近い未来、愛媛を代表する存在になるかもしれない!?
南予で作られる“未来の逸品”を探し求める企画『南予みらい逸品堂』。
その調査隊員からのレポートをお届けします。
こんにちは! 「南予みらい逸品堂」調査隊・ひかりりです。
秋の気配が少しずつ近付き、少し肌寒い日も増えてきましたね。
そして、みなさまお気づきでしょうか。
今回から長袖になりました!
食欲の秋、より一層気持ちを込めて南予の逸品の魅力をご紹介していきたいと思います!
今回の逸品調査エリアはここ!
調査のため今回向かったのは、五十崎和紙や大凧合戦で有名な、喜多郡内子町の五十崎地区。知っているようでよく知らない、五十崎。
今回は逸品の調査前に、少し寄り道して、この地域の文化を学んできました。
やはり、五十崎といえば、凧! というわけで「五十崎凧博物館」へ!
わぁ~~~~‼ 見渡す限り凧だらけ!
世界中から集めた400点以上にものぼる凧を見ることができます。
凧にまつわる歴史も学べます。もう凧博士ですね。
凧って、昔は「イカ」と呼ばれていたんですって。初めて知りました。
ほかにも、こんな凧や、
こんな凧など、本当に多種多様な凧が博物館の中にぎゅっと詰まっています。
凧を通じて、五十崎のことがちょっとわかった気がします。
いざ、待ち合わせ場所へ
五十崎の凧文化を学んだところで、
今回の調査に協力してくれる方のもとへ。
今回案内してくださるのはこの方、JA愛媛たいきの武田さん。
武田さん、よろしくお願いします!
ちなみにJA愛媛たいきの「たいき」は漢字では「大喜」となり、
「“大”洲エリアと“喜”多郡エリア」という意味なんだそう。
「この地域は柿やクリ、ブドウなど“落葉果樹”の生産地として有名なんですよ」と武田さん。
“落葉果樹”! まさに食欲の秋にぴったりな響きですね。
「ちなみに、その中でも今一番の推しフルーツは何ですか?」
「イチオシはシャインマスカットです!」
「シャインマスカット…!」
最近ケーキやフルーツサンドで大活躍の、皮ごと食べられる緑色のブドウですね。
シャインマスカットは「ブドウ安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」という種を掛け合わせて生まれた品種で、正式に品種登録されたのはなんと2006年。
今はスーパーやケーキ屋さんなど、いたるところで姿を見る人気品種ですが、なが~いブドウの歴史の中ではかなりニューフェイスのようです。
そして、JA愛媛たいきのシャインマスカットに、ついにブランド産品が登場したのだそう。
金色のシールには「大輝(たいき)」という文字が。
見た目も味も最上級品である証で、「これを選べば間違いなし!」と武田さん。
堂々とした武田さんに、なんだか後光が差して見えました!
ここで嬉しい情報をもう一つ。
9月の収穫期から、なんと12月のお歳暮やクリスマスの頃まで
美味しいシャインマスカットが楽しめるんです。
その秘密は、「冷蔵」。
シャインマスカットは他のブドウと比べて貯蔵性が高い!
という点に着目した県とJAが力を合わせ、より長い間貯蔵できるよう試行錯誤。
ちなみに、こちらは規格に合っているか房重をチェック。
2020年にJA愛媛たいきから「冷蔵シャインマスカット」として
出荷されたのは0.9t。県内のスーパーで購入できるみたいです。
つまりはクリスマスにお腹いっぱいシャインマスカットが味わえる日も、
遠い夢ではないということ! 今後も楽しみ!
シャインマスカットの圃場へ
じゃーーーーーん‼ 圃場(ほじょう)にも案内していただきました。
見渡す限り、シャインマスカット。まさにシャインマスカットの楽園!
ひとつひとつに袋がかけられていて、大事に育てられたのが見ただけで伝わってきます。
ちなみに新鮮なものほど粒にハリがあるようです。
うん、しっかりハリがありますね。ばっちりです。
(※撮影のため、いくつか袋を取ってもらいました)
JA愛媛たいきのシャインマスカットは県内のスーパーや、産直市「愛たい菜」で購入可能。
ちなみに、冷蔵庫から取り出した後で少し常温に戻してから食べるのがおすすめだそう。冷たさが和らぐことで、よりシャインマスカット本来の甘みを感じられるからなのだとか。
冷凍庫で凍らせることでシャーベットのような食感を楽しむのもいいですね。
なんだかシャインマスカットのことがもっと好きになりました。
今回のまとめ
今回は、今をときめく、JA愛媛たいきのシャインマスカットを調査しましたが、いかがでしたか?
歴史と文化のある地で作られたシャインマスカットは、まさに南予が誇る逸品!
皆さんもぜひチェックしてみてくださいね。
「南予みらい逸品堂」では、引き続き不定期で“南予の逸品”をご紹介していきます!
今回も心がキラキラとかがやくような楽しい調査でした。
次回も、お楽しみに!
P.S.働く私はシャイン(社員)マスカット。なんちゃって。