戦後の復興から始まった国民の森林への愛情を培う行事
毎年春、天皇皇后両陛下の御臨席のもと行われる「全国植樹祭」。豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるために開かれる国土緑化運動の中心的行事で、昭和25年(1950)、戦争により焦土と化した日本全国に木を植え、増やして復興を願う取り組みから始まりました。今も都道府県持ちまわりで開かれ、※1四大行幸啓の一つに数えられる大切な行事です。
愛媛県では、昭和41年(1966)に温泉郡久谷村(現在の松山市久谷町)で「第17回全国植樹祭」が開催されました。
この大会を契機として、県内の林業や緑化運動は大きく発展し、全国有数の林産県へと成長を遂げました。
そして令和8年春、60年ぶりとなる「第76回全国植樹祭」の愛媛県開催が正式決定! 豊かな森林を次世代に引き継ぐ県民総ぐるみの大会となるよう準備が進められています。
※1…「行幸啓」…天皇皇后両陛下がご一緒に外出されること。「四大行幸啓」…全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭
問合せ/第76回全国植樹祭愛媛県実行委員会(県森林整備課)
TEL/089-912-2486