
2025年10月4日(土) 開催 静かな島に響く太鼓と踊りを味わう特別な祭礼
松山市に位置する興居島で、毎年秋に開催される「興居島の船踊り」!
この季節、普段はのどかな島が特別な活気に包まれます。
全国各地で秋祭りが行われるなかで、伊予の水軍ゆかりの歴史を現代に伝えるこの祭りは唯一無二♪
太鼓の音が響き渡り、踊り手たちの躍動感が島全体に広がるこの伝統行事は、訪れる人に非日常のひとときをもたらします。

地元の方々が長年大切に受け継いできた伝統文化に直接触れることができ、地域の温かさや誇りを肌で感じられるのが魅力!
2025年の船踊りは10月4日(土)に開催され、船越港において行われます。
お祭りを楽しみながら水軍の歴史を知れる貴重な機会です。
秋の休日、心に残る特別な体験を求めて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
水軍の物語を今に伝える唯一無二の秋の風物詩

「興居島の船踊り」は、かつてこの地の海を治めていた水軍が戦いから凱旋した際、島に残る人々に勇姿を再現して見せたことに由来しています。
その歴史と誇りが息づく踊りは、今もなお島民の手で大切に守られているのだそうですよ♪
毎年、良縁祈願で知られる船越和気比売神社にて秋祭りの奉納行事として執り行われている「興居島の船踊り」。
当日、踊り手は、船で由良港を出発し、会場である船越港で船踊りを披露し、船越和気比売神社へ参拝を行います。

この写真は、昭和48年当時のもので、船踊りの会場である船越港が埋め立て前の模様。
踊り手から見える風景として砂浜が広がり上部に見える鳥居が船越和気比売神社、その左に見えるのが興居島中学校の校舎なのだそうです。
船踊りの起源は、明確ではありませんが、島の伝承によると承平年間(約千年前)まで遡るのだとか!
一説によると、伊予水軍の勇士が戦い終わって凱旋した折、これを歓迎する島民が戦勝に湧きかえる中で、戦いの模様を武者踊りとして再現して見せたことに始まり、その後、この踊りが氏神様の祭礼行事として取り入れられるようになったと語り伝えられています。
六法を踏み、見栄を切る歌舞伎荒事の振りがよく似合う『船踊り』。
同じリズムを繰り返す太鼓にのせて演じられる、ここでしか見られない踊りを楽しんでくださいね♪
華やかな衣装と子どもたちの躍動

華やかな衣装や役柄の個性を引き出す化粧も、見逃せないポイント♪
演者には島出身の学生や子どもたちが多く参加し、幼い頃から憧れの踊りに挑む姿が地域の歴史と未来をしっかりとつないでいます。
近年では島外から通う子どもやその家族も加わり、多様なメンバーが一つになって祭りを盛り上げる様子も印象的!
秋の思い出づくりに華やかな装いや美しい舞を見に行ってみては。
また、興居島中学校水軍太鼓部による太鼓演奏もあるとのこと。
踊りと太鼓が一体となったステージは観客を圧倒する迫力なので、お見逃しなく♪
島ならではの雰囲気に包まれる特別な秋祭り

秋の澄んだ空気の中、神社の神聖な雰囲気とお祭りの高揚感が同時に楽しめるのは、この日だけの特別な体験♪
会場の一つである船越和気比売神社は、良縁祈願のご利益で知られ、地元の人々や遠方からの参拝客でにぎわいます。
主催団体や地域の皆さんが一丸となって伝統を守り続けており、来場者も温かく迎え入れてくれるのがこのお祭りの大きな特徴!
初めて訪れる方でも安心して楽しめます。

なお、島内は駐車場があまりないため 、可能な限り公共交通機関を利用して、興居島へお越しください。
お祭りの前後にのんびりと島時間を満喫するのもおすすめですよ♪
家族と、友人と、興居島でしか体験できないお祭りを楽しんでみませんか?
数百年受け継がれてきた地域の誇りと優しさに触れ、島独特のぬくもりに包まれる秋の日を体験しましょう!

興居島の船踊りの情報
開催日/2025年10月4日(土)
開催場所/船越公園前海上・船越和気比売神社
住所/愛媛県松山市泊町1355(船越和気比売神社)
料金/なし
駐車場/可能な限り公共交通機関を利用してお越しください
お問い合わせ/小冨士文化保存会 090-5141-8825(山内)