
食感を守るため、一食ずつ丁寧に茹でる「一りん」の流儀
そば処として開業し、18年。
多くの常連客に愛されている「一りん」の魅力は、そばの茹で加減への徹底したこだわりにある。

カウンターと座敷が ある、すっきりとした店 内。子ども用のイスの用意もある
ざるそばをはじめとする冷たいそばは、一度に複数のオーダーがあったときでも、必ず一食分ずつ丁寧に茹でる。
\店主・荒川さんのこだわり/

そばは、中までしっかり熱を通すことで、旨みを引き出せます。毎日の湿度や粉の状態によって茹で加減は変わるので、その日のそばが最も美味しくなる茹で時間を常に考えながら全体の料理を仕上げています。
それは、「どうしても一度に多めに茹でると、氷で締めたときに食感が変わってしまうから」と店主の荒川さんは話す。
\おすすめ/
【飲み干せるほど優しい味わい】かけそば(温)天丼セット(1,450円)

黒いダシではなく、愛媛の人に馴染むまろやかな味わいのダシがポイント。天つゆもそばのダシに合わせた調整で、まとまりがある
【そばの種類 】 二八そば
【メインのダシ】サバ節
先代の味を受け継ぐ誠実な一軒
巻き寿司や穴子ちらしなど、先代が営んでいた寿司屋の名残を感じさせる品も健在で、そばと一緒に味わえるのも嬉しい。

▲おろしそば〈冷〉 (1,150円)
大根おろしがたっぷりとのったひと皿。ダシをかけた後レモンを搾って食べるとさっぱりとした後味に

▲肉そば(1,500円)
甘辛く煮込んだ肉をダシに合わせたそば。こってりさせすぎない調理で、そばの風味を生かしている
手間を惜しまず、一つひとつを誠実に仕上げる姿勢こそが、この店の信頼に繋がっている。
【一緒に食べたい!サイドメニュー】うどん屋そば屋の名脇役
▼「一りん」のミニ穴子ちらし(1,500円)

瀬戸内産にこだわったアナゴをふっくらと仕上げた「ミニ穴子ちらし」。
下にはほんのり甘い自家製錦糸卵と、あっさりとした酢飯が重なり、素材の持ち味を引き立てている。

一りんの場所はこちら
一りんの基本情報
住所:愛媛県松山市此花町3-12
電話番号: 089-933-6928
営業時間:11:00〜14:30
定休日: 月曜
駐車場: 有
お座敷:有
テーブル席:無