
こんにちは。
南予に移住して早7年目になりましたCHISAです。
今回は、宇和地域づくり協議会・宇和地域づくり活動センターが主催する『城川町高川地区を歩いてめぐる「高川フットパス」イベント』に参加してきました♪
今回のイベントを機に、初めて聞いた『フットパス』という言葉。
森林や田園地帯、古い町並みなど、地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く、歩道専用の小道のことだそうです。
自然はもちろん、地域の歴史・文化をゆっくりと体験できるのが特徴だとか…。
ガイド付きでめぐる城川町高川地区
西予市城川町高川地区には、全部で4種類のフットパスのコースがあります。
今回は、約4キロの三柱神社・安尾茶堂コース(みはしらじんじゃ・やすおちゃどう)コースをアレンジしたオリジナルコース♪
通常コースを少し短縮し、穴神鍾乳洞探索を追加、ピザ作り体験もできるというイベントでした。
日頃、運動不足の私にとっては、少々不安もありましたが…。
食欲の秋、紅葉の秋、スポーツの秋、〇〇の秋に便乗して何か始めたくなるのが私の性分。
しかも地元の方でないとわからないような道もあるので、ガイド付きで歩けるのも魅力の1つ。

今回のスタート地点は西予市城川町にある川津南分館。そこまでは、宇和地域づくり活動センターの方々が送迎してくれるので、ただ、ただ、歩くことだけを楽しみに参加できました♪

高川地域づくり会さんが行っているフットパスコースは全部で4種類。
距離や歩くコースも異なるので、面白味のあるものばかり。
『龍馬脱藩の道コース』と題して、約9.5キロの道のりを約3時間かけて歩くコースもあります。

赤いポロシャツを着ている方々が、今回ガイドしていただいた【高川地域づくり会】の皆さんです。
ガイドさんも1名とかではなく、今回3名の方が前、真ん中、後ろとついてくれたので、多少離れてもしっかりといろんな話を聞きながら歩けました。
ガイドさんが、この地域のこと、四季折々の様子をくわしく教えてくれるので、同じコースでもまた違う時期に歩きに行きたくなります♪

コースの所々には、『TAKAGAWA FOOT PATH』と書かれた看板があるので、この矢印を頼りに進むこともできますよ!

フットパスというだけあって、序盤から自然の中の小道という小道を進んでいくガイドさん。
写真でも少し伝わるかもしれませんが、最初の目的地、三柱神社へ向かう道の高低差…。
今からここ登るの…?!と実感するだけで、みんな一度絶句していました。
数えてみたかった…謎の階段がある三柱神社
全部で324段あるといわれる、三柱神社。
数えてみるとわかるけど、合わないんです!…とガイドさんから説明がありました。
そんなまさか…と思いながら登り始めましたが、ものの数段で数える気力消失。笑
階段が、まず急すぎてゴールすら見えない…。
そこへ日頃の運動不足がたたって、少し上るだけで心臓バクバク。
疲れるの速すぎる…。
まだ100段も上っていませんでした。

日頃からウォーキングしなれている、参加者の方々。
年齢は私よりずっと歳上なのに、速い…。
気付いたらすぐ置いて行かれます!!!

結構上ったぞ!と思ってもまだゴールはずっと先。
そして、一段、一段、高くなってくる石畳の階段。

「疲れたら、たまに後ろ見てね!」とガイドさんの一言。
スタート地点だった鳥居は見えなくなっていて、振り返るとわかる自分が頑張って上ってきた実績。
水分補給しながら、自分のペースで着実に、一歩ずつ進んでいました♪
でも、急な階段なのがわかるとおもいますが、後ろ振り返るとそれもまた落ちそうで怖い…笑
もう、引き返せません。
進むしかない!!

そして、参加者全員、無事に到着!!
達成感はもちろんのこと、神聖な空気をたっぷり感じました。
参拝して三柱神社の神様にもご挨拶です。
絵本にもなった?!『穴神鍾乳洞』の世界
穴神鍾乳洞は、1969年(昭和44年)に地元の中学生によって発見されたそうです。
発見された時の様子が、絵本にもなっているので予習してから行くのもいいかもしれません。
洞内探索の際に、暗闇体験として洞内の電気を消して真っ暗な空間を体感できるのですが、ここを中学生が発見したと聞くと、ほんとよく発見したな…と驚きの連続です。
洞内では、縄文式土器も発掘されたそうです。
高知県の龍河洞などとは違って、ほんとコンパクトですが、間近に鍾乳洞や化石などを見ることができる場所です

これが穴神鍾乳洞が発見された時のことを絵本にした『ぼくたらの穴神鍾乳洞発見物語』です。

入口は意外にもこんな感じ。
どこが入口かわからないくらいコンパクト。
ここではヘルメットや、軍手を貸してもらえるので、スタンバイしてから洞内探索スタートです。

洞窟だけあって、この狭さわかりますか?!
ヘルメット被って、しゃがむだけでギリギリです。
洞内の壁を是非触ってみてください。
ひんやりして体感温度も外とは違います。

石灰が作り出した神秘的な世界が広がります。
『石の滝』と名付けられており、名前の通り滝のような鍾乳洞でした。

『宝殿』と名付けられたこちらの鍾乳洞。
洞窟内はスマホを落としたら救出不可の可能性もあるので、スマホの取り扱いには要注意なんですが、ここは、写真を撮りたくなるスポットの1つ。
是非、肉眼で見てほしい!
他は乾いているところが多いのに、ここだけ水分があるのか?
キラキラと光るように見えてほんとキレイでした。
五感をフル活用できるのが高川フットパスの醍醐味♪
自然の中を歩くのがこんなに楽しいとは…♪
300段越えの石段を上りきった後なのに、楽しくてしょうがなかった~。
目に入る植物の写真を撮ったり、名前を調べたりと子どもとのお散歩を思い出しました。
色んな物に興味をもつとなかなか進めないけど、マイナスイオンを浴びながら、鳥のさえずりに耳を傾けて進むウォーキングは格別でした♪

木々が広がる自然の中をドンドン、ドンドン歩いていきました。

城川町といえば栗!
フットパスコースの途中には、栗畑を横目に歩ける道も♪
落ちてる、落ちてる、栗の実が。
城川町の栗、大きくて他の参加者の方とも話題になりました♪

歩いた後は、高川地域づくり会のみなさんが、ピザ体験の準備を進めてくれていました。
自分で生地をのばして、具材をトッピング♪

トッピングができたら、窯のお世話係こそ窯ジイたちの待つ焼き場へ。
1枚1枚、丁寧に焼き上げてくれます。
今回はピザ焼き体験までさせてもらいましたが、作ってもらって食べるだけとかもOKだそうです♪

具材は地元の食材にこだわった、お野菜とベーコンのピザです。
城川町のトマト、すっごくみずみずしくてそのまま食べても美味しいのに、加熱すると甘みが増して更に美味しかったです。
ピザで、もう1つ印象に残ったのは、具材には珍しい、かぼちゃ。
つるくびかぼちゃという品種だそうですが、野菜についても教えてくれるのは、気さくな地元のガイドさんならでは♪
きてみないとわからない話がたくさんあって、ず~っと楽しかったです♪
たまには田舎で、自然を存分に感じてみるのも悪くない!!
高川フットパス体験、お出かけにいかがでしょうか♪
【城川町高川地区を歩いてめぐる 高川フットパス情報】
開催日/2025年11月5日 9:00~15:00 ※今回のイベントの場合
開催場所/西予市城川町高川地区
住所/〒797-1705 愛媛県西予市城川町高野子75-1
駐車場/あり
料金/イベント等は入場料、飲食店の場合は、メニュ金額など
※ガイド付きフットパス:1,000円/人
※ピザ作り体験:1,500円/人
問い合わせ先/高川地域づくり活動センター内 高川地域づくり会
電話番号/0894-83-1001
メール/takagawa.se@gmail.com