
2026年2月11日(水・建国記念の日) 静寂と感動に包まれる歴史ある神事
愛媛県今治市、伯方島に鎮座する喜多浦八幡神社で毎年執り行われる「弓放し」は、230年以上の歴史を誇る伝統行事です。
時を超えて受け継がれてきた神事は、建国記念の日の2月11日に開催され、静かな冬の境内に弓矢の響きが厳かに響き渡ります。

五穀豊穣や無病息災を願うこの行事は、今治市の指定文化財であり、地域の誇りを象徴する重要な祭礼です。
訪れる人々は、神聖な空気とともに、伝統が息づく貴重な体験を味わえます。
ご家族や友人同士で、特別な一日を感じてみてはいかがでしょうか。
230年以上続く神事の重み――五穀豊穣と無病息災への祈り

弓放しは、天明の大飢饉後に始まり、地域の人々が豊作と健康を願い続けてきた歴史ある神事です。
かつては旧暦正月に「初祈祷」として行われていましたが、昭和30年代以降は2月11日の建国記念の日に定着しました。
当日は社務所での厳粛なお祓いから始まり、白装束と烏帽子の射手たちが神殿で弓矢を供え、神聖な祈祷を受けます。
伝統的な所作や、當頭(とうがしら)・ひょうけんじ(接待役)などの役割も登場し、厳かな雰囲気が境内に広がります。
地域の無形文化財として、今も大切に守り伝えられているこの儀式は、日本文化の奥深さを体感できる貴重な機会です。
少年射手の真剣な眼差しと、静寂を突き抜ける一射の美しさ

射手は、かつては青年が務めていたが、現在では中学生が中心になり、一部高校生や小学校の高学年の子供たちが大役を務める。
今年の射手は小学生がメイン。
純白の衣と烏帽子、赤いたすきに身を包み、練習を積み重ねて本番に臨みます。
社務所でのお祓い、神殿での祈祷を終えた後、神霊が宿った弓矢を携えて的場へと向かう姿は、見ているだけで胸が熱くなります。
約10m先の的に向かい、静寂のなか放たれる矢は、会場全体を包み込む緊張感と神聖さを生み出します。
年ごとに恵方によって的場の方角が変わる伝統も見どころのひとつ。
射手を担う少年の表情や、的中の瞬間に湧き上がる達成感は、観覧者の心にも深く響くことでしょう。
屋台グルメで賑わう境内 家族で味わう楽しいひととき

弓放しの楽しみは神事だけにとどまりません。
当日は6店舗の屋台が出店し、クレープやベビーカステラ、唐揚げ、たい焼きなどバラエティ豊かなグルメが味わえます。
屋台は10:30~16:00まで営業しているため、弓放しの開催時間外でも利用可能です。
家族や友人と一緒に美味しい食事を楽しみつつ、伝統行事ならではの雰囲気に浸ることができます。
厳粛な神事と賑やかな屋台の両方を満喫できるのも、このイベントの大きな魅力です。
大人も子どもも思い出に残る一日を過ごしてみては。
伯方島で感じる伝統と自然―観光スポットとしてもおすすめ

喜多浦八幡神社は、歴史と自然が調和する伯方島の代表的なスポットです。
弓放し当日は地域の方々だけでなく、多くの観光客も足を運びます。
伝統文化に触れたあとは、神社周辺の穏やかな景色や島の観光名所を巡るのもおすすめです。
地元ならではの温かいふれあいも、この地を訪れる醍醐味のひとつ。
「喜多浦八幡神社 弓放し 今治市」といったキーワードで検索される方にも、唯一無二の体験となるでしょう。
ぜひこの機会に伯方島で、心に残る特別なひとときを過ごしてみてください。
弓放しの情報
開催日/2026年2月11日(水・建国記念の日)
開催時間/13:00~15:30
開催場所/喜多浦八幡神社
住所/愛媛県今治市伯方町北浦甲1463
料金/無料
駐車場/あり
お問い合わせ/喜多浦八幡神社社務所 0897-73-0634