
卒園してもつながる、やさしい時間
あたたかなぬくもりに包まれた「大洲こころ保育園」。
0~2歳の子どもたち一人ひとりに寄り添い、丁寧な保育を大切にする小規模保育園です。
この日、園舎の玄関には、どこか懐かしい笑顔が帰ってきました!

行われていたのは、卒園児を招いた“さとがえり保育”。
先生やお友だちとの再会を心待ちにしていた子どもたちは、園に着くなり「ただいまー!」と元気いっぱいの声。

扉の向こうで待っていた先生たちは、満面の笑顔で「おかえり!」。
久しぶりの再会に、恥ずかしそうにしながらも、うれしそうに先生に抱きつく姿があちこちで見られました。

「卒園しても、子どもたちや保護者のみなさんが気軽に立ち寄れる園でありたい」。
“さとがえり保育”は、朝田園長先生をはじめ、園の想いを形にした第一歩です。
思い出を“かたち”に、「キーホルダー」づくり

この日のメインイベントは「思い出のキーホルダーづくり」。
一人ひとりのキーホルダーには、入園したばかりの頃の幼い写真が入っています。

当時のあどけない笑顔に、「わ〜!ちっちゃい!」と子どもたちは大喜び。
保護者の方も「こんなに小さかったんだね」と笑顔で見つめ、親子で過ごした日々を懐かしみます。

子どもたちは好きなシールやペンを選びながら、真剣な表情でキーホルダー作り♪
「できたよ!」と嬉しそうに先生やお友だちと見せ合い、大切そうにぎゅっと抱きしめていました。

製作のあとは、先生による絵本の読み聞かせや手遊びの時間。
懐かしい歌やおもちゃに触れると、子どもたちは自然と体を動かし、「あ!これ覚えてる!」と声を弾ませます。
笑い声が響き合うその空間は、まるで園児時代に戻ったようなあたたかさに包まれていました。
保護者が語る、“こころ保育園でよかった”と感じた日々

この日参加した保護者のみなさんからは、「こころ保育園に通わせてよかった」という温かな声がたくさん聞かれました。
なかでも印象的だったのは、0歳から通っていた園児の“もうひとつの卒園式”のお話です。
本来の卒園式の日、体調を崩して参加できなかったその子のために、先生たちは後日、当日とかわらないかたちで卒園式を開いてくれました。

正装を整え、写真撮影も準備し、ゆっくりと名前を呼んでくれる先生たち。
小さな主役を真ん中に、家族と先生たちだけで行われた温かな式に、保護者は「この園を選んで本当によかった」と胸がいっぱいになったそうです。

日々の制作あそびや月ごとのお歌、英語教室のことを楽しそうに話す子どもの姿。
毎月の園だよりには可愛い写真がたくさん載っていて、園での様子がより身近に感じれたといいます。
『先生たちが本当に優しく、子どもにも私たち保護者にもそっと寄り添ってくれるので、毎日安心して通わせられました』-こうした声は多くの保護者から寄せられました。

また、「上の子がここで素敵な園生活を送れたから、下の子も迷わずここに」と話す保護者の姿も。
卒園した今でも園の近くを通ると、「ここが保育園の場所!」とうれしそうに話す子どもたち。
その何気ない一言に、こころ保育園で過ごした日々のぬくもりがそのまま残っているのを感じます。
朝田さんが願う、“つながり続ける保育園”

保護者との再会では、近況を聞きながら、新しい園での様子や小さな変化にも耳を傾ける朝田さん。
「一度こころ保育園に通った子どもは、ずっと大切な我が子。お母さんたちの声を聞きながら、少しでも寄り添えたら」と、やさしく話してくれました。

最後は、先生たちとハイタッチをして「バイバイ」。
ぎゅっと抱きしめられた子どもたちの顔は、どこか誇らしげ。
「また遊びに来るね!」と笑顔で手を振る姿に、見送る先生たちの目には、少し涙が浮かんでいました。

懐かしい笑顔と新しい成長が交わるひとときは、子どもたちだけでなく、先生たちにとっても心があたたまる時間に。
また次の「ただいま!」が聞こえる日を、こころ保育園の先生たちは楽しみに待っています。
園見学のご案内

「園の雰囲気を見てみたい」という方には、見学を随時受け付けています。
お子さまとご一緒のご来園も、もちろん大歓迎です♪
あたたかな空間の中で、先生や子どもたちの普段の様子をゆっくりとご覧いただけます。
見学をご希望の方は、お電話などでいつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
■大洲市認可小規模保育事業所 大洲こころ保育園
住所/愛媛県大洲市若宮483
お問い合わせ/0893-23-9258