「えぷり」とは?

道後ぎやまんガラスミュージアムがリニューアル!光と影の幻想的な空間(愛媛/松山市・おでかけレポ)

2025.11.15 Natuorhythm

こんにちは!
ガラス作品が大好きな、Natuorhythmです!

透明感のあるガラスは光を通すと、さらに輝きを増しますよね。
テーブルや壁などに広がる透けた影は、息をのむ美しさだと思いませんか!

そんなガラス作品の大好きな私が、今回ご紹介する施設は『道後ぎやまんガラスミュージアム』です。
つい先日(2025年10月28日)、リニューアルオープンしています!

こちらの施設をオススメしたい点は、一つ一つの作品の美しさはもちろんのこと!
光の当たる角度を計算し、とても美しく観えるように配慮された展示をされている点です。

15年の節目に、堂々のリニューアルオープン!

希少な江戸期のぎやまん・びいどろ・明治・大正の和ガラスが勢揃いする『道後ぎやまんガラスミュージアム』は、道後温泉本館から徒歩3分ほど歩いた『山の手ガーデン』内にあります。

2010年に開館してからというもの、道後を訪れる観光客だけでなく、地元民にも『美しい作品を鑑賞する場』として愛されてきました。

先日の2025年10月28日には、『道後の歴史物語』というテーマで大幅リニューアルオープン!
松山兎月庵文化歴史館の館長・小椋浩介氏を監修者に迎え、見事にブラッシュアップされています!

山の手ガーデンへ向かう、道のりからすでに美しい。

館内は落ち着いた雰囲気。マドンナもガラスに魅入っていました。

どこを見ても、ガラスと空間の色合いがキレイです。

見どころしかない!実際に観ていただきたい作品をご紹介

さっそく、ぎやまんガラスミュージアムで『実際に観ていただきたい作品』をご紹介しますね!

何といっても、黄色いウリのような形をした『黄色瓢形徳利』は外せません!
この美術館の中で特に古く、貴重な逸品(江戸時代)です。

『波千鳥文煙草盆』は、江戸~明治時代に作られたゴージャスな蒔絵。
蒔絵とは、漆で描いた文様の上に、金や銀などの金属粉を『蒔いて』装飾する、伝統的な漆芸技法です。

細かさに驚いたのが、『道後大紋楼ギヤマン行灯』。
遠くからだと一見、ただの行灯に見えますが…
なんと、ギヤマンガラス棒三種を800本ほど使って組まれた行灯(あんどん)なのです!

色と形もさることながら、キャップ部分の細工も凄い『黄色瓢形徳利』。

蒔絵と乳白ガラスで装飾された、豪華で大きな展示物『波千鳥文煙草盆』。

地下の茶室で、やわらかな明かりを灯しているのが『道後大紋楼ギヤマン行灯』。

ガラスだけじゃない!歴史を感じる貴重な資料たち

道後ぎやまんガラスミュージアムの新たなテーマは、『道後歴史物語』。

館内にはガラス作品はもちろん、明治時代の道後周辺の地図や当時の様子を表す掛け軸に絵、写真なども展示されています。

「どうして、道後でガラスの美術館?」
そう感じる方も、いらっしゃるかもしれませんね。

実はその昔、道後ぎやまんガラスミュージアムの近くでは、ガラス工房があったそうです。
道後温泉の旅館に卸すために、ビールやラムネの瓶類を作っていたそうですよ。

今は失われた道後の窯元『水月焼』やその元となった『道後(鷺谷)焼』の作品も。

ガラスで作られた、ままごと道具はミニチュアサイズでキュート!

現在(明治27年)の形に至る前の道後温泉本館、道後周辺の木版画錦絵は必見!

展示品と展示方法のリニューアルで、さらに『知的欲求』がプラス!

美しい彩色のギヤマンや、大正モダンのガラス美術品たちは、どれも存在感の強いアイテムばかり。
今回の展示リニューアルによって、さらに美しさのポテンシャルが引き出されています。

道後ぎやまんガラスミュージアムを手掛ける、山の手リゾート株式会社・代表取締役の帽子大輔氏によると、
「照明の配置も、一点ずつそのスペックを最大限に引き出すよう、小椋氏に監修いただきました」
「みなさまに本物の美しさをご堪能いただけたら、嬉しいです」とのこと。

個人的にはウランガラスの体験展示が、実に分かりやすくて面白かったです!

「多くの方に和ガラスの魅力を知っていただきたい」と、代表の帽子氏。

体験展示の『ウランガラス乳白彩色氷コップ』は、一見ごく普通のガラスコップ。

柱のスイッチで、ブラックライトがウランに反応!蛍光グリーンに輝いてキレイでした。

美しい作品の数々をご覧いただきましたが、展示のごく一部しかご紹介できませんでした。
館内は、本当に見どころ満載です!

今回ご紹介できなかった『紅被カット鯛形鉢』は、愛媛県民はぜひ見て欲しい逸品!
松山市が所蔵している、道後温泉本館の振鷺閣に使用されていた茜色のガラスなども展示されています。

道後ぎやまんガラスミュージアムには、見た目の美しいものから、機能美を追求したもの、歴史的なエピソードのあるものと、実に多くの『気になる美術品』で溢れていますよ!
本物からしか得られない、数々のエッセンスを感じるため、ぜひ足を運んでみてくださいね!

【道後ぎやまんガラスミュージアム情報】
住所/愛媛県松山市道後鷺谷町459-1
駐車場/あり
料金/大人800円・中学生550円・小学生以下無料
電話番号/089-933-3637

道後山の手ガーデン公式サイト

道後ぎやまんガラスミュージアム公式Instagram

道後ぎやまんガラスミュージアム公式Facebook

Natuorhythm

この記事を書いたのは

Natuorhythm

日々鍛えている、歌う筋肉クリエイター。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。
「放浪カメラマンです。写真にも力を入れて、魅力的に旬な情報を皆さまへお届けします!」

得意ジャンル:

観光・レジャー・芸術

〇松山市在住
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