
<写真・左>アグリcafe 川楽里 宇都宮 崇さん <写真・右>小野植 正久 内子町長
\タウン情報まつやま50周年企画/
愛媛県内20市町の魅力を再発見する特別企画【えひめまちさんぽ】
本企画では、各自治体の市長・町長に編集部が直接インタビューを行い、それぞれのまちが持つ特色や魅力をお届けします。
暮らす人にとっての誇りや、訪れる人が感じる新しい発見など、愛媛の“まちの魅力”を一緒に見つけていきましょう。
第6回は内子町。
内子町がどんな町なのか、その魅力をたっぷりとご紹介します。
さらに今回は、内子町長・小野植 正久さんに編集部が直接インタビュー!まちの今とこれからについて、お話を伺いました。
町並みや内子座を保存活用、今に活きる豊かな歴史資源

まちづくりの核となるのは、重要伝統的建造物群保存地区である八日市・護国の町並みや、重要文化財の内子座など、受け継がれる歴史資源が息づいています。
豊かな土壌に育まれた果樹、四季折々に味わう実り

果樹栽培が盛んな内子町。
桃、梨、ぶどう、柿、栗、キウイ、ブルーベリー、イチゴなど、季節ごとにさまざまな味覚が楽しめます。
姉妹都市との文化交流も!ドイツ・ローテンブルク市

中・高生の海外派遣事業などを通じて交流を深め、2011年には姉妹都市盟約を締結しました。さらに、2026年には15周年を記念して、町民訪問団を派遣予定。
持続可能なまちづくり・ゼロカーボンシティうちこ

「エコロジータウン内子」を掲げる内子町。脱炭素社会の実現に向け、森林資源を活用した再生可能エネルギーの導入などを推進中です!
そんな内子町の町長である小野植町長に編集部がインタビューしてきました。
内子町長からみた内子町はどんなまちですか?

内子町は「歴史・伝統・文化」を大切に受け継ぐ町です。
重要伝統的建造物群保存地区に選定されている八日市・護国の町並みや、大正時代に創建され現役の芝居小屋として親しまれる「内子座」(現在は保存修理中)があり、さらにノーベル文学賞作家・大江健三郎氏の故郷としても知られています。
また、道の駅「からり」にお越しいただければ分かる通り、桃・ぶどう・柿・キウイなどの果樹を中心に農産物も豊富で、スキーやゴルフなど、屋外スポーツも楽しめる町です。
今、特に力を入れているのは?
「ずっと住み続けられる町づくり」です。
安心して暮らせる環境づくりに向け、さまざまな取り組みを進めています。
1つ目は「稼ぐ力」の支援。就農者への助成金など、町で安心して働ける環境を整えています。

2つ目は「子育て支援」。高校までの医療費無償化、給食費補助、公園整備、放課後児童クラブ増設など、安心して子どもを育てられる体制を充実させています。さらに、新規移住者の受け入れも積極的に行っていて、若い世代が活躍できる町を目指しています。
3つ目は「観光業への注力」です。現在、インバウンドの増加に伴い、宿泊施設の増設など受け入れ体制を強化、さらに今ある資源にも磨きをかけて、観光で訪れるみなさまに内子町を楽しんでいただきたいと思っています。
その他、交流を始めて40年になる姉妹都市のドイツ・ローテンブルク市との交流も続いており、町内の中・高生を毎年現地へ派遣する事業も行っています。
今後、内子町をどんなまちにしていきたいですか?
「元気いっぱい、わくわくする町」にしていきたいですね。
子どもたちが元気に成長し、ここで働き、次の世代を育てる——そんな循環のある、ずっと住み続けられる町にしたいと思っています。
タウン情報まつやまの読者のみなさんに一言お願いします!
現在保存修理中の内子座では、スタジオジブリの美術スタッフが内子の風景を描いた絵の一部を、工事幕として展示しています。これらの作品は、2011年に実際に内子町を訪れたスタッフのみなさん約20名が内子町で描き、町へ寄贈してくださったものです。
ぜひご覧いただき、描かれた場所を巡ってみてください。
小野植町長おすすめのお店・アグリcafe川楽里

今回、小野植町長のインタビューにご協力いただいたのは「アグリcafe川楽里」さん。

昨年「道の駅内子フレッシュパークからり」内に誕生したカフェスポットです。ポップで可愛らしい店内に加え、すぐそばを流れる小田川を望むオープンテラスも!

地元・内子町の旬の野菜や果物、自然豊かな土地で育った豚の加工品、自社栽培の小麦や米を使って焼き上げるパンなど、内子産にこだわった食材を贅沢に使用した料理やスイーツが勢揃い。

内子豚 フライシュケーゼと 自社栽培の米粉パン 目玉焼きのせ (1,300円・ドリンク付き)
【店舗情報】
住/喜多郡内子町内子2452 道の駅内子フレッシュパークからり内
☎/0893-43-1122
営/10:00~L.O.15:30
休/月・木曜
P /有
HP/有
電子決済/可