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楽しく描いたよ!とべ動物園写生大会【愛媛/砥部町】

2025.6.3 えひめのあぷり編集部

初夏の愛媛県立とべ動物園の恒例行事「写生大会」に親子で初参加

こんにちは、えだまめです。
5月10日に行われた「第38回とべ動物園写生大会」にお絵描き大好きな娘と参加してきました。

いつもタブレットでデジタルお絵描きを楽しんでいる娘。
「動物園で写生大会があるらしいけん、行ってみる?」
「写生って何?」

私の小学生時代は絵の具道具と画板、お弁当を持って校内外で絵を描く学校行事があったり、夏休みの宿題になったりしていましたが、娘は図工で写生をしたことがなく、ピンと来ない様子。

「見た動物や景色を画用紙に描くんだよ」
「面白そう、行きたい」

ところが、その日は数日前から雨の予報…
雨天時は延期ということで、ほぼ参加を諦めていたのですが、何とか天気は回復!HPに延期のお知らせもなし!
急いで準備をしてとべ動物園へ向かいました。

イベント盛りだくさん。餌やり体験はすぐ定員いっぱいになっていました。

クイズや豆知識など勉強になる展示も豊富。

こんな所にトラ?「3Dアート動物園」にびっくり。

「とべもりジップライン」。怖いけど気持ちよさそう。

9時の開門前から大賑わい。写生大会参加者の高校生以下は入園無料!

受付は8時45分からですが、開門は9時。
余裕をもって9時前に到着しましたが、入口に一番近い動物園下駐車場はすでにいっぱい!

絵の具道具や画板を持った親子連れやグループが、続々と動物園に向かって歩いています。
私たちも大荷物を抱えて車を降りて急ぐと、おなじみの動物の足跡マークがある歩道に入場を待つ長蛇の列ができていました。

えー、こんなに参加者がいるの!?とびっくり。
後日の報道によると、今回は2600名が参加したそうです。

周辺の新緑の木々を眺めながら、10分ほどで入場券売り場へ。
券売機では現金の他にQRコード決済が利用でき、有人窓口ではクレジットカードや電子マネーなど、さらに多くの支払い方法が用意されていました。

写生大会参加者は、18歳以上は600円、65歳以上は300円、高校生以下はなんと無料で入場OK。
スタッフから画用紙と注意事項の用紙を受け取り、いざ入場!!

入場門への大行列。新緑が気持ちいいので待つのも苦じゃない!

おなじみの足跡ゾーン。子どもも大人も、とりあえず踏む(笑)

エントランス前にカラフルな日よけ?がありました。

広い園内には魅力的な動物がいっぱい!どこで描こうかな?

写生大会参加者専用のゲートから入場すると、すでにあちこちで場所取りが始まっていました。
私たちは久しぶりの動物園だったので、園内を回りながら描く動物を探すことに。

この日は一般の来園者の邪魔にならないよう、ベンチやガラスの前には「写生禁止」の張り紙がしてありました。
ペンギン舎のベンチ前やシロクマ舎、レッサーパンダ舎など、特に人気の動物がいる場所はしっかりゾーニングしてあり、参加者もきちんと守っている様子。

最初、写生禁止場所の一覧表を見た時に
「ダメなところばっかり!描く場所が無いやん」
と思ったのですが、園内を周っていると
「ここもいいな」
「あっちはどう?」
と悩んでしまうほど、見どころがたくさん!

さすが西日本有数の規模と言われるとべ動物園。
園内は10のゾーンに分かれ、180種約1000点の動物が展示されているので、描く場所、動物には困りません。

ゾウ舎の広場には写生や休憩をするたくさんの人が。

アフリカゾウの家族、リカ、媛、砥愛の仲睦まじい姿が見られます。

くつろぎ中のホッキョクグマのピース。こっち向いて~

歩いているだけなのに迫力満点のトラ。

とべ動物園のパノラマ展示は見どころがいっぱいです。

年齢問わず参加OK。よく見て、のびのびと動物を描こう。

娘はカラフルな「ルリコンゴウインコ」が気に入った様子。
シートを広げて、椅子を置いて、画材を広げて、さあ、お絵描き!

と、その前に、途中で買ってきたお菓子を食べて、ジュースを飲んで…
緑豊かな園内で、遠くから聞こえてくる動物たちの鳴き声に耳を澄ませて…
いやはや、完全にピクニック状態(笑)

同じインコの檻の前には体操服姿の学生が二人、椅子に座って描いていました。
画板に挟んだ画用紙に、鉛筆で丁寧にスケッチをしていて、とても上手。

会話を聞いていると、学校の美術部で部活として参加しているとのこと。
他の動物を描いている部員や顧問の先生が時々覗きにきて、朝何時にバスに乗ったとか、お弁当いつ食べようかとか、楽しそうにおしゃべりをしていました。
うーん、青春だなー!

青や黄色で鮮やかなルリコンゴウインコ。

じっくり観察しながら、まずは鉛筆で。

椅子に疲れ、寝そべって描き始めた娘。自由だ~

私も何十年ぶりかの水彩画に挑戦。フサオマキザルを描きました。

娘が鉛筆で描き始めると、インコは奥や手前に行ったり来たり、鳴いたり、隠れたり。
「じっとしてないから難しいね」
と言いながら、頑張って仕上げていきました。

絵の具を混ぜて、重ねて、薄めて…デジタルのイラストと違い、失敗しても戻せません。
白を塗って、その上からまた直しての繰り返し。
学校の図工の時間よりも長時間でしたが、夢中になって描いていました。

近くの親子からは、「大人が手伝ったらいけないんだよ!」と親のアドバイスをきっぱり断っている声が聞こえ、思わず笑ってしまいました。

とべ動物園の写生大会は今年で第38回とのことで、親世代の中には小中学生の頃に参加した、という人もいるでしょう。
時候もよく、私も娘もとても楽しめたので、また来年以降も参加してみたいと思いました。

第38回 とべ動物園写生大会の情報

開催日/2025年5月10日 9:00~14:00
開催場所/愛媛県立とべ動物園
開催住所/愛媛県伊予郡砥部町上原町240
駐車場/あり(普通2000台、思いやり駐車場あり)
料金/18歳以上600円、65歳以上300円、高校生以下無料(写生大会参加者)
問い合わせ先/愛媛新聞社企画事業部
電話番号/ 089-935-2355

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愛媛県立とべ動物園の基本情報

店名

愛媛県立とべ動物園

住所

伊予郡砥部町上原町240

電話番号

089-962-6000

営業時間

9:00~17:00(入園は16:30まで)

定休日

月 毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/1)

駐車場

キャッシュレス

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