
海と段々畑に囲まれて。明浜でみかんを育てる「笑丸(ニコマル)」
西予市明浜町を訪れると、まず目に入るのが天へ向かって連なるみかんの段々畑です。
みかんは太陽の光と潮風をたっぷり受けて斜面いっぱいに育ち、周囲には明浜ならではの美しい景色が広がります。

明浜もまた、全国の多くの産地と同じように、担い手不足や高齢化といった課題を抱えています。
そんななか、ユニークな取り組みで地域を盛り上げているのが「株式会社笑丸(天晴農園)」です。
取材をして見えてきたのは、人のあたたかさと未来への想い。
ニコマルのみかんづくりを通して、明浜の今をのぞいてみます!
“人柄”で全国にファンが広がる!ニコマルのみかんづくり

取材中、何度も話題に上がったのは「どんな人がつくっているかを知ってもらいたい」という想い。
畑での何気ないやりとりや、イベントでのにぎやかな様子など、日々の風景も含めてInstagramに投稿し、発信してきました。

毎週金曜日に投稿している「ニコマル劇場」も、いつの間にか人気コンテンツになりつつあります。
みかんづくりの裏側というよりも、「なんだか楽しそうな人たち」という印象を受ける内容です。
「この人たちがつくるみかんを食べたい!」そんな声が、Instagramの投稿をきっかけに全国から届くようになりました。

もちろん、みかんがおいしいのは大前提!
みかんの味に加えて、人と人との距離が近いところもニコマルの魅力のひとつです。
ただ、みかんを買って終わりではなく、気づけば応援したくなっている。
全国のファンから愛されるみかん農家が、明浜で生まれています。
一度きりじゃない関わりが続く。ニコマルの畑に集まる人たち
長期インターンを希望する大学生や、全国から手伝いに来る人…。
ニコマルには、これまでさまざまな人たちが関わってきました。
ただ作業を手伝うというよりも、それぞれが得意なことや興味のある分野で関わっているのが特徴です。

収穫や発送作業を手伝う人がいれば、デザインが得意な人は資料づくりを担当することもあります。
「農作業だけ」「広報だけ」と役割を決めすぎず、その人の得意なことや興味に合わせて、自然に役割が生まれていくそう。
こうした関わりの積み重ねで、これまでにニコマルと関わった“関係人口”は、5年間でおよそ1,000人にものぼります。
一度きりではなく、何度も足を運んだり、形を変えて関わりが続いたり…。
みかんづくりの現場でありながら、人との出会いや経験が重なっていく。

そうしたつながりが形になったのが、ニコマル主催のイベント「ニコフェス」です。
明浜に人が集まり、顔を合わせて過ごす時間は、みんなの距離をぐっと縮めました。
ニコマルのみかんづくりを軸に人が関わることで、新しい視点やアイデアが生まれ、地域にも少しずつ変化が生まれる。
みかんと一緒に、未来の芽も育っています。
明浜のみかんを守りたい。その想いから始まったSNS発信
活動を続けていくなかで、すべてが順調だったわけではありません。
明浜で長年積み重ねられてきたやり方があり、それぞれの立場や考え方があります。
ニコマルの取り組みも、すぐに理解されるものではなかったといいます。

たとえば、畑でSNS用の写真や動画を撮影しているときのこと。
作業の合間にカメラを向けている様子は、見る人によっては「遊んでいるよう」に映ってしまうこともありました。
伝えたい気持ちがある一方で、その意図がうまく届かないもどかしさを感じる場面もあったそうです。
「明浜のみかんを守りたかった。」
そのために、自分たちにできる役割が何かを考え、今のやり方を選んできました。

発信を続けたことで人が集まり、関わりが広がっていったことは、選んできた道が間違いではなかったと感じる瞬間でもあったそう。
変えることと、受け継ぐこと。
どちらか一方だけではなく、その間で揺れながら少しずつ形をつくってきたのがニコマルです。
自然と向き合い、海と太陽に育てられる明浜のみかんづくり
ニコマルのみかんが育つのは、明浜の海を見下ろす急斜面の段々畑。
平らな畑とは違い、作業は決して楽ではありませんが、その分、太陽の光をしっかり浴び、潮風を受けながら育つのが特徴です。

みかんづくりは、自然との付き合いでもあります。
年によって天候は変わり、近年は温暖化の影響を感じることも少なくありません。
実が大きくなりすぎたり、日焼けしたりと、毎年同じにはならない難しさがあります。

さらに、最近は小玉のみかんを好む人が増えるなど、食べる側の変化も。
畑の状態や木の年齢を見ながら、その年ごとにベストな形を探っていくのが、ニコマルのみかんづくりです。
自然が相手だからこそ、正解はひとつではありません。
段々畑に立ち、木と向き合いながら、その年の明浜をそのまま味にのせる。
そんな土地の時間が詰まっています。
畑の主役は人!ニコマルを支えるメンバーたち
笑丸のみかんづくりを支えているのは、それぞれの得意を活かして一緒に歩んでいるメンバーたちです。
ニコマルの中心となって活動している主要メンバーを紹介します!

せいくん(片岡星也さん)
ニコマルのリーダー的存在。
メンバーの性格をよく見ていて、向いているポジションがわかるそう。
やらされるのではなく「やってみたい!」を尊重する関わり方が、ニコマルの雰囲気をつくっています。
「イケとる30代を目指してるんです」と、冗談交じりに語る姿も印象的でした。

まさくん(片岡正嘉さん)
みかんの栽培管理を担当し、日々みかんの木と向き合っている存在。
ニコマルのみかんの味を支える大切な役割です。
取材では、みかんづくりへのこだわりや、考えていることを丁寧に話してくれました。
ハサミを片手に畑を見るまなざしに、真剣さがにじみます。

あっくん(宇都宮晃仁さん)
笑顔が爽やかなニコマルのマスコット的存在。
そこに存在しているだけで場の空気がやわらぎます。
Instagramでもその笑顔に、虜にされるファンが多いのだとか。

さっきー(﨑山達也さん)
Instagramでニコマルを知り、ファンになったことがきっかけで関わるように。
その後、松山から明浜へ移住しました。
発信やイベントにも関わりながら、ニコマルの魅力を伝えています。
「応援する側」から「一緒につくる側」へ変わったメンバーのひとりです。

けいちゃん(酒井圭太さん)
出荷を担当し、なんと週に3.5トンものみかんを送り出しています。
箱詰めや発送作業は、みかんを楽しみに待つ人へつながる大切な工程。
「おいしさを届けたい」そんな思いで、出荷作業に向き合っています。

ゆーすけ(酒井優佑さん)
SNSで使われている写真や動画を担当。
「編集は大変ですが、やりがいがあります」と話してくれました。
はやりに流されすぎず、ニコマルらしさを大切にするのがこだわりです。
毎週企画を考え、金曜日にはおなじみの「ニコマル劇場」を投稿しています。
ニコマルのみかんをご家庭に。ふるさと納税で応援しよう!
それぞれの役割で個性を活かすニコマルのメンバー。
「この人たちが育てたみかんなら、食べてみたい」と感じた人もいるかもしれません。
明浜まで足を運ぶのは難しくても、応援する方法があります。
そのひとつが、西予市のふるさと納税です。

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ニコマルの柑橘は、西予市のふるさと納税返礼品としても選べます!
段々畑で育った明浜のみかんが、箱いっぱいに詰められて自宅に届く。

返礼品として届いた柑橘は、日々の食卓で楽しめるのはもちろん。
みかん農家を次の世代へつなごうとする取り組みを支えることにもつながります。
「応援したい!」そんな気持ちを気軽に行動に移せるのが、ふるさと納税という関わり方。
明浜で育った柑橘の味を、ぜひご家庭でも体感してほしいです。
人が集まる産地へ。明浜とニコマルのこれからに注目

明浜の段々畑で育つみかんの向こう側には、人と人との関わりがあります。
それぞれの得意なことを持ち寄りながら、同じ方向を向いてみかんづくりに関わるニコマルのメンバー。

その姿から伝わってきたのは、「続けていくために、変わることも選ぶ」という、大きな覚悟でした。
明浜のみかんを味わうことは、風景や暮らしに思いを寄せること。
ふるさと納税という関わり方を通して、産地の今とこれからを応援する選択肢もあります。
箱いっぱいのみかんと一緒に届くのは、明浜でみかんを育てる人たちの想いです。

■『株式会社笑丸(天晴農園)』の情報
【店名】株式会社笑丸(天晴農園)
【住所】愛媛県西予市明浜町俵津3-324-1
【電話番号】0894-89-4020
■『西予市ふるさと納税』の情報
【お問合せ先】西予市産業部 経済振興課
【電話番号】0894-62-6408