
道後ラーメンから海の幸まで! 老舗「いよ狸」の50年の歩みと進化
創業からおよそ50年の「いよ狸」の始まりは、道後の旅館の駐車場に出したラーメンの屋台。先代が作る一杯は地元や観光客の心を掴み、一時は道後温泉駅前にも店を構えた。

道後ラーメン(豚骨醤油)770円
先代から受け継いだ、香ばしさがクセになる豚骨スープに、ストレート細麺を合わせた看板メニュー
昭和53年には居酒屋に業態を変え、現在の場所へ。今では、創業時から愛される「道後ラーメン」に加え、八幡浜の漁港直送の魚介を使った寿司や一品料理、新鮮な生肉料理などを提供している。

道後のおばんざい 550円~
飲み物を注文して料理を待つ間、何品か「おばんざい」を楽しむのが昔ながらの道後の居酒屋スタイル
※写真は牛スジこんにゃく煮、亀の手、甘長じゃこ炒め

炙り鯖寿司(1,320円)
炒りゴマと大葉入りのシャリに、脂がのったサバを炙ってのせた人気メニュー

馬刺し三種盛り(2,640円)
本場熊本から直送される鮮度抜群の馬肉を使った馬刺しは、部位ごとに異なる食感が楽しめる

ネギトロ風に仕上げた馬刺しを押し寿司で味わう「桜うまトロ寿司」もおすすめ
「続けること」が一番のおもてなし。道後の夜を照らす老舗の温もり
店主が何より大切にするのは〝続けること〟。「昔の女中さんが孫やひ孫を連れて来てくれて。そんな常連さんのためにも続けたい」と語る表情は穏やかだ。

大将・高橋克仁さん
昼は他店で料理の修業に励み、夜は店に立ちながら経験を積んできた大将。30年前に父である先代から店を引き継ぐ
手際よく料理を仕上げる大将。道後秋祭りにも積極的に参加するなど道後のまちへの想いを胸に店を守る

壁一面には、酒瓶がずらり。年齢や性別問わず楽しめる、気取らない空気が心地良い

カウンター席の他、小上がりの掘りごたつ座敷も備えた店内は様々なシーンで対応可能
店名は、堀之内のお袖狸神社に由来。縁起の良い名を掲げ、変わらぬ味と温もりで今日も道後の夜を照らしている。

食宴酒房 いよ狸の場所はこちら
食宴酒房 いよ狸の基本情報
店名
食宴酒房 いよ狸
住所
松山市道後湯之町18-2
電話番号
営業時間
18:00~翌3:00
定休日
月末の月曜
駐車場
有