
こんにちは!
美味しいもの大好き!おでかけも大好きな、えぷりライターのsuekoです。
皆さんは、「新宮」と聞いて、何を思い浮かべますか?
霧の森大福や、お茶が浮かぶのではないでしょうか。
お茶の名産地、新宮。
実は、お茶以外に沢山の魅力があります!
今回、11/29(土)に行われました、「霧の茶会」の、先行メディアデーにお伺いして、新たな新宮の魅力に出会ってきました。
「新宮」を「リフレーミング」する。
「Reframing SHINGU」とは、愛媛県四国中央市新宮を舞台に展開する、観光と文化の新しい体験プロジェクトのことです。
「Reframing(リフレーミング)」とは、物事の捉え方や見え方に少し角度をつけ、新たな意味や価値を引き出すこと。
本プロジェクトでは、新宮という地域を、改めて見つめ直し、多角的に魅力を発信することで、多様な層に届く観光、体験コンテンツを育てていくそうです。
プログラムに関わるのは、新宮を愛するクリエイターたち。
新宮に関わる中で、出会った地域の魅力。
まだ誰も知らない、伝わっていない魅力を、多くの方に伝えたいとの想いから、プロジェクトを企画されました。
先行メディアデーでは、「霧の茶会」と同じ、塩塚高原を舞台に、デモンストレーションが行われました。

塩塚高原の一面に広がるススキの景色は、さながら黄金の絨毯のよう。
車から降りた途端、思わず両手を広げて深呼吸しちゃいました。

プロジェクトのメンバーは、ロゴ入りのオリジナルジャンパーを着用。

当日は、寒かったこともあり、焚き火が用意されていました。
訪れたゲストの皆さんは周りを囲んで、和気あいあいと暖をとっていました。

イベント開催前には、おもてなしとして、温かい新宮のお茶が配られました。
新宮のお茶は、旨味を強く感じる、出汁のような味わいです。
「移動式スタンド」が切り開く新たな日常の魅力、風景
プロジェクトのコンセプトであるリフレーミング。
この言葉を体現するのが、移動式のドリンクスタンドです。
新宮の風土や素材を取り入れた、特別なドリンクやフードの提供を通して、訪れた人々が、新たな新宮に出会う為の装置として、活躍します。
今後は、地域の自然や文化資源、体験プログラムと連動した、特別なドリンクを提供予定です。

プロジェクトを体現する移動式スタンド。
白いカウンターは、訪れた新宮の景色、場所、時間を「リフレーム」。
新たな視点から、魅力を創出します。

スタンドの下部は、リフレーミングのイメージや、新宮の空気感を、シンプルな構成で表現しています。

新宮の新たな魅力に誘う、Reframing SHINGUのメンバーの皆さん。
移動式スタンドを始め、今回のプロジェクトのコンセプトなど、語ってくださいました。
五感で感じ取る 新宮で構成される素材
「霧の茶会」で使用する素材は、極力新宮の物や、新宮に関わりのあるものを使用。
ドリンクに使用するお茶や、敷物、カップのスリーブに使用する和紙は、100%新宮産を使用。
器は、新宮出身の陶芸家さんによる、新宮をイメージして作られたもの。
目で見える情報だけでなく、味覚、嗅覚、触覚など五感を駆使して、新宮を感じ取ることができます。

ドリンクに使用するお茶は、脇製茶場と大西茶園のものを使用。

新宮出身の陶芸家、藤原和夫氏の作品。
新宮の自然に調和する、優しい色味がドリンクを彩ります。

カップのスリーブや敷物、素材を入れる器は、新宮に工房を構える、多羅富来和紙のもの。
新宮産ミツマタを、敢えて無漂白、繊維を残した状態で漉く。
特殊な製法で漉かれた和紙は、独特の質感に仕上がり、指から新宮の豊かさを伝えてくれます。

実は、キービジュアルのモデルを務めたのも、新宮出身のクリエイターさん(ヤマハラ氏)。
随所に新宮を感じられる工夫は、新宮を愛するクリエイターならでは。
四季を旅する、ティーエクスペリエンス
さて、プロジェクトの幕開けとなる第1弾のイベント「霧の茶会」が、11/29(土)に開催されました。
ススキが輝く、塩塚高原に現れたのは、たった一日だけのティーエクスペリエンス。
ミクソロジスト南雲主于三(なぐも・しゅうぞう)氏による、新宮茶を使用した特別なティーコースは、「新宮の四季」をテーマに、4種のブレンドティーが提供されました。
そして、パティシエ日高愛芽里氏が手がける、和のプティフールも登場。
訪れた方は、ドリンクとのペアリングを楽しまれたそうです。
今回開催された「霧の茶会」。
実は開催前の、メディアデーの時点で、ほぼ満席という人気ぶり。
新たな取り組みに対する、期待の高さが伺えます。
私が参加したメディアデーでは、4種のティーの中から、冬のラテが提供され、本番さながらの状態で、景色と共に、新宮の良さや空気感に触れました。

メディアデーで提供された冬のブレンドティー。
「冬灯の焙じ茶バニラクリームラテ」。
大西茶園のほうじ茶を、贅沢に使用しています。

新宮の水で淹れられた、ほうじ茶ラテには、バニラやシナモン、カカオニブなどが加えられ、仕上げには栗が削られます。
豊かで複雑な香りが、冬の塩塚高原に甘く漂います。

ラテは提供前に一度点てられます。
新宮の空気を含んだラテは、まろやかな口当たりに。
茶会では、抹茶椀に注がれ提供されました。

実際に飲んでみると、上品な甘さと、優しくとろける温かさに、心が癒されます。
複雑なフレーバーは、ほうじ茶を軸に、お互いが引き立て合い、その美味しさを確かに伝えてくれます。
飲み終えた後に訪れる安心感は、名前の通り、寒い冬に温かな灯りを見つけた時のよう。
今回は、メディアデーで、霧の茶会の一部を体験させていただきました。
ススキの高原の中でいただく、スペシャリティ。
ラテの温かさには、新宮を想ってプロジェクトを立ち上げた、クリエイターさんの温かい心も、こもっていました。
1つ1つが丁寧に作られ、それにこたえるような新宮の自然、空気。
五感で感じる新宮は、私たちの知らない景色、魅力を、これからも沢山見せてくれることでしょう。
今後は12月に、グランピング施設「LUONTE」で、星空カフェイベントが行われます。
冬の凛とした夜空に浮かぶ星々。
新宮茶を使用したドリンクを片手に、焚き火を囲み、美しい夜空を分かち合う、そんな観測会となっているそうです。
皆さんも、この機会に、新たな新宮の魅力を、味わってみてはいかがでしょうか?
始まったばかりの、Reframing SHINGU。
今後の展開が楽しみですね。
【Reframing SHINGU】の情報
【企画・運営】株式会社やまびこ(道の駅 霧の森)
住所/愛媛県四国中央市新宮町馬立4491-1
電話/ 0896-72-3111
メール/ mohiro@kirinomori.co.jp(大廣)