
「特別な空間」をテーマにした、大三島の隠れたスポット
なづなのただいま今治~!
今回は前回に引き続き、のんびりとした島の風景を堪能しながら、絶品ランチを楽しめるスポットを巡る「島めぐり」旅をお届けします♪
次の週末、お出かけのヒントにぜひいかがでしょうか?

「大三島IC」から車で約25分、“サイクルコース”としても知られる南西部の海岸線沿いを進むと、穏やかな風景の中に静かに佇む【Bubuka~歩歩海~】(ブブカ)に出会います。

店内の2階席からは、瀬戸内の海や島々、来島海峡大橋が一望できる大パノラマ!
ここでしか味わえない景色を眺めながらのランチは、日々の疲れを忘れ、まさに「非日常空間」に浸ってきましたよ。

ランチの種類は、瀬戸内の海の幸や旬野菜などを使った和食ベースのランチセット「Bubukaのお昼ごはん」(1,650円)と、自家製酵母パンのサンドと季節のポタージュスープ・サラダがついた「Bubukaサンドセット」(1,210円)から選ぶことができます。

小鉢に色鮮やかに盛り付けられた多彩な日替わり料理、「Bubukaのお昼ごはん」。
季節ごとの新鮮な食材を活かし、地元の農産物や魚介類を使って一つひとつ丁寧に手作りされた料理には、店主の独創的なアイデアと、細やかな技が光ります。

大きくふっくらとした「蓮根まんじゅう」は、もっちりとした食感の中に、プリプリの大粒海老!
蓮根の風味と海老の旨味が絶妙に融合し、食べるたびに新たな美味しさの発見が楽しめる一品。

新鮮な瀬戸内の魚を使った「ブリの冷しゃぶ」には、大三島の特産「柑橘」を使ったジュレソース!
ほどよい酸味と香りを添え、ブリの深い旨味が引き立って美味しい♪
思い描いた理想的な物件との出会い

松山市出身の店主・橋本剛さんは、奥さまのいづみさんと共に松山市の中心部で和食居酒屋を経営していました。
――なぜ大三島に移住されたのでしょうか?
「店を始めて10年が経ち、今後の生活や年齢を考えた時、昼夜逆転の生活が続けづらくなったことが一つの理由です。それに加えて、私たち夫婦は以前から『自然に囲まれた場所でお店を開きたい』という夢を持っていたので、このタイミングで新しい場所を探し始めたのです。」

休みのたびに物件を見て回り、「海が見える場所」を求めて愛媛近郊を探し続けた日々。
しまなみ海道の島々の中でも、大三島は「神の島」とも呼ばれるように、穏やかな空気が流れるその場所に、特別な縁を感じた橋本さん。
最初は、ご夫婦の希望に合う物件を見つけるのは難しいと言われていましたが、探し始めて1年が過ぎた頃、運命的に理想の物件に出会い、2018年3月に念願のオープンを果たしました。
「海の絶景と共に過ごす、特別な時間 ~Bubuka~歩歩海~」

店名の【Bubuka~歩歩海~】は、奥さまであるいづみさんが夢の中で「ブブカ」という響きを感じ取ったことから生まれました。
また、この島の絶え間なく変わる海の風景と、店を営みながら少しずつ歩みを進める姿が重なり、「歩く歩く海」という意味が込められ、「歩歩海」と名付けられています。

築50年近くの古い建物から、お店への改装はほとんどご夫婦の手によって行われ、日常の中に「特別な時間」をテーマに、大きな窓を通じて海との繋がりを感じ、開放感が広がる空間に。

地元の食材を使った料理と自家製酵母パンで楽しむランチタイム、そして美味しい飲み物やデザートで過ごすカフェタイム。
どちらも、この場所ならではの絶景を眺めながら、ゆったりと過ごすひととき♪
ご夫婦の「その瞬間を存分に楽しんでほしい」という想いが、日常の忙しさを忘れさせ、まさに「非日常」の世界へと導いてくれます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

■Bubuka~歩歩海~
場所/愛媛県今治市大三島町宗方7395-2
電話番号/0897-83-1558
営業時間/月・火・金 11:00~16:00(15:00 L.O)土・日・祝 11:00~17:00(16:00 L.O)
定休日/水曜日・木曜日
駐車場/あり
今回紹介したランチ/「Bubukaのお昼ごはん」(1,650円)