田 裕史（よしだ・ひろふみ）さん
「Facebookを利用した直接販売により、媛っこ地鶏の8割を販売。今後もより良い商品を提供するため、生産面と品質向上に力を注いでいます。今後も“こだわり”のある商品を取り扱っていきたいです」
主な商品／媛っこ地鶏、地元の農産物、海産物など
まとめ
今回は「地域商社的農業者」についてご紹介いたしました。南予には素敵な“逸品”がたくさんあります。生産者が心を込めて作った農産物と、それを購入したいと思っている人がもっとつながることで、南予エリア全体の様々な“みらいの逸品”が育っていくのだと感じました。
今回紹介したECサイトで気になった商品があれば、ぜひお取り寄せしてみてくださいね！
