【インタビュー】愛媛産「乾しいたけ」と「乾たけのこ」の魅力に迫る!

2021.9.17 えひめのあぷり編集部

自然豊かな愛媛県には、海・山それぞれにその土地で愛され育まれてきた食材があります。乾しいたけと乾たけのこもそう。今回は、広く澄んだ空と緑豊かな樹々、清らかな水に恵まれた土地で乾しいたけと乾たけのこを大切に育てる生産者さんの声をお届けします。

乾たけのこ生産者|上川 勝利さん(大洲市)

1944年、愛媛県大洲市生まれ。標高500mの山間地で40年ほど農業を営む。乾たけのこの第一人者で、年間を通し乾たけのこのほか、乾しいたけや夏秋きゅうりも生産している。

乾たけのこがビジネスにし ようと思ったきっかけを教えてください。

どんどん広がっていく放置竹林を見て、どうにかできないかと以前から考えていました。そんなとき、子どもの頃たけのこを切って湯がき、乾して食べていたことを思い出しました。日持ちもするので保存食としても最適なことから、これはビジネスに変えられるチャンスだと思ったんです。実際に作った乾たけのこを愛媛県森林組合連合会に送り届けたことからこの事業ははじまりました。

これまで苦労したことや難しかったことはありますか?

難しいことなんてないですよ。誰でもはじめられます。ただ、険しい山道を重たい機材や竹を担いで登り降りすることが大変なんですよ。それでも、今までどうにもならなかった竹林を生かせるんだから、もっと生産者の数が増えてほしいと思っています。

今後のビジョンについて教え てください。

愛媛だけではなく、様々な地域で放置竹林に悩まされていると思います。もっとたくさんの人に乾たけのこの事業について知ってもらい、たけのこが厄介者から大きなビジネスチャンスへと繋がることを願っています。

乾しいたけ生産者|中野 孝廣さん・芳将さん(大洲市)

大洲市森林組合の組合長として働く父・中野孝廣さんと、2021年春に乾しいたけの栽培に加わった元料理人で地域おこし協力隊の経験もある息子・芳将さん。2人で3ヘクタールにもなる土地を管理し、日々乾しいたけの生産と普及に尽力している。

乾しいたけの栽培で苦労することは何ですか?

毎年クヌギの木を伐採する場所を変えるので、毎回その場所に応じた仕事を考えながら進めていくということが大変です。木がとにかく重いんです。収穫も含めて全て天候に左右されるので、毎年同じように栽培できるようになるには、経験と自分なりのノウハウの蓄積が大切です。木が大きくなるのに10〜15年、収穫には2年と、とにかく時間がかかるので何かを試す場合、結果がでるのにどうしても時間がかかってしまいます。

その一方での、やりがいや面白さを教えてください。

私は、椎茸作りは“森作り”だと考えています。椎茸を作るというよりは椎茸が生えてくる環境を整えてあげるという方が正しく、森の循環の中に自分がいることがとても面白いし、とても理にかなったサスティナブルな仕事だなと感じています。今やっている森の仕事は何十年も先の事を見据えて行っていることが多く、未来の森を作っていることにやりがいを感じています。

今後のビジョンを教えてください。

椎茸には作る人の個性がでます。もっと個々の農家の個性に目が向くような椎茸のアピールの仕方を模索していこうと思っています。

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基本情報

店名

えひめのあぷり編集部

ジャンル

愛媛県

住所

松山市湊町7-3-5

電話番号

089-931-6001

営業時間

10:00~17:00

定休日

祝日 日 土