
\タウン情報まつやま50周年企画/
愛媛県内20市町の魅力を再発見する特別企画【えひめまちさんぽ】
第8回は今治市をご紹介しました。
今回は今治市の地元施設を編集部が取材してきました。日本のものづくりを代表する造船専業メーカー「今治造船株式会社」の魅力をご紹介します。
日本と世界の海を支える国内シェア1位の造船会社

1901年の創業以来、造船専業メーカーとして歩み続ける「今治造船株式会社」。


国内10カ所の造船所を拠点に、年間70~80隻の船舶を建造している。


長年培った技術力と生産体制により国内シェア1位を獲得し、2025年には累計建造3000隻を達成。
今治の地に根ざしながら、日本のものづくりを代表する企業として世界の海運を支えています。
ものづくりの現場は地元・愛媛を中心に

全国10工場のうち5工場を愛媛(今治市・西条市・上島町)に構える。地域に根ざし、地元の雇用と産業を支えています。※写真は西条工場
地域と従業員が繋がるファミリーフェスタ

定期開催の一大イベント「ファミリーフェスタ」には数千人が来場!船造りの現場を身近に感じられ、多彩な催しで賑わいを見せます。
次世代の造船職人を育む 海ともうみともShipプロジェクト

工場のある地域の高校生を対象に、船の魅力を伝えるプロジェクトを実施。高校生と社員が模型船を制作し、性能を競い合います。
「今治造船」の歩みと日本の造船業について広報室の方にお話しを伺いました!

「今治造船」の歴史と強みを教えてください
1901年、現社長の先祖にあたる檜垣為治が船造りを始めたことが弊社の原点です。
1942年には周辺の造船所を統合して、「今治造船株式会社」を設立し、製造体制と拠点を広げてきました。
2023年には世界最大級の2万4千個積みコンテナ船を建造し、昨年には累計建造3千隻を達成しています。
弊社の強みは、長期的な視点で投資ができること。10年、20年先を見据えた設備投資を続け、生産の拡大に繋げてきました。
そして、“船のデパート”といえるほど多様な船種に対応できる点も強みです。
準備やコストも必要ですが、長い歴史の中で培った経験と人材、継続的な投資があるからこそ、市場に合わせて柔軟に応えられています。
新しい取り組みについて教えてください
全国・世界的にも環境に配慮した船造りが大きなテーマです。
例えば液化天然ガスを燃料とする船は、従来船より二酸化炭素の排出量を約25~30%抑えられるなど、環境負荷の低い技術への転換が進んでいます。
また、人材への投資にも力を入れています。地域やお客さまと直接繋がるイベントの開催や、40年ぶりの作業服のリニューアル、新社屋の建設など、働く環境を整える取り組みも進めているところです。
日本の造船業の未来と、「今治造船」の想いは
国内船業は、2035年に向けて建造量倍増の目標が掲げられ、貿易や安全保障の観点からも重要性が高まっています。
そうした中、弊社は国内シェア1位を維持し、今年1月には国内2位の「ジャパンマリンユナイテッド(IMU)」を系列化、世界4位規模の造船グループとなりました。
視点は世界に向けつつも、根底にあるのは地元・今治への想いです。この土地で船を作り続け、地域とともに発展していきたいと考えています。
会社情報
●従業員数:約2000人(グループ従業員数約15000人)
●平均年齢:37歳(2025年8月時点)
●事業所:本社、丸亀事業本部、西条工場、広島工場、東京支社、横浜オフィス(日本シップヤード)
●グループ会社:岩城造船株式会社、株式会社新笠戸ドック、株式会社スチールハブ 他
●系列事業:今治国際ホテル、サンセットヒルズC.C.、満濃ヒルズC.C.、フォレストヒルズ ゴルフ&リゾート 他
今治造船株式会社
住/今治市小浦町1-4-52
電/0898-36-5000